「セックスピストルズ。」ウォンテッド マロピさんの映画レビュー(感想・評価)
セックスピストルズ。
斬新な映像表現がウリの本作。
残念ながら斬新だったのは、クルマをクルクル空中回転させるチェイスシーンと「ホイミ風呂」の存在。
あんな風呂があったら入りたい。
タイミングが合えば、アンジェリーナさんのお尻が拝める混浴万歳のホイミ風呂。
だいたい、想像していたとは言え、どこかで見たことのあるような映像の数々。
過去のアクション作品へのオマージュなのかどうかもわからんが、あんまりこの手の映画にしては血湧き肉踊らず。
冒頭から「お父さんは元・・・でした」という展開は最近では「アレックスライダー」で似たような展開だし、空中でスローで銃が飛ぶ様は「アンタッチャブル」だし、ハイライトの主人公が銃をぶっ放しながら疾走する様は「リベリオン」のガンカタをなんだかかっこ悪くしたような感じだし、電車崩落シーンのある場面では完全にルークとダース・ベイダーが頭の中に出てきちゃった。
スタイリッシュのように魅せて、あんまりスタイリッシュじゃない。
デジャブ感でいっぱいの2時間。
弾丸を意図的に操作するのはジョジョの奇妙な冒険・第5部、ミスタのスタンド・セックスピストルズの実写化のようなものか。
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