「MCUシリーズ、第1作目」アイアンマン かつさんの映画レビュー(感想・評価)
MCUシリーズ、第1作目
マーベル・シネマティック・ユニバースを1から見直そう企画、第1弾!
全てを見終わった後から見るとMCUの1作目は、その中心であり続けたアイアンマンでしかありえないけど、なぜ公開当時エース級じゃないアイアンマンだったのか?そこあった偶然とマーベル・スタジオの打算。なぜ当時言わばキズモノ俳優だったロバート・ダウニーJr.をトニー・スタークに抜擢したのか?本作のトニー・スタークの境遇とどこか重なるロバート・ダウニーJr.という俳優が演じることの妙。このあたりの裏物語もなかなか面白かったです!
ストーリーもテンポがよく分かりやすくて、最後まであっという間に終わった!という感じでした。私利私欲のために腹黒かったトニー・スタークが、自分のやってきたことの現実を突きつけられて、ドン底の監禁生活の中でインセン博士の身を挺して示した思いなどに後押しされ、自ら世界を救うヒーローになっていくストーリー。一人の人間としてトニーが成長していく展開には、彼へ感情移入しやすかったですね。脱出後、MK-Ⅱの製作の工程は、ホントに見ていてワクワクしました。最後、MK-Ⅱが完成して、トニーに各パーツが装置されていくシーンはかっこよかった!そして、作業ロボット"不器用"が可愛かったですね。空気の読めない消火剤噴射(笑)ただ、大事なところで、大事な仕事してくれましたね♫
ただ、MK-Ⅱでの戦いのボリュームが少なかったかなぁ。。オバディアとの最終決戦もガッツリバトルシーンというよりは、他の機械を暴走させて、ふっとばすという決着だったのでちょっと期待はずれ。。まあ、このあたりは次回作に持ち越しですね(笑)そして、テロ組織:テン・リングスの茶番感。。さすがにあんだけ全く違うもの作ってたらわかるでしょ(笑)
まあ、気になるところもいくつかありましたが、おもしろい作品でした。