劇場公開日 2009年4月18日

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「京都!京都!!」鴨川ホルモー mori2さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0京都!京都!!

2009年4月27日
鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

単純

万城目学原作、大ヒット小説の映画化。京都を舞台に繰り広げられる“バカ騒ぎ”…もとい、“阿呆騒ぎ”。はい、笑わせていただきましたよ!

 数年前に書店で原作本を手に取った時、『面白そうやし、読んでみようかなあ…』と思ったのですが、結局読まないまま(>_<)。で、映画化が決まり、『京都市内でロケ開始!』というニュースを見て、心密かに完成&公開を楽しみにしておりました。何と言いましても、舞台が“京都”!吾輩、腐っても“京都人”の端くれですので、このことだけでも、公開が非常に楽しみで、うきうきしながら映画館へ行きました。
 結果、『実に面白い!(^^;』ストーリーは、『千年続く祭りの踊りが、何で“レナウン娘”やねん?』みたいな“何でそうなる??”的な甘々なところもございましたが、そんなこと気にせず、ただただ楽しんだ方が勝ち!みたいな映画でした。キャストもなかなか“ツボ”が抑えられていて(鶴光師匠の出演は、大ウケでした(^^;)、“超くっだらねえ青春バカ映画”に仕上がっています。イメージ的には東宝が作りそうな映画ですが、これ松竹制作なんですよね。ここら辺も何か意外でしたわ。

 全編、京都が出まくり!スクリーン見ていて、知ってる場所なんかが出てくるとそれだけで何か楽しく、嬉しくなっちゃいました。場所だけじゃなく、地元民放の雄(?)KBS京都の澤武アナウンサーが実名でスクリーンに登場されていたのには、鶴光師匠の登場以上にウケてしまいました。こんなん、京都人しかワカランがな!
 ただ、なまじ知ってるだけに『何で、叡電降りた人間が、あんな所まで歩いてるねん?』とか『お前等“オニ”引き連れて、一体どんだけの距離走り回ってるねん?!』と言った“実際には考えにくい移動距離&ルート”というのが、気になって気になって…(まあ、“新風館”→四条烏丸ってのは理解できますが…、でも宵山の夜に四条烏丸のド真ん中で、あんなことデキませんて!)。

 京大、産大、立命、龍大…。う~ん、吾輩の母校は、入っておりませんでした。残念!しっかし、同志社が入ってないっていうのもね~(爆)。あと何で龍大は、女子ばっかり??ここ共学でっせ!

~追記~
 見終わった後、エレベーターで一緒になった女子大生と思しき一団が『メチャクチャ面白かった!でもこれ京都以外でウケるんかなあ~?』と口々に言っておりました。禿同でございます。どうやら心配は当たっていたようで…。個人的には残念ですね。

mori2