「You're my favorite deputy! 映画史上最高のシリーズ完結編!!…『4』?知らない子ですね…。」トイ・ストーリー3 たなかなかなかさんの映画レビュー(感想・評価)
You're my favorite deputy! 映画史上最高のシリーズ完結編!!…『4』?知らない子ですね…。
カウボーイ人形のウッディとスペースレンジャー玩具のバズ、2人の友情と冒険を描いたファンタジーアニメ『トイ・ストーリー』シリーズの第3作。
前作から数年後、大学への進学を控えていたアンディは引越しの準備を進めていた。彼はウッディ以外のおもちゃを屋根裏部屋にしまい込むのだが、それを良しとしないおもちゃたちは逃走を図り、「サニーサイド保育園」へとたどり着く。彼らはそこでクマのぬいぐるみロッツォから歓迎を受けるのだが…。
○キャスト
ウッディ…トム・ハンクス。
新たなキャストとして、着せ替え人形ケンの声を演じるのは『バットマン』シリーズや『ジャッキー・ブラウン』の、名優マイケル・キートン。
👑受賞歴👑
第83回 アカデミー賞…歌曲賞/長編アニメ映画賞!✨
第68回 ゴールデングローブ賞…アニメ映画賞!
第82回 ナショナル・ボード・オブ・レビュー…アニメ映画賞!
第36回 ロサンゼルス映画批評家協会賞…アニメ映画賞!
第6回 オースティン映画批評家協会賞…アニメ映画賞!
第64回 英国アカデミー賞…アニメ映画賞!
来たる『トイ・ストーリー4』の予習として鑑賞。
いつか観ようと思いつつも、何故か観ることを避けてきた本作をようやく観ることが出来た。
結論から言って…最高すぎるっ✨✨アンディとウッディの物語として、完璧すぎる着地を見せてくれた!!!
これまで『トイ・ストーリー』シリーズを監督してきたジョン・ラセターは、本作では製作総指揮/原案のみでクレジットされている。
オリジナルクリエイターが監督を降りてしまったことで駄作になったシリーズはいっぱいあるし、『2』が良かった映画は『3』でコケるというジンクスもある。過去作が好きな分正直かなり不安だったのだが、いやここまで完璧な『3』って実写/アニメ問わずこれまで存在しなかったのでは?
子供向けアニメの皮を被っているが、この映画の対象が『1』の放映された1995年に子供時代を送った20〜30代向けであることは明らか。
以前はあんなに沢山いたおもちゃたちが、数える程になっている現状に胸が痛くなる。栄枯盛衰というか盛者必衰というか。そして、おもちゃたちもそんな現状を受け入れ、屋根裏部屋にしまわれることもやむなしと諦観している。
おもちゃたちのまとう寂寥感は、自分のようなイノセントな気持ちをどこかに置き忘れてしまったかつての子供たちの心に痛烈に刺さる。
ウッディはおもちゃたちにアンディの家へ帰るよう呼びかけるが、彼の意見は聞き入れられない。ウッディは唯一持ち主に選ばれているわけだから、他のおもちゃたちが反発するのも無理はない。
そこから映画はダークな雰囲気のサスペンス展開に突入するわせだが、実はあんまりこの保育園のパートは面白くない…。
決してつまらないわけではないんだけど、なんか盛り上がらない。『1』におけるシドの家からの脱走と比べると、うーん、もうちょっとワクワクや驚きが欲しかった。
コメディ展開も今ひとつ跳ねておらず、バズのスペイン語なんかは正直ちょっと滑ってた。着せ替え人形ケンの馬鹿らしさが救いですかね。
悪役のくまちゃんのぬいぐるみ、「ロッツォ」の扱いも腑に落ちないというか。
ウッディ&バズと対決するわけでもないし、最後もえぇ…って感じのオチであんまりスッキリしなかった。
ただこの映画の素晴らしさはラストの畳み掛けるような怒涛の展開!
燃え盛る焼却炉の前で、絶体絶命になったおもちゃたちの表情と行動には完全にノックアウト!
こんなデフォルメされたキャラたちに、これほどまでに完璧な演技をさせる事が出来るとは…。ピクサーの演出力の高さはもはや怖い😨
そしてラストのアンディとの別れのシーン。
おもちゃ一つ一つを手に取り、ボニーに手渡していく。今までおもちゃ目線で進んでいたストーリーがここだけ人間目線になって展開します。
映画冒頭でガラクタと言っていたおもちゃを、大切な宝物として扱うアンディに涙涙涙。
おもちゃを一つ手渡すごとに、涙の量も増えていく。
もうやめてくれー!と思っているところでウッディを手に取るアンディのシーンが。
一瞬躊躇するもボニーに手渡すところで完全に涙腺崩壊。
ボニーへの説明で、「ウッディの素晴らしいところは何があっても友達を見捨てないところだ」というアンディ。
アンディはウッディのこれまでの冒険を知らないはずなのに、このセリフを言わせるシナリオの素晴らしさ!
そして最後のウッディの一言。
「あばよ、相棒…」
うわーー、完璧だっ!!😭
このクライマックスには参った。こんなんシリーズをリアルタイムで観てきた観客にとっては劇薬。鳴きすぎで死ぬかと思ったわい。
中盤、少々の中弛みを感じたりもしたのだが、終わり良ければ全て良し。3作品の総括として完璧すぎるエンディングであり、こんな素晴らしいものを見せていただけたのだからこの映画にはなんの不満もございません。
本作がこれまでの物語を完璧な形で締めくくっただけに『4』がどうなるのか心配ですが、ピクサーファンとして見逃せないのは間違いない!!
とにかく次のウッディ&バズの物語が楽しみです♪
※劇場にて『4』鑑賞。…なんやこれ一体?
Lalaさん、コメントありがとうございます♪
やはりこのシリーズは『3』が一番ですよね〜!こんなに泣けるとは思ってもみなかったです😭
『5』に関しては、楽しみ半分不安半分という感じですかね〜…💦
たなかなかなかさん
ブラピのゾンビ映画へ共感コメントを
ありがとうございました。
私もこのシリーズ大好きで
レビューは4しかできていないのですが
やはり3が最高でした。
3のレビューを いつかしようと思います。
キャラクターたちの気持ちや
哀しい境遇も描かれていて
「サニーサイド保育園」でのシーン
泣き笑いでした。
スペイン語Versionのバズも(笑)
着せ替えケンも笑えましたね。
そういえば
Part5ができるとか?
楽しみです(≧▽≦)