トイ・ストーリー3のレビュー・感想・評価
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昨日の後に今日があり、輝ける未来へと道は続く!
「トイ・ストーリー2」制作公開から10年の時を経て本作は、2010年夏にアメリカで公開された作品だが、良い映画である事は知ってはいるが、子供でもあるまいし、公開時に観るチャンスを逃してしまうとつい後廻しになって観る気がそのうちに失せてしまい、結果見なくなる作品が、この手のシリーズものだ。
確か1995年に制作された「TOYSTORY」が日本で公開されたのは、翌年の春休み公開だった様に思う。この作品は日本でもアメリカ同様ヒットを記録した映画だったと記憶している。
この1話が完成した当時は、完全なるCG長編アニメと言う映画の新しいCG技術で全編を制作した作品がこの「TOYSTORY」が初めてと言う事で、映画の新しい歴史を産み出した瞬間でもあったので、当時は皆この作品に目を見張って観たものだ。その後CG技術がハイスピードで進化した為に、これら全編がCGのアニメがトイ・ストーリー以降大量に生産される事になるのだが、今丁度、3D撮影の映画が軒並み立ち並ぶ中で必ずしも3Dで制作する必要性を感じない作品もあるのと全く同様の現象のCG版の幕開けと言う事にでもなったと考えると解り易いと思うのだ。
そしてシリーズ化される作品の大方は、第1作目は良いが段々とつまらなくなると言うのが定番、或いは2作目がコケテ、少し持ち直すのが3作目と言う程度で、余り気乗りしないでいたのが本作の「トイシリーズ3」と言うわけだ。
しかし、遅ればせながら観て驚き、やっぱり面白い展開で、安心出来る良い作品である事には間違いないのだが、果たして子供は何処まで楽しめるのだろうか?と言う疑問が生れる???
昨年話題の「ランゴ」が公開され、アカデミー賞を受賞したものの、この話も奥深くて、子供が何処までこの話を理解出来るのかと言うと、心配が残る作品でもあった。
そう言えば「ランゴ」はそのCG技術を更に進化させた作品として此処まで、トイ・ストーリーから始まるこの17,8年でCG映画の進化の旅は続いて来ているのだ。
映像技術の進化を得た事で、今迄には無い新しい表現が出来る様に成った事で、更に斬新な発想で、想像出来なかった話も容易に作品化する事が可能となって、ここ数年来の映画は多様に進化し、変幻自在の表現が出来る様になり、更にヒートアップしているのは、映画フリークとして、喜ばしい事だ。映画の世界は更に日々進化する。
すると、「トイ・ストーリー3」で、アンディーがかつては喜んで遊んだおもちゃを必要としなくなり、ウッディー以外の、バズ、レックス、豚の貯金箱もポテトも皆を屋根裏へと押し込んでしまうのと同様に、私達は、昔の映画作品を亡き物にしてしまう様になるのだろうか?
過去に作られた作品は劣化し、忘れられてしまうのだろうか?それは自由資本経済の宿命として生産を継続し続けなければ成らない世界では、常に生産された物は、消費、消耗する過去の遺物と化して遠い過去の残骸へと成らざるを得ないのか?そんな事は決して無い事を信じたい!「アーティスト」でサイレントの素晴らしさを見直す目を持った様に、私達も今迄の通って来た道程を大切に護り保護し、その上で新たな創造、想像を果たしていける様になれると良いだろうなと、この「トイ・ストーリー3」を観ながら映画界の未来へと私の心は勝手に空想の旅へと向かって行ったのだ。アンディーの新しい大学での生活が夢と未来を拓く素晴らしい新たなる1歩であるように、今後の映画界も、どんどん豊かな輝ける未来を創造出来たらと願うのだ!思わぬ方向へと話が勝手に展開したが、この先品を観ながら私の映画に対する期待も更に、広がったのだ!
総ての創造された物にも、愛と心が宿る事を私達は忘れては成らないのだ!そっとそんな心を思い起こさせてくれる作品だった。
映画らしい、いいシナリオ
評判がいいから期待してたけど いい映画だった
最後アンディ君による登場人物紹介とかずるい。
それまでさんざんピンチがあって、いかにもいい大団円という感じで思わず泣いてしまったw
アンディ17歳にしては落ち着いてるしw情感豊かだし、脚本的にそれまでのシリーズでもたいして注目されないキャラだったが、とてもいい子だったんだな、というのがわかり感慨深い。
ポニーちゃん親子もいいですね この年齢だとこのくらいシャイな子のほうが賢そう。
細かいところまで本当によく練られたというかよく出来たシナリオだった。
流行り物のスージーズー?だっけ?(デ・ニーロに似てる)ぽいのをマフィアのボスとか イチゴの香りのするクマwww
ソルジャーは最後までモブだったw
屋根裏にしまわれたらモノとしては価値がないわけで、
結局いつか捨てるか、古さでプレミアつくのもあるかもしれないけど、またしまわれるだけ。
ウッディを大学に持ってったとして、感傷的になりながら眺められる(消極的な使われ方)だけみたいな日がいつか来てしまう。
最後まで大切に遊ばれながらゆっくり消耗されていくことが出来たら一番幸せだろう。
最後の最後でそういう一番いい終わり方にもってくるのは、この手の映画の醍醐味ですね。
なんか人生とかぶってみえる。
クマもあの飾り方だとやや早く消耗するだろうが、最後まで役に立てる使われ方に落ち着いたのだ。 ゴミ処分場のマスコットなんてお似合いだ。(フロントの枠にくっつけるなんてカワイイね)
観ている間ぼーっと思ったのだが、ここまで練られたシナリオというのは、ディスカッション方式で作っていたのかもしれない。少なくとも一人で書いたようなものじゃないだろう。
イモムシ組のおもちゃになるのが、そんなにイヤなの・・?w遊ばれてなんぼでしょ?という疑問にもスタッフロールでしっかり対応してる。
なるべく長生きできるように協力体制が出来たということだった。
バズと女の子ウッディの関係も2で盛り上げてちょっと?だったのをここで落ち着かせた もうシリーズ閉める気まんまんだなあ。
最後!
やっぱりトイ・ストーリーはディズニーの中で一番良いと思います。
あの保育園にいたくま最後までやな奴でした。
最後の方のウッディたちが焼却炉で死にそうになったシーンはやばかったです。
うちにある〜〜!!
そのトトロのぬいぐるみは実家にある〜〜!!こんなご時世だからこそ、物を大切にしよう!仲間を大切にしよう!という映画にもう〜、笑いあり、涙あり!とにかく最高でした!!!!!
人は必ず大人になる
人は必ず大人になる。そう考えるとおもちゃって少し切ないな…と思った。大切なおもちゃ、大事にしていた愛着をもっていた大切なおもちゃともいつかは別れが来る。そんな時、どういう風に別れるか…
大量消費社会で、いろいろなものを買い、どんどん捨てられる時代。そんな時代だけど、本当に大切なおもちゃはやはりもう一度誰かに遊んでもらいたいな…
フリーマーケットとか、知っている子におもちゃを上げる。そうやって長く大切にしていきたい…そんなことをしみじみと思った。
アニメ系嫌いだったが
ネプチューンの名倉さんも
オススメしてたので見ちゃいました!
安定して面白く
なにより最後がすごく感動してしまった☆
アンディとまた遊ぶことができたし、
大学にいっても遊んでもらえなさそうだったし
まさかこんなにトイストーリー泣けると思わなかったなあ
さすが!ディズニーいけてる!
子供と家族4人で見に行った。
子供のためにと行ったが、僕自身が一番楽しめたかもしれない。
一番のはまりどころは「ケン」
ケンが登場した瞬間、出たっーって感じで、ひとりでバカ受けして恥ずかしい思いをした。
バービーは知っていても「ケン」の存在を知らない人が多いのかな。
僕は「金持ち父さん、貧乏父さん」で有名なロバート・キヨサキのCDを日頃聞いていて、そこに「ケンとバービー」が華やかな生活、物質的な豊かさの象徴?として出てくるので、たまたま知っていた。
そのくだりのそのままに表現されていたのでそこがすごく面白かった。
おわって家内にその話をすると、「子供よりうれしそう」と言われてしまった。
・・・そうかもしれない。
さすが、ディズニー。見事にはまってしまった。
それにしても
バービーの商標とか著作権とか大丈夫?と思ってしまうのは僕だけ?
ディズニーのことだからちゃんとやってると思うけど。
アニメのおもちゃに感情移入できる!
トイストーリーは私が小学生のころからある作品です。
それが、二十歳になった今、完結した作品を観ました。
トイストーリーとともに育った気になります。
アンディがおもちゃと遊ばないようになってしまった、
社会に出てしまった…
そのときおもちゃたちは寂しさを抱く…
自分のおもちゃたちもそうなのかなと思わず考えてしまいます。
あのおもちゃはどこにあったかな?
たまには日に当ててあげるかな…
おもちゃに罪悪感を覚えました。
ゴミ処理場で火の中に落ちていくところでは、
おもちゃたちが手をつないで覚悟を決めるというシーンにぐっときました。
おもちゃを捨てるということは、こういうことになるんだな…
それだったら、アンディのように、次の使い手に譲るほうがいいな…
色々と考えさせられました。
トイストーリーがこれで完結してしまったのは、
少しさびしい気持ちが残ります。
これからも何か違った形でトイストーリーを観たいです。
感動した!
たかがメジャーなトイストーリーと思いつつ観た!
おもしろいし楽しかったし最後はうまくつながって
ハッピーエンドってかんじ♪
あいつ誰や、あの大学に進級するおもちゃの持ち主が
おもちゃをチビッコに譲る時に、一人ひとり紹介していくんですよ
そこがいっちゃん泣けたな~
おもちゃ=物!?を大切にする とゆうところで
自分に子供ができたら是非みせたい映画となりましたね★
最高中の最高
トイストーリーは1も2も大好きです。おもちゃとの別れで感動なんて非現実的なことですがアンディとお母さんの別れのシーンで子供が大人になって別れるのは親も一緒なんだなと思わせてくれたり、トイストーリーは本当に丁寧につくってるな〜と感心させられました。
それとやっぱり一番はラストのシーン!一人ずつおもちゃを紹介していき、最後には女の子がウッディにバイバイさせるなんてなんとも言えないですね!誰が考えたんだ全く!
3にしてこのクオリティは本当に凄い!
観る前に感じたあえて別れの話やらなくてもいいんじゃないか?と思ったことは杞憂にすぎませんでした。
強いて不満点を挙げるなら悪いヤツの処理の仕方が2とあまり変わらずで腑に落ちないってことと最後の最後までてきたトトロが少し邪魔に感じてしまったぐらいです。
とにかくシリーズファンなら文句なしに楽しめると思います。ぜひ色んな方に観てもらいたいです。
オモチャを捨てられなくなりました
ピクサー最高です☆
3Dで二回も観に行きました。
もう一度行きたい位です。
私の中でトイ1と2は、シンクロしていて、第一作からもうそんなに月日が経ったのか…と驚きました。
お馴染みの仲間たちの繰り広げるストーリー、終盤の焼却炉の場面では本当に皆が燃やされてしまうのか、ハラハラし、皆で頷きながら手を取り合う場面では涙が止まらなかったです。
又、ラストにアンディが皆と再び遊んでくれる場面…カールじぃさんに引き続きまたしても私の涙腺を脆くしてくれました。
ピクサーは、笑いのツボと涙のツボをしっかり抑えていますね。
見たあとはスカッとします!
ケンといい、バズのスペイン語バージョンといい、もうお腹を堪えて笑いました。
愛くるしいキャラクター達にビックリ日本でお馴染みのあのキャラまで…(←セリフは有りませんでしたが)
これを観たら、もうオモチャやぬいぐるみを処分出来なくなりました。
綺麗にしてあげて甥や姪に譲ろうかな…?
大切にされる幸せ。
第1作からすでに15年経ったんだそうだ。(早!)
ということは、当時赤ちゃんだった子供も15歳。
ちょうど今作で描かれる内容とダブりそうな^^;
そんな気配が感じ取れるだけでも感無量な作品。
オモチャが子供に可愛がられ遊ばれて月日が経ち、
いよいよ彼らが岐路に立たされる、というのが冒頭。
そうだよねぇ、オモチャにしてみれば捨てられるか、
しまわれるか、あとはよそへあげられるか、なのだ。
あんなに可愛がられたオモチャとはいえ、其々に
対象年齢というのがある。もちろん生涯大切にされ、
やがてはその子孫にもまた…(これが本望だろうな)
自分を大切にしてくれた持ち主を忘れない、という
基本的なオモチャ精神が活きているのに泣けてくる。
主人公だったアンディもいよいよ大学生に。
カウボーイ人形のウッディだけを連れて大学に行き、
残りのメンバーは屋根裏にしまわれるはずだったが、
手違いと勘違いで保育園へと寄付された彼らを待って
いたのは、前述の対象年齢(低↓)の子供たち。恐怖!
クタクタになった彼らに追い打ちをかけるのが、そこを
牛耳っている熊のぬいぐるみ。持ち主に捨てられたと
思い込む彼は、保育園で彼らに酷労を強いる独裁者
となっていた。アンディの元へ帰るために脱出した
ウッディは、仲間たちを救いに保育園に戻るのだが…。
物語の面白さに加えてリズムもテンポもダレることなく、
彼らの作戦遂行のあとで待ち受けるのが意外な結末!?
よくぞそこへ持っていった!と(爆)褒めちぎりたい思いを
抱えつつ、やはりここでは本当にオモチャ好きでないと
描けない世界観を深く表現できたことに感心させられる。
もしも自分がオモチャの立場だったら?を地でいくような
繊細なタッチだ。私たちもここでふと、昔自分が大切に
していたオモチャに想いを馳せてしまう。あのオモチャ、
どうしたっけ…しまったっけ…捨てちゃったんだっけ…?
今手元にないことを凄く悔いてしまうような瞬間である。
ペットなりオモチャなり(同列にするわけじゃないけど^^;)
人間に可愛がられて、大切にされて、ナンボの存在だ。
彼らの想いを裏切っちゃあならないのだ!(汗)と同時に、
もし自分になにかがあって面倒がみられなくなったら…
を真摯に考えておくべきだということにも気付かされる。
アンディの選択に涙してしまうのはつまり、自分の心に
まだまだ少年なり少女なりが息衝いている証拠なのだ。
私はアンディがウッディをグッと握りしめて自分の方に
引き寄せた仕草がすごく好きだ。
渡したくない!子供相手に大人気ない^^;と思える仕草
こそ、ウッディが彼を慕った最大の理由だったのだから。
(さて我が家のガンダムたちはいつまでいるんだろう^^;)
おもちゃの夢
もうじき80歳の母の初3D鑑賞にこの作品を選んだ。
シリーズ前2作はTV放映で鑑賞していたが、本作は本人もどうしても映画館で見たいと願っていたものだった。
果たしてその内容は。。。。。そして3Dの感想は?
映画は想像以上に素晴らしかった。
青年になったアンディとウッディたちとの別れの訪れ。
ウッディとバズたちの熱い友情。
捨てられたおもちゃたちの辛い思い。
仲間を思う故の大冒険。勇気と信念。
脱出の冒険で、みんなが手を繋いで悲しい運命を受け入れようとした時には涙が止まらなくなった。人形たちが目で物を言う。しかもアニメなのに。。。。感動。
誰かみんなを助けてあげて!!
危機一髪を救ったのがあの「を~~~を!」「神様ぁぁ~~」(笑)でかしたぞ3兄弟!(^0^)
胸がいっぱいになって泣き笑いしてしまった。
そしてウッディの決断とアンディの決断を思う時、おもちゃの幸せはどこにあるのかをあらためて考えさせてくれました。
誰にでも忘れられない宝物のおもちゃがあったはず。
彼らは今どうしているだろう?あの頃私をどう思っていたのだろう?
押入れの奥にあったかな?
母はおもちゃたちの思いと、子供が成長し手元を離れていくことの親側の寂しさを思い出して胸がいっぱいになったようだ。
心配した3D体験は、メガネを掛けてすぐに掛けていることも3Dであることも完全に忘れて物語にのめり込んでしまったとのこと。合格点だった模様。
極上のストーリーと素晴らしいキャラクターと、作り手の溢れる愛情こそがこの映画の全てだと思います。最高です!
今後も何度でも折に触れて見たい作品です。
ありがとうPIXAR!ありがとうウッディー&仲間たち!
追:バズのスパニッシュはセクシーで素晴らしすぎます(笑)
おもちゃに命を吹き込む素晴らしいストーリー
カウボーイい形のウッディ、スペースレンジャーのバズ達は「アンディのおもちゃ」。
いつまでもアンディと遊ぶことを望んでいました。
でも、アンディが大学生になってしまい、おもちゃ達を必要としない時が来ます。
おもちゃ達は、手違いで「サニーサイド保育園」に送られるのですが・・・
10数年前に1作目が公開されたCGアニメ作品「トイ・ストーリー」の最新作です。
おもちゃ達と主人であり友達でもあるアンディとの別れが描かれています。
CGや音響はもちろん進化してるんですが、何よりもストーリーが素晴らしいです。
おもちゃ達とおもちゃで遊ぶ子供との別れというのは、絶対に避けられないものです。
子供がおもちゃから卒業するのは人間なら当たり前。
それを、おもちゃの側から見ると・・・、とても切ない別れになります。
それを真正面から正々堂々と描いた物語は、正しくおもちゃ達に命を吹き込んでいると思います。
途中、笑えるシーン(特に映画ファンの大人なら)も沢山盛り込まれているんですが、
それは、ある意味、感動の結末のための前振り。
アンディに捨てられたと思っていたおもちゃ達。
でも、アンディは本当におもちゃ達を大切に思い、「友達」だと思っていた。
それが判るラスト近くのシーンは感動的です。
何でも簡単に捨てられてしまう、今の世の中。
おもちゃ(それ以外のものでも)に愛情を注いで大切にすることの素晴らしさを教えてくれる名作だと思います。
子供はもちろん、大人にも観てもらいたい作品です。
ちなみに、ジブリのあの名作のキャラクターも出演してます。
台詞は無いですが・・・(苦笑)。
PIXARアニメに外れなし「トイ・ストーリー3」
PIXARの3DCGアニメーション。
声はトム・ハンクス、ジョン・ラッツェンバーガー、ジョーン・キューザック、
ティム・アレン、マイケル・キートンなど。
吹替えは、唐沢寿明、所ジョージ、松金よね子、大塚周夫など
(英語の声優と対応していません)
*
ウッディ(保安官、唐沢寿明)やバズ・ライトイヤー(宇宙戦士、所ジョージ)などと
楽しく遊んだアンディももう17歳。
大学入学で家から出ることになり、持ち物を片付ける。
アンディは悩んだ末、ウッディを大学へ持っていくものに選び、
残りをすべて屋根裏にしまおうとしたが、
母親が捨てるものだと思って道に出してしまう。
みんなは間一髪でごみの回収からは逃れるが、捨てられたと思い、
保育園に行く荷物に入り込む。
ウッディの説得もジェシー(カウガール、日下由美)らには、全く聞きいられず、
おもちゃたちは保育園に入る。
そこでは、クマのぬいぐるみのハグ・ベアが親切に対応してくれる。
ウッディは一人アンディの下に帰ろうと保育園を脱出するが、みんなは残る。
ウッディは、逃げる途中で木に引っかかり、ボニー(女の子)の家に連れられていく。
そこで、ウッディはサニーサイド保育園の恐ろしい話を聞かされる。
果たして、保育園の秘密とは。
戻るのは自殺行為だとまで言われるのは、何故なのか。
**
映像の素晴らしさは語るまでもないが、3Dを大上段に振りかざしたものではなく、
殊更に3Dを意識させるものではない。
途中のストーリー展開もベタながら、おもしろく見ることができる。
大冒険活劇ののち、最後にはしんみりとさせる構成だ。
*
ボニーのおもちゃの中にトトロがいる。
エンドクレジットに宮崎駿と鈴木敏夫にたいするスペシャル・サンクスが記されている。
**
毎々、PIXARの作品には感心させられる。
感想で「さすがディズニー」と書く人がいるが、「ディズニーとPIXARは違うから」
と突っ込みを入れたくなるほど方向性が違っている。
(ディズニーの作品も面白いですよ、でもPIXARのものとは一味違うんだよな)
アンディの一瞬の躊躇など、毎回台詞のない部分の感情のゆらぎにはうならせられる。
単なるおもちゃの冒険活劇ではなく、
大人になっていく自分、大人になってしまった自分へのレクイエムと言えるかもしれない。
かつて『無限の彼方』で遊んだ全ての人へ
普段の僕は日本語吹替がニガテなんですが、このシリーズは気にならない。吹替も達者だし、十何年も前から慣れ親しんだ声だしね。
一時期はピクサー抜きで『3』製作なんて噂も出たのでヒヤヒヤしたけど、元の鞘に戻って良かった。
3作目ともなると流石にクオリティが落ちないかと心配になるが、杞憂でしたね。最終作にして最高峰。いや、これまで丁寧に練り上げてこられたシリーズだからこその高みか。
西部劇、恐怖の幼稚園児、邪悪な玩具、脱獄大作戦、そしてエスパニョールにトルティーヤ!(笑)
3作目でまだこれだけのアイデアが浮かぶか!
ゴミ処理場という、オモチャにとっての本当の地獄で迎えるクライマックスは心臓がキリキリ痛むほどの恐ろしい迫力。
互いに手を繋ぐ姿を見て、頼むから誰も死なないでくれと本気で願った。
絶望的と思われた瞬間に君臨した「かみさま〜」に笑い泣き。伏線の張り方、巧すぎ。宇宙人トリオよ、お前ら最高だ!!
そして忘れ難いのは、アンディがみんなみんなを大事に想ってくれていた事が分かる最後のシーン。オモチャひとつひとつを手に取って紹介する時の嬉しそうな表情。ウッディを庇うように、反射的に引っ込めたその手。なんて雄弁で、美しい仕草だろう。
こんなに優しいラスト、反則だ。
もう泣きに泣けてしようがないじゃないか。
この映画が僕らのハートを直撃するのは、『古い玩具がノスタルジィを喚起させるから』とか、『オモチャに幼少の頃の想い出が詰まってるから』とか、きっとそんな無機質な理由からじゃない。
物心付かない頃の小さかった僕らにとって、彼らは本当の生きた友達だった筈だからだ。
ぶん投げられようが壊されようが文句ひとつ言わず、いつだって空想世界という『無限の彼方』へ一緒に行って遊んでくれる、大切な友達だったからだ。
こんな映画は断じて打算では造れない。無機質なCGに血が通い、時に現実以上にリアルに見えるのは、作り手がこの映画の世界を、数多のキャラクターを残らず心底愛しているからだ。卓越した技術、繊細な感情表現は、彼らの魅力を余さず伝えたいという作り手の愛情ゆえだ。
この映画は、そんじょそこらのヒット映画とは心意気が違う。
鑑賞中に考えた。
僕のかつての友達は、実家の倉庫の中にぞんざいにしまわれて、きっと埃まみれのまま転がっている。
なんて仕打ちだろう。今度帰省した時は、せめて少し綺麗にしてやらないと。
<2010/7/11鑑賞>
大人も子供も感動する上質な映画
ピクサー製作 アニメーション。
トイ ストーリーは ピクサー製作会社の第1作だった記念的作品。第1作から14年たって、第2作が出て、また それから11年たって第3作が出た。恐らく、これがトイストーリーの最終作だろう。
トイストーリーとともに、成長してきた子供達は もうすっかり大人になった。玩具どうしの 冒険と友情を描いたトイストーリーも、観客と一緒にセンチメンタルな終焉を迎える。おもちゃに命を 吹き込むのは 子供の想像力だ。それを失っていくことが 大人になる過程だ。
監督:リー アンクリッチ
声優
アンデイ:ジョン モリス
ウッデイ:トム ハンクス
ジェシー:ジョアン キューサック
バズ :テイム アレン
レックス:ウォーレス ジョーン
など
ストーリーは
アンデイは17歳、大学に進学して寮生活に入るため、家を出ることになった。
荷物を片付けているあいだに、むかし遊んだおもちゃたちが出てくる。
カウボーイのウッデイはいつも勇気と行動力を見せてくれたアンデイーのヒーローだ。ガールフレンドのジェシー。ウッデイの馬ブルズアイ。ロボットのバズ、怪獣で火を噴くレックス。ドクターポークチョップは大きな豚の貯金箱だ。ミスター&ミセスポテトヘッドなど、捨てがたい思い出の詰まったおもちゃたちだ。
アンデイは どうしようかと、思い迷った末、 カウボーイのウッデイだけは 寮に一緒に連れて行くことにする。母親は 玩具たちを保育園に寄付しなさい と言うが アンデイは手放すのが惜しくなって、袋につめて屋根裏部屋にしまうことにした。ところが、手違いがおきて、他のゴミと一緒に、ゴミに出されてしまう。
アンデイに捨てられたと思い込む 玩具たち、、、。ウッデイは懸命に玩具たちをゴミ自動車から救い出す。するとまた、箱に入ってアンデイのもとに戻る途中で、まちがってサニーサイド保育園に届けられてしまう。
おもちゃたちは 子供に遊ばれているときは 動かないで静かにしているが いったん子供達がいなくなれば 動き出して 人と同じに仲間同士で話し合ったり冒険したりできる。アンデイのおもちゃたちは自分達がアンデイの玩具であって、彼の成長をそばで見てきた という誇りを持っている。できることならばいつまでもアンデイのそばに居たい。しかし、自分達はアンデイに捨てられ、新しい子供達が保育園で待っている。みんな 新しい場所で、出会える子供達に 期待に胸を膨らませていた。
しかし、ウッデイは おもちゃたちが 手違いでゴミに出された末、保育園に送られてしまったことを知っている。どうしても、アンデイのもとに、帰らなければならない。ウッデイは 一緒にアンデイのもとには帰らないことにした、みんなに さよならを言って保育園から脱出した。
しかしウッデイは アンデイの家に向かう途中 他の玩具たちから、真実を聞かされる。表面上楽しそうな サニーサイド保育園は実は 玩具の牢獄と呼ばれ ボスのテデイベアの暗黒支配下にあった。いったん 入所した玩具は 使い捨てられるまで脱出不可能だ という。
ウッデイは 皆を救い出して 無事にアンデイのもとに連れて帰ることを決意して、サニーサイドに戻る。
ボスのテデイベアは、むかし持ち主に置き忘れられたことを、裏切られたと思い込んで 人間を敵視していた。新しいおもちゃがやってくると、乱暴な幼児達ばかりの部屋で 壊れるまで相手をさせる。
おかげで、ジェシーもバズも、レックスも 最初の日に、みな傷だらけになってしまった。ウッデイとアンデイのおもちゃたちは、再び一丸となって、厳しい監視を潜り抜け、ゴミの排出口から脱出するところを ボスのテデイベアに見つかって 一緒にゴミ自動車に放り込まれてしまう。
ゴミ自動車のなかで 散々バラバラになった仲間達は、再び集まり力をあわせて ゴミ粉砕機から逃れ、焼却炉から脱出、大冒険の末 ついにアンデイのもとに 帰ることが出来た。そして、ウッデイは 他の玩具たちと別れて アンデイが持っていく箱の中に納まり、ほかのおもちゃたちは屋根裏部屋に持って行かれるのを待っていた。
アンデイが遂に出かけるときが来た。彼は 片付いて広々とした自分の部屋を見回す。何もなくなってしまったアンデイの部屋を見て 様子を見に来たママは、思わず息子の旅立ちに、涙ぐむ。そんな様子をじっと見詰めるおもちゃたち、、、。
ウッデイは考えた末、屋根裏部屋に行くはずのおもちゃたちの入った箱に、心優しい女の子のいる家の住所を書き込んで、自分もそこに入り込む。
とうとう出発。
アンデイは自分が寮に持っていく箱を自動車に積み込む。そして、おもちゃたちの入った箱を 表に書いてあった住所の家に運び込む。恥ずかしがりやの、女の子のいる家だ。
ぼくが、大事にしていたおもちゃをあげる。大切にしてね。アンデイは 箱を開けて、おもちゃを ひとつひとつ女の子に紹介する。これがジェシー これがバズ、ドクターポークチョップもあるよ。紹介しながら 女の子としばらく遊んであげる。そして、箱の一番底には ウッデイがいた。ウッデイだけは、連れて行きたかったのに、、、。でも、おもちゃは 全員一緒で遊んでもらいたがっている。遊んでくれる 子供のために残していくべきだ。アンデイは そっとウッデイにさよならを言う。僕に勇気と正義、友情を教えてくれたカウボーイのウッデイ さよなら、ありがとう。
名残惜しそうに 出発するアンデイ。
後姿を見送るウッデイたち、おもちゃたち、、、、。
というお話。
子供向けアニメーションと言えない。観ている人みんなをホロリとさせる上質の映画だ。
動かないプラスチックのおもちゃが 夜になると飛んだり踊ったり大冒険をしたりする その原動力はこどもの想像力だ。そういった子供心をいくつになっても 持ち続けたいと思う。
たくさんおもちゃが出てきたが、中に「トトロ」がいたのが、うれしかった。「トトロ」を観ると どんなときでも心が優しくなれる。ミヤザキ ハヤオが作り出した世界が どんなにピクサーやデイズニーに大きな影響を与えたか計り知れない。そんなこともよくわかる映画だった。
トイストーリー3、良い映画だ。
期待を裏切りません!
まずは「3D」デビューだったのですが、なかなかですね。文字通り3D、つまり3軸が綺麗に表現されてました。
ただ、10年近く前にユニバーサルスタジオ(アメリカ本家)で体験した3Dに比べたら「ショボイ」かな…。あっちはホントに顔の真ん前にまでキャラクターが飛び出して見えて、思わず手を出して掴もうとしてしまったくらいだったから。
スクリーンを見る、というより、スクリーンを完全に飛び出していて、キャラクターやら何やらすべてが目の前で動いているっていう感じでしたから。
それと…3Dメガネ重たっ
メガネ男子のボクはメガネの上から3Dメガネ載せましたが、重たくて鼻に圧がかかりすぎて痛い。もう何回か観に行くので、コンタクトにしよっと。
でも映画そのものはホントによかった。期待を裏切りませんでしたね。
ボクは泣きました。女性も結構泣いてる方多かったです。
ボクには2つ「泣きどころ」がありました。
ひとつは、「よくやったよ、諦めよう…」と、実際口にはしてないけど、目でそう語りかけていて、皆が手をとり始めたたシーン。皆のあの「目」とくにJESSIEの目にやられました
°・(ノД`)・°・
そしてもうひとつは
入っているはずのないWOODYが箱の中にいて、女の子が欲しいそぶりを見せて手を伸ばしたときにANDYが「ダメ」と言わんとばかりに拒否したが、でも女の子に彼を託したシーン。
色々見方はあるかと思います。
友情、mottaimai(もったいない)、別れ、同情、成長…。
そこいらのモノよりずっと泣けます。いうまでもなく笑えるとこ満載なのはいうまでもありません( ̄▽ ̄)v
ねぇ、あれ「トトロ」だよね?
アカデミー賞はこれで
来年のアカデミー賞はこれで決定? 評判の良さは聞いていたけど、見て納得。そのくらいよかった。シリーズもので、しかも10年ぶりの新作で、よくぞここまで。ピクサー、すごい。間違いなくシリーズ最高傑作。完結編として最高のエンディング。続編もの出来が悪くなっていくのが一般的なのに。
過去2作の積み重ねがあってのエンディングで(とはいえ過去作見てなくても楽しめると思うけど)観客の涙腺刺激しまくりでしょう。作品のなかの時間もちゃんと10年たっているのがいいですね。以前のシリーズで確か「アンディだっていつか大人になるときがくるぞ」みたいなことを言っていたと思うけど、それが実際にそうなった。そのとき、ウッディやバズはどうするのか? それが描かれる。
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