「夢は前に。現実は後に。」幸せになるための27のドレス ハチコさんの映画レビュー(感想・評価)
夢は前に。現実は後に。
これはねぇ…^^;
私の勝手な自論になりますけど、結婚前の女性と
そうでない女性の場合、観る立場によって感想が
変わりそうな話だよなー。と観ていて思いました。
「結婚」あるいは「結婚式をあげる」ことに対する
スタンスを、「夢♪」だと描かなければ、
未婚女性の支持は得られないと思うのですが
その素晴らしさを27もの花嫁介添人用ドレスと、
美味しそうなケーキやら、大変だけれど楽しい
ギフト選びの準備など、色とりどりの幸せを見せる
ことに今作は成功していました。
でもその分、意外にありふれた脚本の中身と、
なんだかそぐわない(失礼!)キャラクター設定など、
説得力に欠ける部分が多かったような気がしました。
姉と妹。違いすぎる風貌と中身。はいいんですが…
普通選びますかねぇ??あの妹を。(爆)
なんかエドワード・バーンズが馬鹿にみえて仕方ない。
いや、いいんです。彼の好みはどうでも^^;
だけどいくら馬鹿男だって、あそこまで結婚を軽視
しているとは思えません。もっと計算高いでしょ??
あのくらいの地位ならば。(リアルに当てはめすぎか)
「プラダを着た悪魔」のスタッフが…となっていたので
やや期待してたんですが、アチラの方が数段上です。
でも一見、この二人って…?と思わせるペアだった、
主役のキャサリン・ハイグルの確かな演技力と
(目からビームを出さない)ジェームズ・マースデンの
今回はダサダサな格好ながら、歌が上手い(実証済み)
という、凸凹なハーモニーが小気味よく、楽しかった。
キャサリン・ハイグル、今では「グレイズ・アナトミー」
で大人気を博しているそうですが、私はけっこう前の
「ロズウェル」の頃に見た彼女の印象がすごく強くて、
(あの時はすごく意地悪な妹役だった^^;)
おぉ!性格持ち直したのかい!?なんて思いながらも、
子役から培った見事な演技力と、大人っぽく真面目で、
他人のために奔走する心優しいお姉さんを好演してます。
彼女、女性から支持されるタイプじゃないかしら。
(幸せになるためにはドレスのお金を貯金に廻そう(^^)v)