ネタバレ! クリックして本文を読む
................................................................................................................................................
顔と歌に自身のある女子高生が、好きな男に歌ってる顔を撮られ、
学級新聞に掲載され、産卵中の鮭みたいと言われる。
可愛いという意味だったのだが、傷ついて合唱部の退部を決意。
その時にヤンキーだらけの高校の合唱部の合唱を見る。
彼らは尾崎豊の歌を、心に響くように歌う表現力を持っていた。
感銘を受けた主人公は彼らと話し、格好にこだわるなと教わる。
また主人公に嫌がらせをして来る女生徒がいたが、和解する。
小学生の時、歌が下手で男子からからかわれて泣いている時、
主人公が自信満々で歌い出したのを恨まれていたのだった。
人間的に成長し、それに気付いて謝ることが出来たのだった。
合唱コンクール本番、ヤンキーらも出場する予定だったが、
ヤンキーの格好が主催者側にNGとされてしまう。
誰か出るかって反発してた所に主人公が来て、カツを入れる。
格好にこだわるなって言ったのはお前らやろうが、と。
彼らは心を入れ替えて、髪を黒く染めなおして参加、感動を呼ぶ。
結局主人公らが優勝し、そのアンコールで会場が一体となって合唱。
歌う事の楽しさに改めて気付いたのだった。
................................................................................................................................................
いやー、期待せずに見たのだが、思いのほか面白かった。
夏帆が天真爛漫な女生徒を好演。といか、若くて演技は今一つだったが、
おそらく本質的に主人公のキャラとマッチしていたのだろう。
ヤンキーにカツを入れるシーンとか会場一体となってのアンコール合唱とか、
あり得ないしベタなんやけど、それはそれで感動したかな。
美貌と歌のうまさに自信過剰になって自己主張が強かった人間が、
色々な事を経験して人の気持ちがわかるように成長して行き、
最後は周囲に感謝しながら今を生きるという姿がうまく描かれていた