「悪くはないのだけども……」西の魔女が死んだ ダース平太さんの映画レビュー(感想・評価)
悪くはないのだけども……
山梨県清里に作られた本物の家と見紛うオープンセットは圧巻だし、サチ・パーカー扮した日本語を流暢に話す、西の魔女ことイギリス人のおばあちゃんが、不登校の孫に語りかける言葉も、1つ1つが魅力的で、素直に胸に迫る。
でも、何かが足りない気がする。長崎監督は丁寧な演出を心掛けたと思うのだけど、どうも淡白過ぎる気がしてならない。そこら辺のさじ加減を間違えると、ただただあざとい物語になってしまう懸念はあるけども……。ということで、悪くはないけども、ちょっと物足りない1本。
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