ALLDAYS 二丁目の朝日のレビュー・感想・評価
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新宿二丁目
タイトルはパロディセンスがあるんだけど、内容は全くパロディになってない。戦争孤児だった真雄はストリップ小屋で踊り子にダンスを教えたりして暮らしていた。女を受け付けなく、赤線でも逃げ出した。オカマの八百屋の清さんと知り合い、ゲイの世界をかいまみたり、真雄を好いている家出娘のさと子を振ってしまったり、戦後の色濃い新宿二丁目を生きている青年。片目の前田という男を追っていた真雄。赤線反対派の集会に参加していたさと子と再会する。 なんだかストーリーがとても断片的なのが残念。プロット自体は裏社会の中でも真っ当な生き方をする人にスポットを当てているようで、趣旨ははっきりしているのだが・・・。随所に散りばめられている昭和30年代の東京の写真が効果的だし、赤線地帯のセットも金がかかっているように思える。ちょっと惜しい作品。
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