劇場公開日 2008年6月21日

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「【日々を自然と共に、丁寧に生きる事の大切さ、自分で決める事の大切さを美しい里山を背景に描いた作品。】」西の魔女が死んだ NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5【日々を自然と共に、丁寧に生きる事の大切さ、自分で決める事の大切さを美しい里山を背景に描いた作品。】

2022年11月1日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD、VOD

悲しい

知的

幸せ

■中学生になったばかりの少女まいは、学校になじめず登校拒否に。
 それを見かねた母親(りょう)は彼女を、「西の魔女」と呼ばれる祖母(サチ・パーカー)に預けることにする。
 英国人の祖母は、魔女の血筋で不思議な力を持つという。
 自分も魔女になりたいと願うまいは、魔女修行を始め…。

ー この作品を観ると(原作を含む)自身の小学生時代を思い出す。学校で苛められて居たわけではないが、夏休み、冬休み、春休みの殆んどを母方の祖父母の家で過ごしていた。
  理由は明確で、居心地が良かったからである。
  広い家、広い庭(畑や八朔の木もあった。)、池・・。
  何より、祖父母が私が初孫という理由も有るだろうが、何事も私の好きなままに優しく見守りながら、やらせてくれた事である。-

◆感想

・サチ・パーカー扮するお婆さんの気品ある佇まいが良い。
 孫娘まいに対しても、丁寧語で接し、自然を愛する姿。

・そして、時折口にする、大切な言葉。
 ”自分で決めなさい”
 ”規則正しい生活を送りなさい。”

・隣人の粗野な男ゲンジ(木村祐一)を毛嫌いするまいに対しての言葉も良い。
ー 見かけで、人を判断しない。実際に,ゲンジは西の魔女が亡くなった時に”できる事は言ってくれ”と、告げに来る。-

<今作では、悪人は出て来ない。学校に馴染めない少女が、お婆さんの所でスローライフを過ごす中で、疲れた心を癒す姿が自然に描かれている。
 少女の両親も無理に娘を学校に通わせそうとはせず、時間を掛けて娘の心が回復する事を待つ姿も良い。
 特別な事が起こる訳ではないが、佳き映画だと思った作品である。>

NOBU
大吉さんのコメント
2022年11月2日

この映画、ゲームやインターネットや携帯電話が(今ならスマホひとつ)なくても豊かな生活を送ることができるって内容で、スターが出てなくても、CGやアクションがなくても良い映画を作ることができるってことを示しているみたいで、好きな作品です。

大吉