劇場公開日 2008年12月20日

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「怖さより、深い哀しみの余韻」悪夢探偵2 グッドラックさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0怖さより、深い哀しみの余韻

2010年8月21日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

悲しい

怖い

悪夢の中で活躍する探偵、興味をひかれました。
hitomiの出演で話題だった「悪夢探偵」の続編ですが、怖さの趣がだいぶ違います。私は、探偵・影沼京一自身の悪夢にも深く関わる本作の方が面白かったです。

夢と、過去の記憶と、現実とを行き来し、境界も曖昧さを増していきます。
松田龍平と子役の表情がソックリ、違和感ないのがありがたかったです。

何回か観た時、登場人物の誰の恐怖に共鳴するかで怖さの質が変わってくる、凝った作りだと思いました。怖さより、深い哀しみの余韻でした。

荒んでいて、でもあどけない表情を見せる京一、松田龍平ははまり役でした。
テーマ曲と共に現れる悪夢探偵はカッコいい、スクリーンで観たかったです。

ハンディカメラのようなブレた映像は、効果的な所と鑑賞の限界超えた所がありました。

グッドラック