蛇にピアスのレビュー・感想・評価
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純愛映画
話の舞台や状況から拒否反応を起こし、全然思い入れできない人が多いだろうことはわかるが、本質は純愛映画。登場人物は皆無限に優しい。筋立ても適度なサスペンスがある。吉高由里子の目はやはり印象的。ヌードにならなければ表せないものもあると思う。 肉体改造というのはなんだろうかということは考えさせられるが、わたしにも理解できない。でも冒頭で街の広告に極端なボディービルダーが表示されるのがなんか意味あるかも。 高良健吾は最近になって注目している。この頃から実に多くの作品に出ていることを知った。ケンタや芥川龍之介役で強く印象に残っている。いい俳優さん。
吉高由里子
最初に観たときは、本当に舌ピアスしたのかと思ってしまった・・・この子の女優生命はもうだめだぞ!なんて余計な心配をしてしまった。さすがに刺青に関しては、最近のニセタトゥー技術は凄いことは知っていたが・・・録画して繰り返しチェックしてみて、ようやく舌の違いがわかった。
かなりアンダーグラウンド。と言っても、警察が捜査に来たときにはお咎めナシだったようだし、合法的なタトゥー屋だったのだろう。劇場では予告編しか見てないが、ARATAの存在感溢れるピアス顔にビックリしてしまうほどの男。そんな隠微な感覚に訴えてくる作品だ。
ストーリーとしては、アマが絡んできたチンピラに対して殴り倒したことが原因で、その後、その暴力団員(藤原竜也)が死亡。アマは知らないままだったが、徐々に捜査の手が伸びてきて、ある日、アマが行方不明となり、暴行を加えられて死亡したことがわかった。アマを殺したのは暴力団の報復?それとも、ルイを独り占めしたくなったシバが殺してしまったのか?最後までわからないままだが、殺した犯人であってもシバと付き合っていこうとするルイのドエス心がまたわかんない・・・
痛みで生きるを感じる
叶えたい夢や、やりたいことがない なんのために生きてるのか分からない 明るい世界より、暗い世界で生きてたい ちょうどそういう時にみたので 心に刺さる映画でした。 今ではもう見ることができないであろう 吉高由里子のギャル姿や、激しい濡れ場 といった体当たり演技に圧巻されます。 スプリットタンや刺青やSEXで 身体に激しい痛みを与える姿は そうすることで心の痛みの比率を 小さくしようとしているようにも見えました。 納得のいくラストというより 考えさせられる感じの終わり方で ネットで色んな人の解釈の仕方をみて 更にこの映画の深さを感じました。
身体改造することで何かを掴もうとする話
背中に龍と麒麟の刺青を入れスプリットタンにしようとする、痛みに強い19歳のアマ。モヒカン顔面ピアスで喧嘩でチンピラ(藤原竜也)を殺してしまったルイ。痛々しい暴力性を振りかざす彫師のシバ。吉高のファックシーンは沢山出てくるが、特段エロくもないし芸術性がある撮り方でもないので基本的に退屈。つーか、内容スカスカで120分はなげーわ。かつ、ルイのキャラがダサくて全然魅力的に見えないのでルイに関するほとんどのシーンがイライラした。 居酒屋で服脱いで刺青を見せ合うのサイコーにダセぇ。アマの歯を砕いてハイネケンで流し込むルイ。
時代か?
何回目だろう。 久々に鑑賞。 時代なのかなぁ、、いま観るといろんなところがダサイ。 スプリットタンやタトゥーとかね。 若者とは言え、安易にいれすぎて理解不能。 吉高由里子も高良健吾もこの時が一番良いと思う。 危うい感じが自然でとても良い。 ARATA は…ちょっとキモい(笑)
考えさせられます
俳優陣や監督がとても有名なので、 見たいと思っていたのが叶いました。 吉高由里子の大ファンなので、 やはり彼女の演技はとても惹き付けられます。 内容はとても難しかったし、 考えさせられました。 3人とも狂ってて、独特の世界観で。 タトゥーもピアスも無い私ですが、妙に感情移入しました。
ピアス開けてませんが。
吉高由里子さんが脱いだ作品と認識はしていて、高良ファンなので気になっていました。蜷川幸雄さんが監督だったのですね。裂けてる舌や刺青ピアスとゾクゾクとした内容でした。新さんの風貌がすごすぎ。若いときは割と暴走をしていた方ですが、ピアスは開けていません。素手で歯を抜いてしまうシーンには、実際できるのかなと思え痛々しかったです。人と人とのつながりはどの程度なのか。新宿行きの電車のシーンが印象的でした。
なんとも
自分の人生からはかなり遠いような、でも、自分がこの人生だったかもしれなかったかものような...始終くらーい感じで、ザワザワ何かが起こるような気持ちで観てました。主役お三方の魅力ある演技と、主役級の皆様が超脇役で出ている、さすが蜷川幸雄w
痛みと快楽は紙一重
ピアスの穴すら無い私にとっては、痛々しくて見るに耐え難いものがありました。 ピアスやタトゥーが悪い訳ではなく、意味もなく理由もない安易な考えで。 それに激しい描写も多い。 そーゆう役の設定だから仕方ないのだけれど、それ以前にバカばっかりで、最後までいい方向にすら進まない内容。 伝えたい事は違う事なんだろうが、最後まで違和感だけが残る。
チンピラ役豪華
吉高ちゃんが激中ほぼ裸で演じている。すごい。
あとチンピラの役豪華すぎてびっくりした。
吉高ちゃんの裸がみたいがために借りたようなものだったのに、
痛々しいシーンが多くて苦手な私は直視するのに勇気がいった。
ARATAよかった。でも2回目はないかなあ。
刺激と快楽と痛み
万人ウケするストーリーじゃないから評価が低いのも仕方ないかもしれないけれど、独特の世界観を貫いた映画。アングラな世界に拒否反応無い人は是非観て欲しい。 スプリットタン、龍の刺青、SMプレイ…堕ちていく主人公・ルイを演じる、10代の吉高由里子の脆くて壊れそうな感じ。そして、ピアスと刺青だらけの厳つい見た目に反しルイの言葉に盲従する、アマ役の高良健吾のピュアな感じ。 すごく好き。 井浦新扮する彫り師・シバのサディスティックな表情も、墨を入れる手つきも、猟奇的な笑みもゾクゾクする。 都会の陽が当たらない場所で生きる登場人物ばかりだけど、ルイとアマが純粋で(精神的には)スレていないから、不思議と嫌な感じがしない。 蜷川幸雄が手掛けた数少ない映画。 カット割が少ないところ、ベッドシーンでも引きの画だけで会話が進むところや、無言のシーンが多いところなど、テレビ出身の監督は使わないような演出がおもしろい。
わかるはずないんだけど
この作品の登場人物の気持ちに感情移入なんてできないはずなのに、なぜかわかる気がしてきちゃう波が何度か襲ってきた 健気なルイ 一途なアマ みんな狂ってるように見えるし普通の人間じゃないはずなのに、 なぜだか彼らも同じ人間だよな〜って思えてきてしまった 一般の感覚にも彼女らと同じような思いをするときはないわけでもないんだな、なんて 彼女らの場合それがピアスだったりスピリットタンだったり刺青だったりするわけで。 自分のもっと身近な事象に置き換えて考えられたりもするんじゃないかと思う それがなぜなのかはいまだわからないんだけど、別にその理由ははっきりしなくてもいいかななんて思ったり 吉高由里子さん、高良健吾くん素敵ですね 生きる痛み、たくさん伝わってきた もう少し大人になったらもう一度観たい
そうねぇ
ただなんとなく生きてるから、生きてるのかどうかよく分からないけど、痛みは感じるから生きてる。みたいな。ちょっと考えちゃう。 印象的なシーンが多かった。歯を砕いて飲んじゃうシーンとか、吉高由里子がぼーっとしてるシーンとか。charaの歌もすごく素敵ですき〜
痛くて、哀しくて、みんな狂ってる
クラブで出会った男女ともう一人の男、3人をめぐるアンダーグラウンドな世界。 とにかく裸のシーンが多いから、一緒に見る相手は選ぶかも。笑 んー価値観が違いすぎて気持ちが分からないことも多かったけど、分かる部分もあって。 愛ってなあ、みたいな、そんな感じ、難しい! でも嫌いじゃない!そんな感じ!
痛みだけがリアルなら痛みさえも私の一部になってしまえばいい
むちゃくちゃな作品。 すごくいい意味です。 寂しい若者のラブストーリーです。 渋谷でアマが抱きつくシーン。 私もしたいなあって...← この映画の影響を引きずっていて ずっと舌ピを開けたい欲望が体の中から抜けません。
マンガが一番よかった
一番最初に原作ではなく渡辺ペコさんのマンガを読んでから原作を読み、最後に映画を観たのですが結論から言うと、私はマンガの出来が一番よかったと思います。 マンガはルイの抱える孤独や痛みをともなうことでしか自分が生きていることを実感できないところを、絵や少ないセリフや言葉でよく表せていたと思います。自分とは違う世界で生きているルイになぜだか共感できたし、言葉が響いてきたのです。 それに対し、原作と映画はなぜだかルイの抱えている孤独や傷みをきちんと描かれていないように感じてしまいました。 吉高由里子は体当たりの演技でよくがんばっていたと思います。 でも、本当にそれだけの映画だったなという感じがします。観終わったあとに何も心に響くものがありませんでした。 ルイのビジュアルもマンガだと黒髪で品のある感じなのですが、映画のルイは金髪に近い髪色で 私はあまり好きにはなれませんでした。
異常シチュエーションラブストーリー
痛い! 痛っ。 うっ。 ってシーンがいっぱい出てきます。 異常な心情をピュアなラブストーリーにつなげる。 原作のイメージは崩れていないかな。 でも映像と、文章ではこの作品はグロさが2倍。 3分の1以上は裸で演技を張った吉高由里子 そして、まあキャラよく仕上げたな、高良健吾、ARATA。 キワモノとしてはかなり面白かった。 でもなんとなく、心情が異常な分、共感できず、 現実感がもてなかった。
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