「勧善懲悪の王道にアツくなる」アイアンマン マスター@だんだんさんの映画レビュー(感想・評価)
勧善懲悪の王道にアツくなる
よく練られた脚本で、荒唐無稽な展開にも無理なく没頭できる。
ロボット的なメカニズムは、同じILMの手による「トランスフォーマー」に比べても、より立体的で作り物とは思えない。
さらに人物設定がいい。テロ組織の親玉も、裏切り者も憎々しく、勧善懲悪の王道を行く。秘書パルトロウ(グウィネス・パルトロウ)は知的で色気もあり、プレイボーイのスタークとの間にキスひとつないものの、男女の深い信頼と愛を演じてみせる。
バットマン「ダークナイト」は悪役ヒース・レジャーの一人舞台だったが、この「アイアンマン」は話の骨格も出演者の布陣もぬかりがなく、子供よりもむしろ大人が観て楽しめる作品に仕上がっているのが嬉しい。
久しぶりにアツくなる。
コメントする