劇場公開日 2008年6月28日

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歩いても 歩いてものレビュー・感想・評価

全81件中、61~80件目を表示

4.5家族の肖像、その"本音と建前"

2015年4月12日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

怖い

幸せ

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松井の天井直撃ホームラン

5.0ちくちくする、家族のお話

2014年12月18日
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鑑賞方法:VOD

泣ける

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きのこの日

3.5『歩いても 歩いても』

2014年12月8日
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幸せ

阿部寛、夏川結衣、高橋和也、原田芳雄、また樹木希林とYOUの母娘のアドリブ感溢れる掛け合いが何とも心地良い。

ブルーライトヨコハマ、Tシャツくれよ、忘れてもらっちゃ困るのよ、黄色い蝶、黒姫山、のシーンには唸った。
樹木希林と加藤治子の競演も観たかった。

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リッキー Rickie

1.0淡々と

2014年10月7日
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悲しい

してるようだがあまりのリアルさで人間関係が嫌になる。なぜ人は結婚なんかするのか?人間関係を広げていくのか?と思ってしまう。でもこの作品の母娘の掛け合いが演技に見えず二人の演技力に見入ってしまった。歯ブラシとTシャツの話とか細かいところの話がホントにありそうで監督の繊細さを感じた。亡くなった息子を想う気持ち、樹木希林の素晴らしい演技でそこだけに☆☆☆きっとおじいちゃんは3人でのサッカー観戦楽しみにしてたんだろなと思うとさみしくなる。けど現実ってこんなもんだろな、いろんな意味で。

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がい

0.5何も起こらない

2014年7月5日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

知的

寝られる

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カメレオン

3.5何気ない家族模様

2014年2月3日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

難しい

総合65点 ( ストーリー:60点|キャスト:80点|演出:75点|ビジュアル:70点|音楽:65点 )

 何かと話題の是枝裕和監督だが、実は私にとって今回が初めての彼の作品の鑑賞となる。これ一作だけでの判断になるが、系統としては小津安二郎監督に似ていて、何気ない日常の家族模様の中にあるそれぞれのちょっとしたわだかまりや心の棘や思惑がさりげなく描かれる。そしてその演出の質感は良いし、出演者の演技もそれをしっかりと表現していた。「10年くらいで忘れてもらっては困る」場面は良かった。
 だが物語は長男の死以外はほんとにどこにでもある日常生活にすぎなくてあまりに平凡。里帰りなんて面倒だし、そんな状態で帰っても理解しあったり話が合うわけもなく表面的なことばかりでお茶が濁され、本音と建前を使い分けて時間が過ぎるのを待つ。こんなありふれた他人の家族模様を二時間にわたって見せられても正直時間の過ぎるのが長く感じた。観終って少しだけしんみりとするのはあるが、でもそれだけ。湖のさざ波を見続けただけの様な印象。同じ演出でもっと動きのある違う脚本ならば楽しめるように思える。

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Cape God

4.0日常にひそむ家族のタブー

2013年12月22日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

泣ける

笑える

怖い

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arakazu

4.0家族の肖像

2013年12月19日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

泣ける

悲しい

幸せ

絵に描いたような、家族の記録。

輪の中に入る本人たちは、いつも和やかで暖かい表情を見せなくてはいけない。

似すぎた親子ほど、情けないくらい喧嘩してしまう。

家族ほど、厄介な関係はないのだ。

お互いが期待し、お互いが裏切り、いつも自分が正しいと思う。

それでも、いつも平和であるかのようにつくろう。

家族という重たい十字架は、時に、溺れた誰か救い出そうとする。

息子を早くになくした母の憎しみ。

目が不自由になり病院を閉めて隠居になった父の悲しみ。

悔しいけど、家族というのは、自分が飾らずにいられる唯一の場所なのだ。

温かい家族の団欒の狭間で、それぞれの痛みが余計際立ってみえる。

見た人は家族について考えざるおえない、切ない魂のこもった映画。

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momogaria-no

4.5家族のリアル

2012年10月28日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

怖い

幸せ

15年前に亡くなった長男の命日に、良多は再婚相手と連れ子と共に実家に帰郷する。
集まった家族の1日の出来事…。

是枝裕和監督の演出が素晴らしい。
何か大事件が起こる訳でもない家族の姿をじっくり見つめ、見る者はスッとこの家族の中に入り込んでしまう。
俳優陣のアンサンブル演技が絶品。
夫婦役の阿部寛と夏川結衣は、TVドラマ「結婚できない男」での共演もあり、息ぴったり。
とりわけ、樹木希林とYOUのやり取りは演技すら感じないナチュラルさ。

この映画、単なる家族愛の物語と思ったら、肩透かしを食らう。
至る所に家族の本音がチクチク見え隠れする。(勿論、その根底には“家族”というものを感じるが)

特に印象に残ったシーンがあり…
15年前亡くなった長男は海で溺れた少年を助けて命を落とした。
その少年は毎年毎年、命日に拝みに来る。
父・原田芳雄は何年経っても不愉快。「何であんな奴の代わりに息子が死んだんだ?」
母・樹木希林は「来年も必ず来てね」と温かく接する。
息子・阿部寛は「もう来て貰わなくてもいいんじゃないか?彼だって辛いだろう」と諭す。
すると母は静かに「だから来て貰ってんのよ。10年やそこらで忘れて貰っちゃ困るのよ」…。
何年経っても息子を失った哀しみと怒りを忘れない母の本音に、樹木希林の名演も相まって、ヒヤリとさせられるものがあった。

家族または親戚が集まると、綺麗事だけじゃない感情がじわじわと滲み出る。
細かい事が気になったり、いがみ合ったり、ヒソヒソ声で陰口叩いたり…。
それでも家族は愛しく尊い。
あの時ああしてやれば良かった…と、後悔の無いように。

誰もが身に覚えある、家族のリアル。

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近大

4.0何が起こるワケでもない…けど、濃い。

2011年12月2日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

幸せ

「起承!転転転結ーッ!」みたいな感じの、ハラハラドキドキして後味スッキリの映画が好きなオイラ。
そういえば、こういう地味な日本映画を観たのは初めてかも。

親の期待を一身に受けながら、15年前に事故で亡くなってしまった長男。
その命日に実家に集まった家族の、1泊2日を淡々と綴った映画なんだけど、これまたとっても良かったんですわ。

まず冒頭、母(樹木希林)と長女(YOU)の忙しないほどのテンポの日常会話が、小気味好く温かいながら、シビアな険を含んでいて、リアリティに一瞬ニヤリ&ビクッとした。

そのシーンの手料理も、それはそれは丁寧な田舎料理で、思わずじるる〜ッ!

それからの展開といえば…

能天気な娘婿(高橋和也)、腕白し放題の孫たち、
その賑やかさから微妙に距離をとろうとする次男(阿部寛)、
馴染もうと努力する嫁(夏川結衣)と、その連れ子、
長男の死を胸の奥で握り締め続けることを止められないでいる両親(原田芳雄)…

そんな彼等のその2日間には何か事件が起こるワケでもない。
ほんっとに何気ない会話から、それぞれの心情の機微や確執が浮き彫りになっていくんだよね。

それは「兄弟との比較」や「仕事や結婚」、「親の老い」だとか「救われる為に持ち続けてしまう歪んだ思い」だったり、
「口には出さない思いを抱えている、子供なりの気遣いとか美学」だったり…

痛いトコを突かれるような、胸を張れないような、きっと誰もが知ってる想いなんだよなぁ…。

それなりに平和で明るい家庭にも、「家族だからこその小さな厄介」がある。

この映画を観る人それぞれが違った環境を持っているワケだけれども、自分も含めその人達のそれぞれ違う胸の奥底にそっと触れてくるような、温かさと暗さがある…

その「暗さ」をも共有するからかどうか、何故かホッとする映画だったな。

夏の日の急な坂道と、何気ない会話と、ゴンチチの音楽って、どうしてあんなに合うんだろう?
盆の窪あたりからスッと入り込んできて全身に染み渡るような、堪らなく優しい響きでございました。

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オイラ

4.0この監督らしい映画。

2010年11月13日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

笑える

幸せ

是枝監督らしい、メローなストーリー展開。
取り立てる程珍しくもない、家族とその周りの人達の普通な日々の話。

皮肉でちょっと嫌みな言葉のやりとりが、このメローさにチクチク刺激を与えてくれる。
どこの家にも、こういうのあるんだ。って、ちょっと笑える。
樹木希林とYOUの会話は、どこまでが台詞かアドリブなのか、ほんとに分からないくらい自然。
この自然さが、とっても心地よい。
内容なんて全然無い会話なのに、ずーーーーっと聞いていたい。
これが、この映画の大きな魅力の一つです。

自分が子供の時って、おばあちゃんの家に行くのが、とっても楽しかったな。
親戚みんなで集まって、同い年のいとこと遊んで、疲れて寝て。
自分の知らないところで、親はこんな会話してたんだぁ〜ww

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★りんごちゃん★

4.0おばあちゃん家

2010年10月13日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

楽しい

怖い

ものすっごい自然な“おばあちゃん家”が繰り広げられてる。

にこにこおしゃべりしつつ、しかし、その人が帰ったあと家族でホンネを言いあい笑う。。裏でヒソヒソ。よそ様の噂話。リアルだ!
でもYOUさん演じる、明るい朗らかな姉役がいるお陰で、嫌な雰囲気にならず、ニヤニヤして観てられる。
そして、この人が出てこなくなってしまうと、途端、今度はもっと奥の方に隠してあるゾッとするような怖い本音が明らかに。

坂道をひいひい登っている場面が印象的。
ゴンチチの音楽も素敵でした。
そして何より、樹木希林さんの演技がすごい。

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トゥルリラ

4.0人生は、いつもちょっとだけ間にあわない

2009年1月24日

単純

幸せ

住まいから離れたところで上映されていたために劇場公開では行けなかった気になる邦画。

DVD発売してすぐに購入。初回生産仕様には、劇中に作られていた手料理のレシピや監督の謝辞が付いている。

「人生は、いつもちょっとだけ間にあわない」がこの作品を一言で言い表している。
単調にすすむストーリーであるが、あとからジーンとやってくる。
この作品を見た人が家族を思い、間に合わないようなことにならなければと思う。

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もぐもぐかつみ

4.0隠れて聴く曲ぐらい誰でもありますよ

2008年12月8日

笑える

楽しい

幸せ

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shimo

5.0あっぱれ!母娘漫才。

2008年11月11日

笑える

怖い

幸せ

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ハチコ

3.5女って怖い

2008年10月15日
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レナカナママ

3.5あるあるネタ満載

2008年7月31日

幸せ

他の方もレビューで書かれていましたが、親戚で集まる場面でよくある風景が満載でした。
小さいころ、親の田舎に行った時に必ず見る風景ですね。

俳優陣もすごく演技がしっかりしている人ばかりではないでしょうか?
特にYOUさんはハマリ役だな~って感じました。
もちろん他の方もすごく自然で。
見ていて懐かしい気分になれたのもそのせいでしょう。

監督さんの意向に沿っているかは分かりませんが
「親孝行せなあかんな」「じっちゃんばっちゃんに長い間会ってないな」
としみじみ思いました。

あと「お腹すいたな~」とも思ってしまいました。

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とーま

3.0日本の夏

2008年7月17日

楽しい

この映画、期待していませんでしたが良かったです
何が良かったかというと表現が難しいですが、
なんか懐かしい、夏休みにおばあちゃの家に行った
時を思い出しながら映画を見ていました

子供の時は気が付かなかったけど段々と成長して
周りの大人の考えている事が理解できてくると
客観的に見て、あーなるほどと思う場面も多々ある

「いらっしゃい」「ゆっくりしていって」などの
言葉の裏側は・・・実に面白い
樹木希林とYOUのクロストークも面白いね
久しぶりに実家に来た娘と母の雰囲気が出ている

阿部寛も実にイイ
子連れの再婚相手を連れて帰るのだが、ここにも
おばあちゃんの言葉と行動が一見歓迎しているようで
実は・・・みたいな感じが良かった

原田芳雄はさすが演技派
タモリ倶楽部で電車に乗ってハシャいでいるのとは
ガラリ一変、融通の利かない頑固オヤジ役がピッタリ

この映画は派手さは無いものの、今ではあまり見られない
日本の夏が見られると思います

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なおたん

4.5劇場を出た後も余韻を引く良作

2008年7月17日

泣ける

笑える

幸せ

「誰も知らない」の是枝裕和監督が、自分の母親の死をきっかけに作ったという本作は、温かく、それでいてほろ苦い良質のドラマ。最近、劇場を出た瞬間に何も印象に残らない映画が増えてきているが、我々が必ず直面せざるを得ない両親の加齢と、そしてその先にある別れを描いた本作は、見る者の心をざわつかせ、いつまでも心に残るだろう。

……と、これだけだと、見ていて辛くなる重い映画のように思う方もいるかもしれないが、そんなことはない。大切な人たちと過ごす時間を、非常に丁寧に、そして温かく描いているため、見ていてついついニヤニヤしてしまうことだろう。「あー、こういう人いるわー」と、頷かざるを得ないリアルな人物描写も楽しいし、「美味しそー!」と、腹が鳴りかねない食卓のシーンだけでも、劇場で見る価値はある。

なお、役者陣では何と言っても母親役の樹木希林が素晴らしい。「東京タワー」の彼女も素晴らしかったが、本作の彼女も必見だ。

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ダース平太

4.5静かな幸福が広がります

2008年7月16日

泣ける

笑える

幸せ

よかったです。
実はあまり期待をしていなかったのですが、
「あるある」という会話が満載で現実味があふれていました。
見終わったらさわやかで静かな幸福が胸に広がります。

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なつよじ