スルースのレビュー・感想・評価
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えーと、まぁ後は勢いでどうにかしましょう!
完全な二人芝居です。
台詞や表情、二人の掛け合いは聞いていて面白いのに、それ以外が全く面白くない。
良い役者を招いても、昔の作品をリメイクしても、そのままじゃダメだから。
リメイク映画に昇華させるなら、観ている観客があっと驚くようなゲームを提案した方が面白かったし、途中からとにかく間延び感がすごい。
役者が言いから、顔のアップや台詞回しだけで勝負しようったって限度がある。
面白くなかったから人には薦めない。
迫力の演技
スルース ふたりの心理戦
洒落たカメラアングル。インテリアがストーリーにマッチした邸宅。
駆け引きにとんだ二人の台詞。有名なミステリー作家とその妻の浮気相手の俳優。妻を寝取られた男が離婚を迫る不倫相手の男を自宅に呼び寄せて持ちかける計画とは・・・。貫禄のマイケル・ケインと製作も兼ねているジュード・ロウの二人芝居。ミステリー作家の狡猾さが垣間見える計画への誘い。裏を探ろうと作家を挑発する俳優。シーンに合った印象的な音楽。
どこまでが本気なのか、ウソか本気か、観ているこちらにも解からない。
ラスト・シーンでクルマから降りるのは誰か、それすらもフェイクか?
銃を撃った作家の意図は?さらに裏があるのか?
監督と二人の芝居に騙されてはいけない。
演技派俳優の心理戦&演技合戦は見物。少々「罠」がちゃちいかも・・・
<ストーリー>
妻と浮気している若い男を自宅に招き入れるベストセラー推理小説作家。若い男は作家に妻との離婚を迫るが、作家は実現したければ、「ゲーム」への参加を提案する。
<個人的戯言>
ワクワクするようなオープニングのカメラ・アングル。そしてぞくぞくする会話の駆け引き。役者同士の演技合戦も見物です。「ゲーム」の内容がちゃちかったり、唖然の内容なのがちょっと残念かも。
頭からいきなりのカメラ・アングルは、この後始まる丁々発止の戦いを予感される、ワクワクするような始まりです。そして人生の、そして俳優のベテランが若者を受け止めるように、最初から始まる会話によるキリキリするような駆け引き。マイケル・ケインは役としても、俳優としても懐の深さを見せ、ジュード・ロウはそれに立ち向かうべく、実年齢(35)よりも更に若い感じのエネルギーを出して立ち向かっていきます。完全な二人芝居のこの映画。この台詞のやり取りは英演劇界出身のケネス・ブラナーの色でしょうか?
ただちょっと残念なのは、肝心の「ゲーム」の仕掛けがちゃちい感じだったり、あるいはあまりに唐突なものに唖然となったりで、台詞のやり取り(これも台詞のそれぞれの内容はやや平凡)に比べやや稚拙。ちょっとここまでエネルギーが残ってなかったのかも。
虚虚実実の駆引きに耳と目を奪われる
見ごたえあり!
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