蛇にピアスのレビュー・感想・評価
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考えさせられます
なんとも
痛みと快楽は紙一重
刺激と快楽と痛み
万人ウケするストーリーじゃないから評価が低いのも仕方ないかもしれないけれど、独特の世界観を貫いた映画。アングラな世界に拒否反応無い人は是非観て欲しい。
スプリットタン、龍の刺青、SMプレイ…堕ちていく主人公・ルイを演じる、10代の吉高由里子の脆くて壊れそうな感じ。そして、ピアスと刺青だらけの厳つい見た目に反しルイの言葉に盲従する、アマ役の高良健吾のピュアな感じ。
すごく好き。
井浦新扮する彫り師・シバのサディスティックな表情も、墨を入れる手つきも、猟奇的な笑みもゾクゾクする。
都会の陽が当たらない場所で生きる登場人物ばかりだけど、ルイとアマが純粋で(精神的には)スレていないから、不思議と嫌な感じがしない。
蜷川幸雄が手掛けた数少ない映画。
カット割が少ないところ、ベッドシーンでも引きの画だけで会話が進むところや、無言のシーンが多いところなど、テレビ出身の監督は使わないような演出がおもしろい。
わかるはずないんだけど
この作品の登場人物の気持ちに感情移入なんてできないはずなのに、なぜかわかる気がしてきちゃう波が何度か襲ってきた
健気なルイ
一途なアマ
みんな狂ってるように見えるし普通の人間じゃないはずなのに、
なぜだか彼らも同じ人間だよな〜って思えてきてしまった
一般の感覚にも彼女らと同じような思いをするときはないわけでもないんだな、なんて
彼女らの場合それがピアスだったりスピリットタンだったり刺青だったりするわけで。
自分のもっと身近な事象に置き換えて考えられたりもするんじゃないかと思う
それがなぜなのかはいまだわからないんだけど、別にその理由ははっきりしなくてもいいかななんて思ったり
吉高由里子さん、高良健吾くん素敵ですね
生きる痛み、たくさん伝わってきた
もう少し大人になったらもう一度観たい
そうねぇ
痛くて、哀しくて、みんな狂ってる
痛みだけがリアルなら痛みさえも私の一部になってしまえばいい
マンガが一番よかった
一番最初に原作ではなく渡辺ペコさんのマンガを読んでから原作を読み、最後に映画を観たのですが結論から言うと、私はマンガの出来が一番よかったと思います。
マンガはルイの抱える孤独や痛みをともなうことでしか自分が生きていることを実感できないところを、絵や少ないセリフや言葉でよく表せていたと思います。自分とは違う世界で生きているルイになぜだか共感できたし、言葉が響いてきたのです。
それに対し、原作と映画はなぜだかルイの抱えている孤独や傷みをきちんと描かれていないように感じてしまいました。
吉高由里子は体当たりの演技でよくがんばっていたと思います。
でも、本当にそれだけの映画だったなという感じがします。観終わったあとに何も心に響くものがありませんでした。
ルイのビジュアルもマンガだと黒髪で品のある感じなのですが、映画のルイは金髪に近い髪色で
私はあまり好きにはなれませんでした。
異常シチュエーションラブストーリー
ストーリーは良かったけど終わり方が....
ARATAがイイ。
大変痛い描写の多い映画で、途中何度か目をつむりました。
映像の綺麗さや俳優陣の気合いの入れようがすごく、
直球に19歳の「ヒリヒリ感」が伝わってきました。
一方で、もとの小説を表現しきれなかった(しなかった?)部分もあり、
その後小説を読んで「なるほど」と納得したところも多々ありました。
この作品は、後半までずーっと それぞれの本名や家族構成が出てこない。
それは主人公のルイ(吉高由里子)にとって「どうでも良いこと」だったからなのだろう。
小説に関しても同じく、作品のなかでそれぞれの生い立ちはもちろん、
ルイの生い立ちでさえ描写されることはない。(映画で割愛したのかと思ってたのだけれど違った)
そうすることによって、「現実感のなさ」がより表現されていた。
夢の中で生きているような女は、痛みやセックス以外で「現実感」を感じることはできないのだ。
私はこのような世界で生きたことがないけれど、
確かに「何も感じない」状態になったことはある。それも、つい最近のことだ。
20代前後の人は多かれ少なかれ感じることなのかもしれない。
美味しいものを食べても、笑っていても、
どこかで違う自分が自分のことを冷めた目で見ている。
無気力で無感動な日々。
世の中への絶望、世界に自分の居場所を見つけられないむなしさ。
表現しきれなかったところもあると感じるけれど、
意欲作であることに間違いはないと感じた。
なんだかんだでエロ・グロが多いので一緒に見て気まずくなる人とは見ないでね。
安い「痛み」
携帯小説系かなと思いつつ同世代の同性が賞を取ったということで見てみた作品。
なんとなく生きてる、物事をあんまり深く考えない、でも虚無感でいっぱい、みたいなルイのような女の子はたしかによくいて、
便利になった分、人と繋がりが希薄にもなった現代ならではのお話で目の付け所は面白いんですが、もっと深く描けただろうにな、というか作者が結局それをかっこいい事のように思ってるんじゃないかなと思ってしまいました。
ピアスにもタトゥーにもSMにも偏見はないのですが(でもやっぱりスプリットタンは理解不能w)これじゃ吉高さんも脱ぎ甲斐がないというか。
あとタトゥーはこの話の中では大事なポイントなのにデザインも色も子供のお絵かきみたいなチープな感じだったので
そこはスプリットタンみたいにリアルさを追求して欲しかったです。
スプリット舌に向かってひた走ってる
耳のピアスでもしないほうが良いと思っているおじさんからすると
さっぱりわけのわからん人達ということになります。
刺青にしてもピアスにしてもそんなにしたいものなんでしょうかね。
渋谷の街も久しくいっていませんがこんな若者も確かにいましたね。
松屋前でうんこ座りとかもしているんですかね。
「日本じゃこんな愛なんか通用しないわよ」というルイは、時としてまともなことを言うアンバランスさが面白かった。
見た目と違って、なよなよしているアマ
おまえは猫か! いや犬だな
おいチンピラを~・・・・・
アマ、顔中のピアス、本物だと思いました。
別の映画ではちゃんと無かったので安心。
共感するわけでもなくストーリーがあるわけでもないが
吉高由里子がスコアをあげますね。
出だしとエンディング
目が回って気持ち悪くなる
吉高由里子の演技力に尽きます。
吉高さん、体当たりの演技!
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