「自分にも心当たるかいじゅう達」かいじゅうたちのいるところ gazさんの映画レビュー(感想・評価)
自分にも心当たるかいじゅう達
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公開前からチラシや予告の世界観に虜でした。
マイナスな感想を目にして不安になるもやはりどうしても見たい原作と監督の組み合わせ。
後れ馳せながらようやく劇場に足を運んで…結果…大満足!
目眩く見とれるような構図に色彩に心地好い音楽。私にはどんぴしゃ。
OPの落書きからタイトルロールの字体までくすぐられる。あの字体をDLしたい!
ストーリーはマックスが自身の心のかいじゅうに出会い、彼らを見つめ、感じ取り、王様でない事も認め、母のもとへ戻る。
安堵でウトウトする母をみつめるマックスの眼差しを見れば、マックスの成長が容易に想像つく。微笑ましい。マックス君の演技はパーフェクト!
そして見終わって…ふと、何だか自分の中のかいじゅう達をも見てきたような気分に。
こりゃ子供の心中だなんて片付けられない。悪気はないけど身勝手なあんなかいじゅう達は自分の中にも周りの大人にも見当たる。
太陽はいずれ消滅し、それより遥か前に人類は滅びる。
でもせっかく生きるならちっぽけな自分の世界の王様じゃつまらない。
マックスと共に冒険し、かいじゅうたちと共に暮らし、子供大人な自分も少し成長できたような気がします。
劇場で即お買い上げしたサントラも大満足。
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