劇場公開日 2009年3月20日

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「【ポジティブに生きる活力とヒントを与えてくれる良作】」イエスマン “YES”は人生のパスワード 3104arataさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5【ポジティブに生きる活力とヒントを与えてくれる良作】

2021年3月13日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

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・2008年製作のアメリカのコメディ映画です。何事も「NO」といいがちな銀行員カール(ジムキャリー)が、とあるセミナーと出会い何事も「YES」と発言することで人生が好転していく喜劇、という大枠ストーリー。

[お薦めのポイント]
1.観ている人を前向きにさせてくれる物語
2.最終的に地に足の着いたテーマに落ち着かせてくれるので共感性が高まる
3.ジム・キャリーさんとズーイー・デシャネルさんのお似合いカップル感が素敵
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[物語]
・物語中盤までは、なんでも「NOをYES」に変えることで人生うまくいく!ということがすっと入ってきます。とてもポジティブシンキングに慣れます。しかし、終盤に差し掛かるとある疑問が沸き上がってきます。「同時に何人もの人にxxしてもらってもいい?」とお願いされたら・・・すべてに「YES」というのは無理があるし、矛盾が生じるのでは??と思うようになってきます。ここで、いったん、共感性が薄れます。「物語の主人公だからそれができるんでしょ、現実にはそれは無理な話だし」と。笑 しかし、そんな疑念をしっかりふき取ってくれるシーンになると、また一気に共感性が高まります。個人的には、この物語構成が圧巻でした。一旦、突き放しておきながら、伏線を回収するかのようにしっかり引き寄せる感じ。いいですね。

[演出]
・コメディ要素が強い映画なので、目立った演出を感じることはできませんでした。逆に、何も気にせずすらっと観れるように作られている秀逸な演出ともいえるのかもしれません。

[映像]
・特に際立って感じたものはありませんでした。

[音楽]
・特に際立って感じたものはありませんでした。

[演技・配役]
・ジム・キャリーさん、さすがですね。面白さと真面目さを両立させる演技によって、コメディ映画としても自己啓発系映画としても厚みのある作品に仕上げてくれています。カール(キャリーさん)の恋人アリソン役のズーイー・デシャネルさんは、あまり見たことない方でしたが、綺麗でありつつも、役柄の売れないアーティストの雰囲気がしっかり出ていて素敵でした。旅行に行く際の普段とは全く違う可愛らしい格好は特に素敵でした。

[全体]
・サクッと見れるコメディ映画でありながら、実生活でも利用できる人生のヒントを提示してくれている自己啓発系の映画。
・悩み事がある方、ネガティブ志向の方、一度この作品をご覧になってみてはいかがでしょうか。とてもポジティブになれると思います。

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3104arata