「凄まじかった」シークレット・サンシャイン ツネさんの映画レビュー(感想・評価)
凄まじかった
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・何をすれば、何をしたら、シネを救う事ができるのか、が全く想像がつかなくて、この状況設定の秀逸さが凄まじかった。軽口の冗談が原因で息子が誘拐殺人にあった後に救いを求めて信じてなかった宗教に入って、穏やかになれたかと思ったら犯人も救われていた事をきっかけに、唯一の救いだった宗教にも絶望した状況の凄惨さがとてつもなくてたまらなかった。
・好きになるけど言えずにいるなかで邪険にされても、支えになりたいという姿勢が痛々しかったのと、どうしてあんなに冷淡にされて付き合ってられるな、と感心した。また、あぁ、この人、シネのとこ好きなんだなってわかる感じが何だかリアルだった。
・集会を邪魔するために流したCDを何故万引きしようとしたのかが少し気になった。結果、買ったのか、こんな事に金使いたくないとかだったのか。流した曲の歌詞が良かった。
・最初に入ったブティックでインテリアの指摘をするシネの空気読めない感が怖かった。ブティックの人も初対面で何様と陰口を叩いてたのが、いつの間にか仲良くなってたのが謎だった。ラストで冒頭の意見を取り入れてたのも、何で?と思った。
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