アフタースクールのレビュー・感想・評価
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作品タイトルがうまいなぁ
いやぁ、周囲の皆様が
お奨めするとおり、実に面白い映画でした。
TBSが製作をしていたので、
「やばいっ」と警戒したのですが、
全くの杞憂に過ぎませんでした。
ストーリー、しかけ、作品全体が醸しだす雰囲気。
なんとなく『キサラギ』に似ている気がしました。
役者の演技の脱力感とか、
二転三転するストーリーとか、
最後のオチがわかったときの感覚とか。
ラスト、
急速展開でオチがわかるのですが、
「なるほどね~」って感じなんです。
全くの予想外ではないんですが、
それに近しい予想外って感じで。
劇場全体がクスクス笑う感じの。
実際、大爆笑のシーンはなかったのですが、
劇場全体がクスクス笑うシーンはいくつもありました。
そんな劇場の一体感も
『キサラギ』以来でした。
《2008年1番》との感想を
残している人もいらっしゃいましたが、
大げさではないな、とうなずける面白さでした。
ぜひ、この世界をご堪能あれ!!
【追記】
心に残ったセリフ。
【おまえがつまんないのは、おまえのせいだ】
大泉さんが、佐々木さんに
伝えるセリフなんですが、
なにか自分に言われたようで、
妙に、グサっと心に突き刺さりました。
人生楽しむか、つまんなくするかは
とどのつまり己次第なんですよね。
なんか、変な話ですが、勇気づけられました。
【ストーリー補記】
エンドロール後、
ほんの少し、シーンが残ってます。
そこで、すべての材料が繋がります。
途中で帰らないでくださいね。
そのやりかたも、心地よかったです。
ちなみに、私の見た回は、
フィルムの調子がおかしかったせいか、
そのあとも、なんか奇妙な画像が流れていました。
他の劇場も、同じなのでしょうか?
女は、金のない男と逃げたりしないからさ
映画「アフタースクール」(内田けんじ監督)から。
ヤクザの親分が経営するクラブから、ある女性が逃げた。
その彼女をいろいろな手を使い探しだす・・という
簡単なストーリーだけれど、大どんでん返しありで、
けっこう楽しめたストーリーだった。
その中で、どこへ逃げたか、どんな奴と逃げたか、
いろいろな憶測が飛び交い、面白い。
その中のひとつが、今回の気になる一言。
「女は、金のない男と逃げたりしないからさ」
なるほど・・という視点だった。
どなに好きでも、女性は打算的だから、
金がない男と逃げるとどうなるか、計算できる。
だから、こんな発言になったのだろう。
そんなことも考えず、ただ感情だけで逃げると、
取り返しのつかない人生が待っている、というわけだ。
私にとっては「へぇ〜」というフレーズだった。
非常におしい感じが
基本的にどんでん返しものは好きなので楽しく見ることが出来ました。
ただ、どんでん返しの前があまりにも普通すぎたかな。
一番好きなシーンは最後かな。
エレベーターに乗るところ。
ああいうネタ明かし的笑いに弱いですね。
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