劇場公開日 2010年1月15日

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「原作の絵本を手に取って、もっとこの世界観を知りたくなる映画」かいじゅうたちのいるところ スクラさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5原作の絵本を手に取って、もっとこの世界観を知りたくなる映画

2020年11月17日
PCから投稿

ベストセラーの絵本作品を原作とした映画。主人公のマックスは姉と遊んでもらえず、母親も仕事や新しい恋人に夢中でなかなか構ってもらえない。寂しさからか癇癪のように暴れ出すマックスの姿は年相応の反応だと思う。ある日、感情の爆発が頂点に達し家を飛び出してしまうマックスは、小舟で海原を辿り、「かいぶつ」たちが住まう島に到着する。

かいじゅうたちはCGではなく、日本の昔のゴジラみたくスーツアクター(ようは着ぐるみ)で撮られているので、なんとも味わい深い映像になっているなーと感じた。これがCGだったら、あまり映画の世界に入り込めなかった。

基が絵本だから子供たちにむけたメッセージ性の強い作品なんだろうけど、ちょっと漠然とした部分が多かったかなと思う。
(大海原を渡るシーンからはてっきり夢かと思っていたけど、ここらへんは明確に表現されていない)原作絵本を読んでからもう一度鑑賞したら、原作が読み手に届けたいメッセージなども理解できてまた違う感じ方があるのかな。

スクラ