劇場公開日 2008年10月11日

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僕らのミライへ逆回転のレビュー・感想・評価

全21件中、1~20件目を表示

5.0愛が詰まってる

2023年7月30日
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鑑賞方法:DVD/BD

楽しい

幸せ

自分でも☆5個は点数が甘すぎるかなあと思うものの、でも好きだなあって 気持ちに素直に採点。 はっきりいってB級だと思うのです。 突っ込んだらキリがないしありえないだろうって展開だらけ。でもなんだろうね、嫌いになれない。 周りにいる誰か。例えばいつもホラふいてるとか金にだらしないとか約束をまもらないとか、欠点なら次から次へと挙げられるのに何故だか憎めない、そんな人を彷彿とする作品。 だからキッチリしてるひとにはちょっと合わないかもしれない。 あとはジャックブラックのキモくて変人なところを許せるかどうかがこの映画を楽しめるキモかな。 映画への愛はもちろん、自分の住む町や人や音楽や、いろんな愛がつまった作品だから憎めないのかもしれないなあ。

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こまめぞう

4.0邦題に疑問も作品は面白い

2021年12月6日
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鑑賞方法:DVD/BD

笑える

楽しい

ハチャメチャな役の多いブラック・ジャックだが、今回も相も変わらずハチャメチャ。 ただ、ハチャメチャなだけでなく何かの才能があっていつもハッピーエンドに導くから、安心して見れる。 名作のリメイクづくり(リメイクといってもめちゃくちゃチープ)はもちろん最後の映画は出演交渉から映画作りの舞台裏そして上映会まで見せてくれて楽しめた。 まちのみんなが協力して映画を作るというのがいいし、そこには子供から老人まで一つになっていた。 役所の人間だけが別世界だったなあ。 ラストはちょっぴりほろっときたところで幕を閉じる。ブラック・ジャックファンとしては期待を裏切らない作品だった。 ところで数々のリメイク作品製作にかかった費用はどこからでてたんやろ?

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♪エルトン シン

4.0今さらながら初視聴

2019年11月27日
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泣ける

楽しい

幸せ

映画作り手サイドがテーマの映画にハズレ無い気がする、暗喩であれ舞台設定であれ 映画を作るのが生業なんだから当たり前だろうけどどの映画もすごく心がこもっている感じがする 考えてみれば評判の悪い駄作と言われるモノだって物凄いお金と時間と労力をかけてつくっているんだもんね ならば見る側の私も襟を正すべきかも クソ映画が無いとは言わない(言えない)けれど、例えば序盤でだいたいオチまで見えちゃってガッカリ臭がプンプンの映画と出会ったとしましょう はいはい、このパターンのクソ映画ね、とか斜に構えて残りを消化するのではなく高々2時間ちょっとなんだから心をさらにして1本の映画と向き合いましょう 見終わった後にやっぱりクソ映画だったー!と叫べばいい 肩肘張らず、斜に構えずに映画を楽しむことを思い出させてくれた作品でした エンドロールの曲が素敵でジンとした 俺のブーツを履いて道連れにしてくれー

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バスト・ラー

4.0あふれる映画愛

2018年12月9日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 店主のフレッチャー(グローヴァー)は、ジャズ黎明期のミュージシャン、ファッツ・ウォーラーの生誕地ということを売り物にして店の存続を賭けていたが、時代はDVDへの変化を遂げ、勉強のために旅に出る。  『ゴーストバスターズ』、『ラッシュアワー2』を撮った時点で、なぜだか客のウケがいい。続けて『ライオンキング』、『ロボコップ』、『ドライビングMissデイジー』、『2001年宇宙の旅』、『キングコング』、『キャリー』、『メン・イン・ブラック』etc.と撮りまくることになった。  店主のいない間に店は大?盛。おまけに参加してくれる近所の人たちも増え、評判を呼んでいったのだが、著作権協会から係員がやってきて、撮ったビデオテープはすべて廃棄されることになった。その係員がシガニー・ウィーバー(笑)。  取り壊される前にリメイクではない、オリジナルの作品を皆で撮ろうと、町中の人たちにファッツ・ウォーラーについてインタビューし、彼の一生の物語を撮ることになった。上映会は取り壊しの直前。店の中の100人だけでなく、店外にも数百人の人が集まった。俳優気取りのジェリー(ジャック・ブラック)がとても良い。

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kossy

4.0懐かしきVHS!

2017年10月6日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

感動的に終わるけど、しょうもない映画だと悟ってしまった作品(笑) VHS専門のレンタルショップの映像が、事故によって全て映らなくなってしまう自体に⁈ こうなったら「自分たちで映像を復活させるしかない」!と、自主製作映画を完成させる姿に笑いました! VHSの時代に映画を観ていた人にオススメです。 テープは巻き戻さなければならないとか、磁気の影響で映像が乱れたりとか、平成生まれには知らないことばかり…。 懐かしの映画もたくさん登場するので、対象年齢は確実に30歳以上だと思われます(笑) シュールなコメディ映画です。

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ガーコ

3.5ちゃんとビデオ巻き返してから返さないとね いろんな映画リメイクとい...

2017年2月27日
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ちゃんとビデオ巻き返してから返さないとね いろんな映画リメイクというか、、 してておもしろかった、 この監督が自分主役みたいな感じでとってる やつがネットに上がってて面白かった

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文た

3.0一生に1本くらい

2016年11月20日
iPhoneアプリから投稿

東京国際映画祭2016のプレイベント「TOWER LIGHT CINEMA 〜映画の話をしに来ませんか?〜」で、港区芝公園の野外上映で鑑賞。 ひょんなことからレンタルビデオ店のビデオテープのデータが全部飛んでしまったので、苦しまぎれに勝手にリメイク版を作って貸したら、評判が評判を呼んでお客が殺到。 もちろん、著作権侵害なので、途中でちゃんと怒られます(笑) オリジナルなら問題ない、と、初めてのオリジナル映画を地域ぐるみでつくりはじめ……。 映画を通じて人と人とが繋がりを持ってゆく、ちょっと不思議な映画。 監督の映画への愛が溢れているし、誰だって本当は映画をつくれるんだ、とも感じました。 今はiPhoneで4Kが撮れる時代ですから、なおさらですよね。 わたしも、生涯にひとつくらいは映画を撮ってみたいな、という気持ちになりました。

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ちな姉

3.0映画制作シーンをもっと!

2014年5月9日
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鑑賞方法:DVD/BD

笑える

楽しい

ミシェル・ゴンドリー監督というのとプロットを聞いたら期待値も上がるというもの。しかし期待しすぎたかなー。 この映画の予告編のリズムぐらいで見せてくれたら良かったのに。 リメイク作り出すまでがちょっと長すぎるし、一番楽しい撮影シーンが短すぎ。 ジャックブラックは相変わらず安定のアクの強さだったけどね。 映画愛に溢れてるけど観客が観たいのはその撮影した映画なんだってばよー! ただラストシーンの流れは流石だった。ちょっとホロっときた。

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散歩男

3.5プロジェクト化した映画産業を風刺する

2010年5月3日
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鑑賞方法:映画館

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楽しい

ここ30年ぐらいの話題作を次々に勝手にリメイクしてしまう面白さが最高。「ゴーストバスターズ」の図書館のシーンでは、老婦人にオリジナルと同じようなしぐさをさせることに成功!映画好きには堪らない。ニンマリさせられる。 この作品、内容と同じく、一見して素人の手づくりのような地に足のつかないデキに見えるが、最近の映画が特殊効果に頼りオリジナル性に欠けた作品ばかりになったことに対する痛烈な皮肉に満ち溢れている。「いちど観た映画のリメイクなら素人の俺たちにだってできるぞ」ってなノリだ。 そして、VHSしか扱っていない古いレンタルビデオ店を残すことができないように、どうあがいても映画産業が巨大プロジェクト化していくことが避けられないことも解っている。そんな時代の狭間を描いた作品になっている。 ラストの展開は、スクリーン代わりのシーツを窓際にセットした時点で想像がつく。もうひとひねりしてほしかった。

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マスター@だんだん

4.0普通の映画じゃん

2010年5月2日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

笑える

もっと思いっきりパロディなコメディかと思いましたが どうしてどうして、 物語のラストシーンなど結構感動ものに仕上がっていたりして チープな映画でもみんなで参加すると楽しいんでしょうね ところで賠償金は支払えたんだろうか?

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赤いおじさん

4.5映画好きなら、好きでしょ?

2009年9月22日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

笑える

楽しい

自分達で手作り映画…バカバカしいほど悲しいかな手作りに笑えるでしょ? 本当に映画が好きな人達が自分達で作る映画みたいな… 感動して涙しました…この感性を分かる方…他にも居ますように?

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ペンギン・プリン・ドーナツ

3.0ブチギレたジャック・ブラックが好き!

2009年9月11日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

笑える

楽しい

最近『スクール・オブ・ロック』や『ナチョ・リブレ』などいい意味で丸くなってしまっていたジャックだが、久々にキレた役でおかしかった。破壊的で迷惑至極なのがよい。だが、残念なことに、ほのぼのとしたお話に決着してしまったところが不満。『エターナル・サンシャイン』みたいに徹底的にやってほしかった。周りもめちゃめちゃにしてしまうくらいの結末のほうが面白かったと思う。

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瑞

4.5期待通りの楽しさ

2008年11月8日

おもしろかった! 予告をみたときから気になっていたけれど、期待通りです! リメイクの部分では大笑い! 強引だけど愛があってほろりとします 今のハリウッドへの若干皮肉がこもったメッセージ& モノつくりは楽しいんだよ~っていうあたたかい愛情・・・。 とにかく監督の映画への思いがたっぷり伝わります♪ 素直に楽しめていい気分になれる映画です

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ひろこ

4.0回転をユルめて観得るもの。

2008年10月25日

笑える

楽しい

幸せ

この作品を単なるおバカ映画だと期待して観に行くと、 多分…とんだ肩すかしを食わされるかもしれない。 確かにJ・ブラック&M・デフはバカだ!(役の中でね) 消えてしまったビデオ映像をリメイクする辺りまでは けっこうグダグダした二人のやりとりが続き…まぁ、 大笑い出来なくても^^;失笑出来るシーンが数知れず。 このままユルい展開でいくのかな~と思っていたら、 映画作りに入っても、彼らは本当にユルかった^^; ただそのユルさとテキトーさが「ゴーストバスターズ」 なんかにはなぜか合う。面白い。もっと見せてくれ! たかが20分の素人リメイク作品に行列をつくる人間が いるだけでも、私には面白い。ナンなんだ?こいつら。 だったらもっと、制作過程を詳しく見せて欲しいぞ~! この際どうせなんだから、かのB・マーレイさんにも 声を掛けて、チョイ役で出てもらえば良かったのに~! (「木」になるくらいだから頼めば出てくれそうだ^^;) 悶々とした想いの中、リメイク作がどんどん作られる…。 先日観た「アイアンマン」なんかもそうだったけど、 映画を作ることも、ある意味ヲタク心の極みだと思う。 大した予算もない苦しい映画作りだとしても、 創り上げることに天上の歓びを感じる人間達が集まり、 ある箇所にとことん拘って(でも金銭面で妥協しつつ) 監督ならではの個性溢れる作品が作られるのだから もちろん完成した作品に愛着が湧かないハズがない。 だけど面白いとも決して限らない。…けどね^^; この作品が中盤からグイグイ人の心を掴むのは、 そんな映画本来の楽しさを思い出させてくれるからだ。 あんなシーンこんなシーン、映画が好きでも嫌いでも、 なにか一つくらい心に残る想い出のシーンがあると思う。 それを焼き直すことで、懐かしいあの時代に帰れるのだ。 今作では街の人間たちをも作品に巻き込むので(爆) 彼らは容易にスター気分を味わえるワケだ。楽しいぞ。 だからこれは、マニア向けリメイク羅列作品ではない。 邦題もウマいな~と思った。すべてが「逆」回転する。 それでミライが見えてくるという、時代に逆いながら 感動を味わえる秘訣をユルくもじんわりと教えてくれる。 凝った映像もバカ高いギャラの俳優もオスカー監督も なんにもなくったって、いい映画は確かにいい映画だ。 モノ作りの原点は、やはりオリジナリティなんだと思う。 そろそろハリウッドも、気付いていい頃だよねぇ。 映画そのものが大好き!な人ならきっと楽しめると思う。 ただいつもこういう作品を観て「ズルいよ~」と思うのは、 スクリーン側から観客を撮ること。あの一人一人の顔を 見てしまったらもうダメ、涙腺までもがユルユルだった…。 (古きをたずね新しきを知る。お婆ちゃんの知恵袋かな。)

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ハチコ

3.0不思議な感覚にさせられました

2008年10月25日

泣ける

笑える

正直、最初、この作品に溶け込めず、 楽しめませんでした。 映画の感じがなにか違うのです。 ドキュメント風というか、どこかドラマっぽくないというか。 それで、これはとんでもない駄作にぶつかってしまったのではと‥。 廃屋同然のビデオ屋は建物のメンテナンスの為に 立ち退き要求されていました。 そんなときに、 ジャックは商品のビデオを全部駄目にしてしまい、 しょうがなく、自分たちで リメーク作品を作り始めました。 この辺から、私の感覚に変調が。。。 突然吹き出してしまいました。 頭ではなく、体が可笑しがったのです。 (それからは、溶け込めないものの) 可笑しさに、引きずられながら観ていました。 リメーク版でどんどんビデオ屋さんの利益が上がり 建物のメンテナンス費用を工面でき 立ち退き要求をかわせるかなぁって、思っていたら エイリアンに出ていた、シガニー・ウィーバーが現れて、 著作権違反で彼らを告発し、 リメーク版は全ておシャカにされてしまい、 みんなは失意の底へ。 彼女、悪役にはもってこいですよね! そこから最後の見せ場がやってきます。 とても不思議な感覚の映画でした。 頭ではこの作品をあまり認めていないのに 何故か笑わされ、シンミリとさせられている 自分がいました。

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カサキショー

3.0気持ちはワカルけど

2008年10月21日

笑える

単純

ミシェル・ゴンドリー監督によるジャック・ブラックとモス・デフ出演の 映画愛に満ちた作品。 いや、それよりもミア・ファローが出ていたことに驚いたけど。 ゴンドリー監督ってことで ちょっと期待しすぎたみたいで。 どちらかといえば 監督色よりも ジャック・ブラックのおバカ色が 強い映画に仕上がってました。 レンタルビデオ店の画像が全部消えてしまったところから始まる おバカ達のSwededリメイク版の手作り映画製作。 20分のビデオが何故か街で大ブレイクしてさぁ大変・・・! こういう映画でリアリティを求めるのはナンセンスって分かってるけど 全てのストーリーのきっかけとなるのが 妙な感電って・・・ あまりにも 突拍子がなさすぎな気がした。 ゴーストバスターズやロボ・コップ、2001年宇宙の旅あたりは楽しめたけど キャリー、ラッシュアワー2あたりは観てないのであまり笑えず、残念。 元ネタをどれだけ知っている(観ている)かが この映画をどれだけ楽しめるかに 大きく関わってくるので、90年以降に産まれている若者には あまりおススメできないかも知れません。 だって なんか置き去りにされてる感じがするだろうから。 とかなんとかいいながら、最後にはなんかウルウルしている自分がいて 自分の単純さ、いや涙腺の脆さに逆にビックリした。 Be Kind Rewind =(テープを)巻き戻してね、というタイトルが まぁ 日本語にしたら分かりにくいっちゃ 分かりにくいけど だからって 何でこんな邦題になるのか 理解に苦しむ。 逆に覚えにくいタイトルになっちゃってるよ。 こういうのって 配給会社さんがつけるのだろうけど、 たまにセンスを疑う。マーケティングのつもりなのかな・・・。

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ゆきだるま

1.5う〜ツラかったぁ・・・

2008年10月6日

見事に眠りこけってしまいました。 何度も起きては観ようと努力したのですがァ。。。 この映画で笑ったり泣いたりできないと、 映画好きとはいえないんだろうなァと、 帰り道は軽く落ち込みました。

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杉のっ子

3.5何かを作り上げる喜びを感じる。

2008年9月24日

泣ける

笑える

楽しい

○ 「いや~映画ってホントにいいもんですね~」  という水野晴郎の解説が聞こえてきそうだなぁ。  VHSだけで営業している今にも潰れそうな  街角のレンタルショップ BE KIND REWIND 。  その建物は30年代に活躍した  伝説のジャズ・ピアニスト ファッツ の生家だというが、  再開発のためにいまや取り壊されるかもしれない運命に。  店員のマイク(モス・デフ)は店長のフレッチャー(ダニー・グローヴァー)  から店の留守を預かり、やる気だけは満々のマイクであったが、  近くのトレーラーハウスに住んでいるトラブルメーカーの  友人ジェリー(ジャック・ブラック)が、発電所で感電し、  強力な電磁波を帯びてしまい、  店の全部のビデオの中身が消去されるという事態に。  困ってしまった2人は自作自演で映画をリメイクし、それを客に貸し出す。  すると、その手作りビデオは大好評で、店は大繁盛。  再開発によって閉店を迫られている店長を救おうと、  2人は街の人々も巻き込んで次々と作品を作り出すが、  その行為は違法なわけで、著作権違反なわけで、  ハリウッドの弁護士たちが黙認するわけもなく・・・。  他の作品は観れてませんが、もっとおバカに徹して欲しかったけど、  それなりに面白かった ヒューマンネイチュア や、切なさ一杯で、  ああそういうことかと思ってしまう エターナル・サンシャイン を撮った  監督 ミシェル・ゴンドリー が、たとえチープでも、映画を、  何かを作ることの喜びを実感させてくれる作品を、作ってくれた。  いいでしょ、だから僕は映画を撮っているんだよ、とでも言いたげで、  笑いの中にも、都市再開発についても、著作権についても、  ハリウッドの現状にも、ちょっと皮肉が見えたり、見えなかったり。  オープニングからハンドメイド感を感じさせる映像から入り、  何なんだ?と思っていて、大好きな ジャック・ブラック も初めは、  ちょっと抑え目な作品なのかな、という感じで、  イマイチ乗れないなと思っていましたが、発電所に侵入しようとする時の、  パトロールに来た警察から身を隠すシーンぐらいから  徐々に面白くなっていき、ジェリーが発電所で感電してからは、いい感じ。  怪優ジャック・ブラックとモス・デフの漫才は最高!  と言えるほどハジケてはいなかったけど、  ゆったりとした味のある漫才でしょうか。  ジャック・ブラックは思ってたよりも暴れまわってはいなかったけど、  悪ノリをしてる感じは、やっぱり好きだ。  モス・デフの癒されてしまうような存在感もよくて、  彼らを手助けしてくれるアロマを演じたメロニー・ディアスの、  ノリの良さも、仕切りの良さも楽しい。  リメイクされる作品は、ゴーストバスターズ、ロボコップ、  ライオン・キング、2001年宇宙の旅、ラッシュアワー2、  ドライビングMissデイジー、キャリー、キング・コング、  メン・イン・ブラック、シェルブールの雨傘、ブギーナイツなどで、  全てを観てはいないけど、その一生懸命にチープさ丸出しで、  超が付くぐらいのアナログな製作過程は、作ってる方もすごく楽しそうで、  こちらも楽しくなってくる。  手元にあるVHSカメラを使い、予算なんてない中で、  特殊スーツはアルミホイルで作り、  ビームは飾りをブラブラさせるだけの ゴーストバスターズ。  車の部品を集めて作った ロボコップ。  ジャングル・ジムでのアクション ラッシュアワー2。  その中に面白いアイデアを散りばめ笑わせ、  遊び心が溢れていて飽きさせない。  はっきり言って、ビデオの映像が消えてしまう過程も、  半ばヤケクソな感じのリメイクが話題になる過程も、無理やりと言えば、  無理やりで、ありえないのでありますが、  ホントに単なる苦し紛れで始めた事が、1人、また1人と虜にしていき、  街全体にその面白さが伝わっていき、多くの人を巻き込んで、  参加させ盛り上がっていく。  予算がなくても、機材がなくても、アイデアで、  クリエイティブ精神を発揮すればこんなにも新しいモノが作れるのだ。  それはみんなの希望となり、誇りとなっていく。  デジタル全盛だからこその、アナログの温かさが心地よく、  知ってる世代には古き良き時代を思い出させるようで、  ノスタルジーを感じさせ、不思議な心温まる物語は、  小さいかもしれないけど、そこで起こる奇跡のような出来事は、  ピュアな想いに、映画への愛情に溢れていて、  自分たちで何かを作ろうとすることの素晴らしさを感じさせる。  笑顔にウルっとさせられ、完全にミスリードされてしまったラストに、  いつもはこの手のパターンだと  そんなに巧くいくかよと思ってしまうのだが、反転の素晴らしさに、  映画っていいなぁと思う。  はっぴいえんどにリメイク中 というコピーに偽りなし。

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いきいき

1.5CG全盛に対し、手作り感のある映像にこだわるゴンドリー監督の主張は理解できますが、リメイクに余りにもおふざけが酷すぎます。

2008年9月15日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 goo映画のレビューでgoo3さんが書かれた【ハリウッド版『ニューシネマパラダイス』に違いない】というご意見に思わずなるほど、そうだったのかと思いました。  本作では、80年代のヒット作へのオマージュに溢れています。  しかし、余りにもおふざけが酷すぎます。またベタなギャグが満載なんです。マイクたちがリメイクする作品はどれもハンドカメラのPOVで、時間にして20分。内容のレベルは、小学校の学芸会なみの代物。何でそんなのが、街の評判となるのかがまるで説得力がありません。CG全盛に対し、手作り感のある映像にこだわるゴンドリー監督の主張は理解できます。  メジャーに対する当てつけで、チープなガラクタを集めたような美術でリメイク映画をつくった気持ちは分かるけれど、せめて自主製作映画なみのクオリティーがあってもよかったのではないかと思います。  舞台はニュージャージーのレンタルビデオ屋であり、その街は伝説のジャズ・ピアニスト、ファッツ・ウォーラーの誕生地とされているなどレトロでジャージーな雰囲気たっぷりなんです。音楽もファッツの演奏を随所に使い、センスよく映像とマッチしていました。  そしてマイクたちの映画製作は、街の中に奇跡と感動を呼び起こすことになるのです。最後のシーンは、すごく真面目でハートウォームなので、ラストくらいの控えめなギャグで、ジャック・ブラックにボケを噛まさせとけば、面白くてホロリとさせる作品になったはずです。  ゴンドリー監督のメジャーへの反発心とその意図するシーンがよく分かって、ニタニタ笑える人か、とにかくチープでも、アメリカンギャグが楽しくて仕方ないという人ならツボにはまる作品です。映画マニアの人には、高評価な作品のようです。  なおタイトルは、全然作品とマッチしていませんでした。

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流山の小地蔵