劇場公開日 2008年7月26日

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「不細工パンダでよかったのかどうか…」カンフー・パンダ ダース平太さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5不細工パンダでよかったのかどうか…

2008年8月18日

笑える

楽しい

吹替え版で鑑賞。本当はジャック・ブラックやアンジェリーナ・ジョリー、それからダスティン・ホフマンやジャッキー・チェンにルーシー・リューの声を聞ける字幕版で観たかったのだけど、時間が合わなかったのと、何より英語力がないので、文字数に制限がある字幕だと、その魅力が全て伝わらないだろうと思ったので、字幕版で鑑賞しました。

で、吹替え版の印象ですが……ご立派。門外漢のTOKIO・山口が起用されたということで不安があったのですが、それは杞憂でした。バラエティで見かける山口の姿を想像させない立派なグータラ・パンダになりきってました。ということで不満はなし。肝心のストーリーも話は凄く単純なものの、笑いだけではなく、説教臭くない程度に訓示的なエピソードを入れてるあたりも高感度高し。

ドリーム・ワークスの重鎮ジェフリー・カッツェンバーグは、6部作の構想を練ってるらしいけど、この調子だと3くらいまでは問題なく作られるのではないだろうか。でも、不細工パンダでよかったのかどうかは判断がつかない。もう少しだけ主役のパンダが可愛ければ、興行成績も違ってきたのではないだろうか? ま、完璧ではなく不細工だからこそ物語が成り立っているんですけども。

ダース平太