「中年の好奇心、なめんなよ」少年メリケンサック shimoさんの映画レビュー(感想・評価)
中年の好奇心、なめんなよ
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映画「少年メリケンサック」(宮藤官九郎監督)から。
モヤモヤしているときは、なぜか「パンク」だなぁ。(笑)
全体的には、たいしたストーリーではないのに、
観終わって、なぜかスッキリした作品とも言える。
暗闇でのメモも、気がつくと予想外に多かった気がするのは、
私の気持ちを代弁してくれている、と感じたからなのか。
その代表的なフレーズが「中年の好奇心、なめんなよ」。
今の中年は私も含めて、好奇心旺盛。
そして、その好奇心を試してみる勇気とお金も少しある。
だから「中年の好奇心、なめんなよ」が私の心に引っかかった。
作品中「壊して、壊して、壊すのが、パンク」、
「パンクってのは、生き様なんだよ」と定義してみたりする。
「パンクは、(演奏なんて)下手でいいんだよ」とただの勢いだけで叫び、
自分たちの実力のなさを痛感してるところが、また面白い。
「若い奴らがつまんねぇから、俺たちに(中年に)食いついたんじゃないの?」
この台詞で、ドキッとした若者もいたんじゃないかな。
さらに、ストーリーとは直接関係ないけれど、
ユースケ・サンタマリアさんが、宮﨑あおいさんを呼び止め、
「みんなが知ってることを、俺知らないことになっているから」。
この台詞、ちょっとハマりそうだな。良くありそうな光景だし。(笑)
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