光州5・18
劇場公開日 2008年5月10日
解説
80年5月に韓国で多くの死傷者を出した“光州事件”を題材とする衝撃の人間ドラマ。両親を早くに亡くして以来、高校生の弟ジヌの親代わりを務めてきた心優しい青年ミヌ。ある日彼は、想いを寄せる女性シネとジヌとの3人で映画を観に行くことに。ところが、映画館の外で民主化を求める学生たちと軍との衝突が起こり……。主人公ミヌを「殺人の追憶」のキム・サンギョン、その弟を「王の男」のイ・ジュンギが熱演する。
2007年製作/121分/韓国
原題:May 18
配給:角川映画
スタッフ・キャスト
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2021年12月16日
iPhoneアプリから投稿
これが事実だったことがなんとも辛い。1980年、そんな昔の話ではないんだから。
なんの武器も持たない市民に対して銃を打ちまくるとは、、、何度も恐ろしい。途中で市民も武器を奪うが、訓練された軍人たちに敵うわけもなく。やりきれない想いになる映画でした。
2021年11月10日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
1980年に起きた光州事件は、韓国政府が隠蔽してきたため、明らかになるのは遅れた記憶がある。
民主化を要求していたデモ隊に軍隊が発砲、多数の死傷者を出した。
このような恥ずべき歴史を正面から描ききっていることは称賛に値する。
2007年の映画でしたが、とても迫力があり
人間味にあふれる映画でした。
また名前だけ知っていた事件についても更に知るきっかけを与えてくれたように思います。
2021年5月20日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館
光州事件を描いた映画といえば「タクシー運転手」が思い浮かぶが、これはそれより10年前にできた映画。
クーデターを起こした軍がその正当性をアピールするために民主化運動を弾圧しただけでなく、一般市民も暴行し死亡させていった。何もしていなくても大事な人が軍に殺されたらそりゃ市民は立ち上がる。
軍に歯向かうことに慎重だった人たちも最終的に総結集して、そして殺されていった。やはりというか、悲しい結末しか待っていなかった。
正直、前半の登場人物とその関係性説明のパートが意外と長くてダレてしまうし、後半もさぁ泣きなさいって感じの展開。それでも思いっきり泣かされてしまう。これって映画の作り以前にこの光州事件という史実の重みがなせる技だと思う。劇場の周りでもかなりの人が泣いていた印象。
それにしても、本作でも主人公はタクシー運転手だった。何かの意味がある?それとも偶然?奇妙な共通点だった。
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