「【シン・エヴァンゲリオン劇場版】鑑賞前の復習としてBlu-rayで...」ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破 nawadeさんの映画レビュー(感想・評価)
【シン・エヴァンゲリオン劇場版】鑑賞前の復習としてBlu-rayで...
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【シン・エヴァンゲリオン劇場版】鑑賞前の復習としてBlu-rayで見直したが、感想内容は映画公開時の初見の内容です。
少女は少年のために、少年は少女のために。
「序」ではTV版と大きく異なることがなかったが、この「破」では新キャラクターのマリの登場を象徴として、TVシリーズの第八話『アスカ、来日』から第拾九話『男の戰い』までを大胆に新規作画でリメイクして、最後にまだ見ぬ世界へと誘って完結した。いくつものエピソードをまとめているのに違和感を感じずに新たな興奮と戦慄を誘う見事な再構成だ。エヴァ3号機との凄惨な闘いのシーンで流れる場違いな曲も不思議とマッチしていてエグみを感じた。
その過程でシンジとレイの性格にも見直しが入り、二人共TVシリーズよりも前向きな性格になりお互いを意識しているようにさえ見受けられる構成となっていた。
個人的にはこの変化は歓迎で、新劇場版として新たに作り直すのだから同じことを繰り返しても意味はなく、旧劇場版から10年経過した時代に合わせた変化と捉えた。
実際、こういう展開も期待していた自分もいたしね。
だが、一緒に見た友人は、こんなのはエヴァンゲリオンじゃないと激怒した。
エヴェンゲリオンの本質を否定している本作は作る意味はなかったと言い切ったのだ。
自分はそれは要素の一つであって、本質ではないと思う。
何故なら興奮して次回作を楽しみに待っている自分がいるのだから。
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