秘密結社 鷹の爪 THE MOVIE II 私を愛した黒烏龍茶のレビュー・感想・評価
全6件を表示
センスが光る
秘密結社鷹の爪がネットを通じて日本を買収して世界に売りさばこうとする悪者と戦う。
敵が価値がないと判断して無視した島根県を開発し、それをもとに勝利。
ていうかこの映画、ストーリーはどうでもいい。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
見るからに低予算の映画。登場人物に表情がない。
が、逆にそれが味になっていて、コミカルな会話ともマッチしていておもしろい。
また所々で会社やその商品の名前を登場させ、制作費を賄っている。
制作費残が画面右にメーターで表示されて徐々に減少しており、その名前が出た際ににメーターが回復するというもの。この発想もまたおもしろい。
秘密結社のメンバーは一応悪を名乗ってはいるが、みな善人すぎるほどの善人であり典型的な日本人という感じでホノボノする。
世界征服を目論むのも、世界を平和に平等に、そして恵まれない子供をなくそうというもの。
全編を通じてギャグの連続ではあるが、そういった世界観も随所に盛り込まれる。
最後のシーン、CGで予算を使うため総統の分の予算をもらうとか言って、以後総統が出るたびに描写が適当になっていくのは本当に笑いが止まらなかった。素晴らしいセンスです。
パクリ
面白かったです!!
でも・・・あれほとんどマトリックスのパクリじゃね?www
まあ面白かったからいいんだけど・・・
黒烏龍茶ほとんど関係ないし・・・
さすがフロッグマン何をするかわからない!www
狼と踊るジャスティス。
TOHOシネマズ御用達!
マナームービーでお馴染みの鷹の爪団。
もっと早く第二弾かと思っていたんだけど、意外に遅かった^^;
今回も前回同様、古墳ギャルのコフィーちゃんが併映され、
さらに一般募集された声優陣(エンドロールでその多さに吃驚!)
サブタイトルのネーミングライツが売り出されるなど、、
何かと話題の多いこの秘密結社。悪というより「アク」の強い
ナンセンスギャグが満載なところも前回同様に楽しめます。。
…まぁとにかくくだらない、チープでナンセンスなストーリー
が主で、特別どうのという感想もないのですが、面白い!!
一作目よりはムダが無くなった気がしますね。
お馴染みギャグも多いし、映画の題名をパロッたネーミング、
今回は島根県(作者の地元)を大々的に取り上げ、そこに巨大な
近代的温泉テーマパークを建設しよう~!なんていう、神をも
裏切るフトドキ者が考えそうなネタを次々と繰り出してきます。
パソコンを使ったFlashアニメなので、パソコンネタも満載。
アバター姿や、誤変換(発音も)されたロボはいいですねぇ~。
総統がネット、という度に発音が可笑しいもので(爆)
そのうちヘアネットでも被って出てくるのかと期待しましたが、
それはありませんでした^^;あぁ~残念だ。狼と踊りたい~xx
劇場内、意外に女性陣が多くて驚きました。(私もだけど^^;)
いったい誰のファンなんだ??吉田くん?(私は彼、ですね)
総統??デラックスファイター??菩薩峠くんもアリか…??
とりあえず、リラックスして楽しめること請け合いなんで、
(さらに相応の歳だとなおウケる)
ヒマでヒマでしょうがないから、まぁ観てやるか。のノリで
観にいくくらいでちょうどいいですかねぇ。あ、スイマセン^^;
(ザ・フージアーズのエンディングはイイ!本編よりも?(爆))
参加型映画が「世界征服」を成し遂げる日は近い?
<ストーリー>
「古墳ギャルのコフィー~12人と怒れる古墳たち~」
文化祭の出し物のため、獅子舞の練習をしていたコフィー。しかしその場所は、悪徳不動産屋として有名な、阿武隈さんの家の前だった。ダニエルからも止めるように言われるコフィーだが、縁起ものだからいいのだと続ける。案の上怒鳴られたコフィーは、腹いせに庭にあった盆栽を壊してしまう。
「秘密結社 鷹の爪 THE MOVIEⅡ~私を愛した黒烏龍茶~」
鷹の爪団は、世界征服のためにスーパー"セントウ"ロボを作りあげるが、デラックス・ファイターに冒頭早々に「デラックス・ボンバー」を炸裂されあえなく失敗に終わる。一方デラックス・ファイターはその活躍?のおかげで、関連グッズが飛ぶように売れて企業のオーナーになるが、ある日彼のブログが炎上し株価が暴落。気が付けば、彼の企業は「Mr.A」のファンドに株を買い占められていた。
そのニュースを知った鷹の爪団は、ネットの影響力を利用すれば、簡単に世界征服ができると考え、博士の発明品により電脳空間に潜入することに成功するが・・・
<個人的戯言>
【♪レ~ジ~メ~♪】
関西での公開劇場が限られている上、1日の上映回数が2回しかないためか、前作よりも大きなブースでの公開にも関わらず、結構な盛況振り。
今回もベタなネタはもちろん、かなりマニアックなネタまで満載。マニアック過ぎて分かり難いネタもありますが、その中には世間の動向や流行がしっかり捉えられているものも多いようで(いくつか流行やネット関連のことでよくわからないものが、私自身ありました。また周りの観客の方が気付かないで私が気付いた、かなりマニアなネタもありました)、その辺りはパンフにでもネタバレがあれば、後でもう一度楽しめたと思うので、ちょっと残念です。
バジェットゲージシステム(映画の予算をリアルタイムで表示するシステム。予算を使った場面では大幅に減ったり、逆に映画内で商品の宣伝をすると増えたりするのが、一目でわかる)や、
プロダクトプレイスメント(映画の中で、意識的に商品を使ったり、看板を露出したりする広告の手法)が、
今回かなり観客の方にも浸透していて、ここでかなりの笑いが取れていたのとともに、この他の観客の方の反応が私的にはツボでした。また「リラックスタイム」では、画面上に指示に従い、結構実行している方がおられて、そういう意味でも、劇場でそれぞれの「ツボ」を共有しあったり、逆に他の方の反応を楽しんだりするのにも、劇場での鑑賞した方がより楽しめる作品になっていたのは、まさに監督のFROGMANの思う「ツボ」・・・彼の世界征服は進行中!(何でも「ニューヨーク国際インディペンデント映画祭」で、アニメーション部門の、最優秀作品賞と最優秀監督賞を獲ったり、カンヌ国際映画祭でも上映会が催されたりしたそうな・・・)
【ぐだぐだ独り言詳細】
「古墳ギャル・・・」は、いつもの超わがままで自分勝手なくせに、やたらと人の道みたいのものを説くコフィーと、当然その被害を受けるダニエルのシチュエーションはそのままに、2009年から始まる裁判員制度のお勉強をちょっとしながら、裁判員通しがボケツッコミを経て、最後は「一応」真理を突いたコフィーの言葉に全員が納得しちゃいます。
「秘密結社 鷹の爪・・・」の方は、今回バジェットゲージシステムとプロダクトプレイスメントをふんだんに使い、無理無理商品名を言ってしまうことで、バジェットゲージが増えるというのが相当浸透しているのか、場内大爆笑でした。当然こちらも、吉田君のボケと、総統の突っ込みとダメダメ度、更に相変わらず正義の味方のはずなのに、金に汚く、それでいて淋しがり屋なデラックス・ファイターも顕在。
ネタはとにかく息をもつかさぬほどに大量に盛り込まれていて、中にはちょっと鮮度の落ちたネタもあり、結構個人的には滑ることも多く、おまけにマニアックなネタもふんだんなため、特に個人的にはネットでの流行もの(でもないのかもしれません。何せ疎いもので)のは付いていけませんでした。ただ逆にほとんどの人が笑っていない、もしくは知らないマニアックなネタを、私が見つけて「ニヤリ」なところもあり、どこかは駄目でもどこかは引っ掛かる、それこそ下手な鉄砲も状態です。
でも劇場で観るからこそわかる、「他の観客の反応」が私的にはツボでした。特に予算を一気に使った、安物FLASHアニメではない、CG映像の登場の時の反応・・・チープな作品作りとのギャップを見事に活かして、ここまで計算されたネタは凄いです。あと「リラックスタイム」と称した時間に、あれほどの方が画面の指示に従って、実に素直にされているのも驚きでした。上記のバジェットゲージや素人声優の募集も含め、この参加意識を与えるという、映画的に新しい試みは成功していることがわかりました。さすがに「告白タイム」を利用しているカップルを見掛けることはありませんでしたが・・・
上映館と上映数の問題からの混み具合とも言えますが、すっかり「鷹の爪団」の団員になっている人は急増していて、監督の「世界征服」は順調なようです。
全6件を表示