ブラインドネスのレビュー・感想・評価
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The kingdom of the blind. ハズレ
2020年に観るべき感染系の映画かなっと思ったら、そうでもありませんでしたね。
感染自体にそんな焦点が当たった話でもないですし、盲目になっているという設定ですが、どうしても盲目っぽい演技してますって感じでした。根本的に盲目の設定なくても似たような話作れないかな、これ?盲目にした意味あんの?
個人的には観なきゃ良かったと思うレベルでイライラした映画でした。
盲目な人々だけでは人類はさっさと滅びます
総合55点 ( ストーリー:55点|キャスト:65点|演出:70点|ビジュアル:70点|音楽:65点 )
かつての世界と社会が崩壊して、新しい社会にそれまでと異なる新しい秩序が形成される過程は人間の持つ欲望や本質が描かれていて興味深かった。唯一目が見える主人公が抱える義務感や使命感と、結末に彼女が抱える不安の対比も悪くない。
でもそのようなものを何がなんでも描くために、物語の現実性を無視した強引な設定が目に余る。世界中が破綻しているようだし、盲目の人たちだけになった世界で人々が食料の確保など出来ないから生き残ることなど出来はしないだろうし、通常の人々やあるいはその死体はいったいどこにいってしまったのだろうか。現実の世界で起こりうることを描こうとしつつ、実は現実世界ではこのようなことはありえない。その設定の甘さが気になった。それに原作が文学作品なので娯楽性は低くてそんなに面白いというものでもない。
勃起はしました
設定が適当すぎて話に入れない。
おそらく初期感染者と思われる主人公をいきなりあんなトコに
放り込まないでしょ?時代や国はわからんが。
レイプするならもっとはよやれや。
いきなり銃持ちだしたら、別の話になるでしょ・・・
途中から目の見えない設定はほとんど意味がなくなってる。
仮に目の見える別の伝染病でも同じ話になる。
監督や役者に思い入れのある人は別にして、この映画を
いいとか言ってる人はアホとしか思えない。
あんまりむかついたので汚い文を書いてしまいました
アホとか言ってごめんなさい。
盲目は人間の本性を炙り出す。
日本人男性から突如始まった「白の病」と呼ばれる失明。
突然、目の前が真っ白になり何も見えなくなるという原因不明の病気は、急速に広がって行きます。
旧精神病院の建物に隔離された感染者達は、ろくな設備もなく衛生状態も最悪な状況の中で、次第に「人間の本性」をむき出しにしていきます。
突然、目が見えなくなってしまった人々のパニックを描いただけの映画ではありません。どちらかというと、その先にあるもの・・・を描いた作品だと思います。
中盤から後半にかけては、目を背けたくなるような場面も出てきます。でも、人類の全てが失明してしまって無政府状態になってしまったら・・・。
全くあり得ない話では無いんじゃないか?と思えるところが怖いですね。
何故か唯一目が見える女性と行動を共にした人々には、人種や立場を超えた連帯感が生まれます。これが作品中の唯一の救いです。
突然に始まった「白の病」は、突然に終わりを迎えます。
その後の希望を感じさせるラストの余韻が何とも言えない作品です。
なんじゃこりゃ
『シティ・オブ・ゴッド』にノックアウトされた身としては,メイレレス監督+豪華なキャスト陣で,すごく期待してたんですが,鑑賞してみると,中盤以降ずっと口あんぐりで,最後はもうあきれながら見終えました.あまりの「ありえね~」ぶりに,もう笑うしかなかったです.
失敗の責任者であるメイレレスを養護するつもりは毛頭ないですが,あえて最大の敗因を探すとすれば,やっぱりこの話は映画には向いてなかったのですね.
原作で味わったヒリヒリするような緊迫感は,「白の世界」を巧みに描写した活字の力によってもたらされていたのであって,映像化された隔離病棟にはスリルを感じませんでした.
病院という閉じた空間内での群像劇,という点を評価する人もいらっしゃるでしょうが,はっきり言ってステレオタイプで新鮮味はなかったです.人格者がリーダーとなる一方で,そこに実力主義の対抗勢力が出てくるという構図は,過去の映画でも使い古されているし,そこに物欲・セックスが絡んでくるというのも凡庸.人種・性別・年齢・職業と,バランスが取れすぎた患者構成こそ,むしろ不自然でした.
集団心理による狂気ドラマなら,『es』の方がよっぽどリアルです(『es』はそもそも実話に基づいているからとも言えますが)
突っ込みどころを列挙するなら,覚えているだけでも,
・妻だけが最後まで感染しなかったのはなぜ?
・女性に蹴られたくらいで,ケガの程度がひどすぎだろ~
・いくら危険な感染症とはいえ,国(軍?)があんな不潔な場所に
感染者だけを閉じこめ,あとは食料放り投げるだけ,なんて非現実的
・ガエル・ガルシア・ベルナルの実力がまったく発揮されていない
・不貞をはたらいた前後で夫婦の心理の機微描写が希薄.しかも,
レイプ候補として妻に立候補してほしい口ぶり.許せるか普通~?
・なぜ火事の時に,都合よく護衛の人間がいなかったのか?
もし彼らも感染したのだとしたら,なぜ死体すらなかったのか?
・スーパーの地下にはあれだけ食料があったのだから分けてやれよ~
・何で伊勢谷友介だけ回復したの? 偶然?
最後に,本作(映画版)の一番の不満は,「白の世界」が人為的に引き起こされたものなのか否かが,微妙にスルーされていること.
たとえば,教会のステンドグラスに目隠しをする行為は,絶対に健常者(=非感染者)しかできないハズですよね.この件を含め,途中で伏線になりそうなポイントはいくつも登場したのに,結局最後まで観客をほったらかし.『LOST』じゃないんだから・・・
『フォーガットン』といい本作といい,どの作品にも変わらず全力投球のジュリアン・ムーアの役者魂には頭が下がりますが,いい加減仕事を選んでほしいです.最後のどうでも良いシャワーシーンであんな露出しなくても・・・
いっそのことラジオドラマにしてしまえば,原作の良さを活かしつつ,きっと視覚障碍の方々にも喜んでもらえたんじゃないかなあ,と思っちゃいました.
個人的には,『ミスト』を超える2008年のトンデモ大賞に決まりです.
原因不明という恐怖。
日本を含め、各国から錚々たる顔ぶれのキャスト陣…!
これだけの人数、どのくらい盛り上がる映画なんだ!?
と期待するものの、とてもブラインドネスな作品だった^^;
やたらと…白い。(爆)のは仕方ないとしても、
けっこうお国柄的なものなのか(汗)肉欲的な趣向が強く、
いくら♂と♀しかいないからといって、そんな展開になるか?
…という部分も多かったなぁ。日本人としては。。
やたら金儲けにあくせくするガエルにも、やや違和感。。
突然の流行り目?原因不明の失明が次々と感染し、
ついに政府もお役御免。とばかりに患者を隔離し始める。
収容施設に押し込められ、食事も薬も満足に与えられず、
患者たちはだんだんと精神を病んでいくのだが、、。
そんな彼らの☆女神☆として君臨するのがJ・ムーア。
なぜか彼女にだけはその白い病が感染せず、失明しない。
なもんで、みんなが彼女に頼る。(最初は他人には内緒)
もし彼女がいなければ、もっと酷いことになってただろう、
あの汚い肥溜めのような施設内部。。何だかもうこの辺り、
白いのを見にきたんだか、汚物を見にきたんだか分からんx
そんな状態だった。空気までが澱んで見えていたし…。
どうせなら汚物にブラインドかけて欲しいくらいだった(=_=)
まぁでも確かにあんなことになれば…つまりそうなるのだ。
リアルな描き方は、ある意味奇想事実を突きつけている。
結局のところ、
病の原因は何?とか、失明しない女性から血清をとるとか、
そういう原因究明&レスキュー作品ではなかった^^;
人間の強欲に満ちた支配意識、弱者に生まれる連帯意識、
窮場をしのぐ最も偉大な力は…じっと耐えることだったのだ。
☆女神☆ムーアはそれを実践している。
それが流行り病なら、いずれ治まる時がくるということか。
それまでじっと現状を維持しつつ、身を守りなさいなのか。
鳥インフルエンザなる脅威にさらされている私達にとって、
絵空事とは思えない恐怖が意識下に生まれてくる作品だ。
(やっぱりコーヒーは香りと、色合いも味わいたいもんねぇ)
踏み絵になって欲しくない
映像、カメラワーク、テンポはもちろんのこと、人間の醜い極限のところ、悲惨な状況、権力とそれに従わざるを得ない状態、その沸点を越えたときのパワー、目に見えないところにある美しさ、目に見えないところにある人間の絆と関係、たくさんの極地にあるものを『シティ・オブ・ゴッド』でスラムのカオスとリアリティを見事に描ききったメイレレスが、またしても見事に描ききりました。
突然、映る景色が真っ白の光に覆われて目が見えなくなる、という伝染病が原因の映画ですが、原因についての怖さではなく、極限の状況に追い込まれたときの人間、そしてそれを乗り越えてその先にあるものまで、メイレレスは明確に描いています。
たまたま目が見えなくならなかった独りの人間への負担、忍耐、孤独、責任感、願い、希望を強烈に突きつけながら。
それはクドクドと説明してくるものではなく、一つ一つのシーンから感じさせ、考えさせてきます。
ときには果てしなくえげつない悲惨なシーンだったり、ときにはとんでもなく美しく高尚なシーンで。
確かに悲惨なシーンはかなり壮絶で怒りすら感じざるをえません。
だけど人間として、他人事ではないというか、決して作られた悲惨さではなく、似たような状況って、歴史の上でも、今世界のどこかでも、そして未来でも、人間が起こしてきたことだったり、起こる可能性が無いとはいい切れないものだとも思います。
でも、ラジオから奏でられる音楽を聞く人々姿、街をお互い頼りながら歩く中聴くピアノの音色があまりに眩しくて。
これでもかというくらい重厚なシーンを見せてきたのに笑いを観客に起こさせる余裕もあって。
あの素晴らしく希望溢れる、美しいラストに繋がって・・・。
文句なしの満点です。
人間とはもろいもの
盲目になった人たちのとる行動は結局は暴力や女でごまかそうとするのとか・・・。
観ている途中で気分が悪くなりました。
うーん、伊勢谷くんの話し方がいまいちでしたね。
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