歩いても 歩いてものレビュー・感想・評価
全81件中、41~60件目を表示
是枝監督×主演・阿部寛が描く大家族の物語
僕はこの映画初めて観ましたが最後の阿部寛さんと原田芳雄さんとその子役の海のシーンとエンディングの音楽が良いと思いました。
樹木希林さんはやはりすごい女優
どこかの親戚の集まりを覗いているかのようなリアルさ
樹木希林さんとYOUさん母娘の遠慮のないやりとり、愛想よく気を使うけど調子の良さが出てしまう娘婿、久しぶりにあった甥や姪への接し方、張り切ってごちそうを作る母とちよっと気難しい父、元子供部屋だった2階の部屋の段ボールが積まれて、物置になっているようなところまですべてリアル!
そして海で見知らぬ子供を助けて亡くなった長男への母の想い、ぶつけるどころのない憎しみ、怒り
樹木希林さんの演技が見事すぎて…絶句。
阿部さんの「いつもちよっと間に合わない」が心に染みました
どこか懐かしい海や坂道の風景も素敵
ひとつだけ気になった次男嫁の息子のパジャマも用意してくれればいいのに。発言がうーんて感じ。
子連れ再婚、息子は初婚
それでも表向には母は娘の孫とも区別することなく平等に接していて、十分できた姑だと思いますが。
世の中の姑はもっと心が狭いぞ。
平成の小津安二郎?
消える訳がない
心の奥底に潜むそれぞれの思い。
平凡な親族が実家に集まる1泊2日を描いた作品。
この映画の裏の主人公は完全に樹木希林演じるとし子で、とし子を中心に物語は進んで行く。
主人公である良多の母・とし子と父・恭平には闇があった。
15年前に亡くした長男・順平の事をいつまでも思い続けている。
思い続ける事は当然の事、だけど少しひねくれた方向で思い続けてる。
順平が自らの正義感で溺れる少年を助け
、順平はその犠牲となってしまった。
少年は今や青年となり毎年仏様に手を合わせに来る。
責める相手がいないから、その青年にいつまでも責任感を与え続け苦しめるという曲がった考えが、とても虚しい。
でもこれが本音。批判も出来ない。
建前や常識、一般的な考えではどうしようもない心の奥底。
まさに「人間」を見せられた。
亡くなった長男にはいつまでも自身の理想を乗せて語り、現実に生きる長女夫婦と次男夫婦に世話を焼く。
人間は様々な思いがあり、例え家族であっても共感出来る事と出来ない事がある。
でも、家族だからこそ気に入らない部分があっても許しあえる。
多少の事では関係は壊れない。
特に親側は子を想う。
父の「次は正月か」という言葉が代弁している。
子は後悔しない様に生活していかなければいけない。
長男は水難事故で亡くなり、二男家族、長女家族が長男の命日に合わせて...
日本の平均的家族像
亡き人は傍にいる
何気ない家族の映画。
●タテマエとホンネと
生々しい
寂しいけどこれが現実かな…
いつも、ちょっとだけ間に合わない。
何にも特別なことは起こらない。
誰も特別不幸と言うわけではないし、誰も特別幸せと言うわけではない。
淡々とした、よくある日本の里帰り。
最初から最後まで、それだけ。
なのに、これほど心に深く染み込んでくる映画って、他にないです。
完璧です。正直な視点で、丁寧に丁寧に作り上げられた、これぞ「日本の映画」でした。
煩わしくて、嫌みで、上っ面で、でも、どこか憎みきれない。
これが「他人の集まり」だったら、絶対に成立しない微妙な距離感。
日本人特有のものなんでしょうね。
大袈裟な音楽もなく、過度の演出もない、絶妙な演技と空気。
老いていく親を思うと切なくなる。
夕日を見るときに似てる切なさ。
いつも、ちょっとだけ間に合わない。
お相撲さんの名前も、親孝行も、人生も。
娘さんは、3歳以上かな?
間に合ったかな、孫の顔。
色々あるけど、親孝行しなきゃ。って思います。
全81件中、41~60件目を表示