光州5・18

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光州5・18
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解説

80年5月に韓国で多くの死傷者を出した“光州事件”を題材とする衝撃の人間ドラマ。両親を早くに亡くして以来、高校生の弟ジヌの親代わりを務めてきた心優しい青年ミヌ。ある日彼は、想いを寄せる女性シネとジヌとの3人で映画を観に行くことに。ところが、映画館の外で民主化を求める学生たちと軍との衝突が起こり……。主人公ミヌを「殺人の追憶」のキム・サンギョン、その弟を「王の男」のイ・ジュンギが熱演する。

2007年製作/121分/韓国
原題:May 18
配給:角川映画

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映画レビュー

5.0ウンコという絆で結ばれた戦友

kossyさん
2018年10月30日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 当時の韓国の情勢など知る由もなかった1980年。隣国でこのような残虐な事件があったことに衝撃を受け、軍事政権に対する憤りのおかげで映画館の席を立つまで身体の震えが止まらなかったほどでした。徹底抗戦を繰り広げる光州市民の決断について、日本でこんな事態になったなら?等々、考えさせられることも多く、ずっと心に残りそうな映画。

 両親を早くに亡くしたタクシー運転手ミヌ(キム・サンギョン)と高校生のジヌ(イ・ジュンギ)の兄弟。ミヌはジヌと同じ教会に通う看護師シネ(イ・ヨウォン)に恋していた。同僚インボン(パク・チョルミン)の後押しもあって、なんとか映画に誘い出すことに成功。弟も同伴でコメディ映画を観ていたら、催涙弾とともに傷ついた男が兵に追われて助けを求めて館内に・・・

 1979年の朴正煕大統領暗殺によって訪れた束の間の民主化の兆し。平和に暮らす国民の前に立ちはだかったのは軍による学生デモの鎮圧であった。全斗換退陣、金大中釈放などのシュプレヒコールを行う学生たちに襲いかかる理不尽な力。デモとは関係のない一般市民にも軍隊による残虐行為が繰り返されるのだ。

 韓国でもタブーとされてきた光州事件を暴くドキュメンタリー映画のような内容を想像していたけど、力のない小市民が極限状況においていかに抗戦するようになったかという心理状態や家族や恋人のみならず、同じ市民への愛も感じられるドラマでした。大学生の息子を殺された盲目の女性、父親を殺された幼子、同級生を殺された高校生たちやその教師。感情移入せずにはいられない・・・

 シネに対する中学生並の純情な愛に微笑ましくなり、演ずるイ・ヨウォンが徐々にともさかりえに見えてきた。鼻と口元がとてもよく似ているんです。その父親は元軍人であり、市民軍の隊長となるアン・ソンギ。終盤にキム・サンギョンが彼に「アボジー」と泣き叫ぶシーンに涙がこぼれ、追い込まれた市民兵が「名前を忘れないでくれ」と次々に無線機に呼び掛けるところで大泣きでした。

 軍事クーデターによる政権がいかにおぞましいものであるか、権力による情報操作がいかに世の混乱を拡大させるか、などとあれこれ考えてる中、末端の兵士だって同じ韓国人なんだと思うと、ますます悲しくなってくる。事件が拡大した原因には兵役義務があったり、国民性の違いがあるためと簡単に片づけてしまう嫌韓の方もあろうが、このような惨劇はどこの国においても起こる可能性があるものだ。軍隊(自衛隊だってそうだ)は決して国民を守るための組織ではないということを忘れてはならないと思う。

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kossy

2.0泣いてください、、の韓国映画

ぢうりさん
2012年12月14日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

怖い

酷い事件ですね、こういうのを映画化するというだけまだ救いがあると思います。

この映画はかなりくどいです。終盤は泣け泣けオーラ満載で、「ちょっと・・・もう良いから」と疲れました。
最後の集合写真、あれは要るのかな。

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ぢうり

1.5辛口でスマン

2008年5月20日

悲しい

怖い

「軍政と民主化の武力衝突×韓国映画=涙物」決まりきった構図。な~んて言ったら、韓国映画が好きな人に起こられるかもしれませんが、やっぱりそうなんだもん。イ・ヨウォンの演技が唯一の救い。泣き方が、映画向きじゃないっていうか、ちょっとヘンなんだけど、それが新鮮なの。例えば自分が本気で泣く時って、決してキレイじゃない。他人には見せられないような、そんな不細工な感じが表現されていて、上手い!って唸っちゃった。暑苦しい男性陣と比べると存在薄ってところが、かえってリアルだわ。

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ウエイトレス

5.0歴史に刻み込まれた悲劇をラブストーリーにまとめ上げた傑作

2008年5月5日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 このような民族の歴史に刻み込まれた悲劇的事件を、時にユーモアを交えながらのラブストーリーにまとめ上げたところがすごい作品です。
 戒厳軍のあまりの非人道的な振る舞いに、事件に飲み込まれていった二人が、引き裂かれていく様は、涙なくしては語れません。涙腺を直撃するラストは、やはり韓国映画の王道を表現しています。
 邦画がこれをやるとすぐ政治色を出し、監督だけが怒っていて、観客は白けてしまいがちです。そして、民衆対権力という構図で、群像劇にしてしまい、誰に感情移入していいものか掴みにくい作品になっていたことでしょう。
 この作品の成功は、なんといっても主要人物を絞り込んで、事件を背景に廻し、もっぱら主要人物でドラマを組み立てたことにありました。
 枠を固めるキャラも個性的な面々で、戒厳軍が攻めてきて、命の危険があるなかでも、ギャグを連発しているのです。取り巻きの軽妙さが、この作品の重たさを和らげていました。

 それにしても、ショッキングな映像でした。
 同じ同胞同士が、無差別に女も子供も老人も、暴徒といたというだけで無差別に殺されていいものでしょうか。いくら上官の命令でも、撃ち殺す中には、自分の親類縁者もいたかも知れません。軍事政権の狂気を身にしみて感じずにはいられませんでした。しかも撃ち殺すシーンにおいて、一切妥協ないのです。ああっそこは撃たないで!関係ない人でしょと叫びたくなるようなところへも、構わず銃弾は飛び交い、次々に血しぶきを上げて人が倒れていきました。映画とはいえ、目を覆いたくなるような惨劇です。
 父親が撃たれて倒れたところにしがみついてなきじゃくる幼子。その子を助けようとして犠牲になる市民たち。せめて救いなのは、幼子に銃弾が当たるシーンを免れたことでした。
 医者も例外ではありませんでした。けが人の救出に出動した救急車まで、戒厳軍は狙い撃ちし、医者を殺したのです。

 やがて主人公ミヌの機転で、戒厳軍は一時撤退を余儀なくされます。
 ここで撤退理由として、市民側がTNT火薬を用いて戦車などの破壊予告をしたことになっていますが、実際は市民側が戒厳軍の戦車などの戦備や火器を奪い応戦したのです。製作予算の制約もあったでしょうが、実話通りの市街戦があったほうがより迫力があったでしょう。

 いざ撤退となって、軍の前ではしゃぐ市民に飛んでもないことが起きました。撤退の刻限となり、国家が流されて、厳粛な表情で市民が奏上しているとき突如として、戒厳軍が無差別射撃を始めたのです。
 この作品が韓国の国民を捉えた要因として、国家を神妙に歌っている愛国民を無差別に銃撃したこのシーンに特に強い衝撃を受けたからだと思います。
 この銃撃で、ミヌは目の前で弟を殺されて逆上。恋人シネの父親フンスが組織した市民軍に参加します。
 作品では、突如ラストに市民軍は孤立したような描かれ方をします。フンスが語るアメリカの空母が来たら自分たちは終わりだということも唐突でよく解りませんでした。
 ここは史実通り、指導部が闘争派と協商派に分かれて分裂し、一部闘争派を残して自主武装解除を行ったこととアメリカが鎮圧を黙認したことを描くべきでした。
 ただ物語は史実よりも、恋するミヌとシネにどのような運命が待ち受けていくにポイントがおかれています。
 ふたりがやっと愛を確認しあったとき、どのような悲しみが待ち受けていたのか、映画館でハンカチを握りしめて、見届けてください。
そして人と人とが愛し合うことの深さと、命の重たさを感じずにはいられなくなることでしょう。

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流山の小地蔵
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