ぼくたちと駐在さんの700日戦争のレビュー・感想・評価
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双方とも感情移入できんなあ
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田舎町に新しい駐在が来て、アホな高校生達との戦いが始まる。
と言ってもロケット花火を打つとか、落とし穴を作って落とすとか、
高校生らがガキっぽい、といってもエゲツないことをするだけだが。
序盤は駐在も結構大人気なくてエゲツないリベンジをしたりする。
そんなある日、ガキらが隣町の花火大会の花火を盗み出す。
入院中の小さい女の子が手術をイヤがっており、
病院からは見えないはずの花火が見えれば手術を受けると約束して、
盗んで来た花火を近くで打ち上げようというものだった。
ガキらは駐在を振り切って根性でそれをやり遂げるが、
その後に突然もっと盛大な花火が上がる。
駐在が事前に情報を聞きつけ、自費で花火を上げたのだった。
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まあ良くも悪くも、バカな高校生らしいなって話。
小さい子供のために盗みを働くことが美しく描かれてるが、
そんなくだらんことよりもまず自分の人生をちゃんとしろよ。
いるよな、自分のことで頑張れないから他人にだけだけ頑張れる人。
そんなの本当の優しさじゃない。将来苦労すんだろうな、コイツら。
中学生くらいまでの子供がやるんだったら、まだ分かるけどね。
でよく分からんのが駐在さんが自費で花火の準備をしてたこと。
社会人として自立してる人間が、自分で稼いだ金でしてるんだし、
だからこれは本当の優しさと言っていい。
でもそれをするなら、何で事前に高校生らと話をせんの?
盗みの企みを知ってんなら、話をして盗みをやめさせりゃいいのに、
何で勿体つけて盗みを実行させてから最後に種明かしすんの?
ということで、双方ともバカに見えて、今一つ感情移入できん。
まあ全体にコメディタッチになってて、そこは割とおもしろいから、
あんまり真面目に考えずに見ればいいのかも知れんけどね。
いたって平和。
昔、途中だけ見て大笑いした記憶があり、いつかフルで見てみたいと思っていました。
そこからはや10年以上。
もう、箸が転がっただけで笑えなくなっている!
あんなに大笑いしたのはどのシーンだったのだろう。
だけど冷めもしない!不思議!
それは市原隼人が思いっきり振り切ってやっているからだと思う。普通に面白く楽しめた。
暴力やいじめや喧嘩が出てこないので安心して見られる。
蔵之介がびっくりするほど若くて目に輝きがある。
今では賀来賢人が思いっきり振り切る役回りだが、まだ、覚醒前!
大人になる前に、権力や規則の奥にある、節度や安全や人生と仲間を守る気持ちを教えたい。
駐在さんは実はものすごーく理解がある優しい人。
1979年。
高度経済成長期の子供達が15歳くらいの頃か。
ちびまる子も1974年くらい。
70年代。良い時代だなぁ。
街が善意に満ちている。
今の60歳くらい。
この頃の人間が日本企業の年配者だった今までは、
日本はなんだか大丈夫な気がするが、
彼らは軒並みシニアになる今日この頃。
平和ボケと言われるかもしれないが、
引き継いでいきたいこの感覚。
青春を謳歌!っていまどきではないですよね笑
なんかこれ観ながら、昔はこんな感じもあったのかなーってなりました。
私が都会育ちなので見る側の生まれによっては感覚が違うかと思いますが、片田舎ではこういったことはリアルであるのでしょうか?
まちの駐在さんの名前すら知らなかった私からすれば、なんとも感情移入はできず客観的に見ることしかできませんでした。
でもさいごの花火のシーンはすごく良い人だなと思ったし、こんな駐在さんなら頼りたいですよね。暖かくなったかな。
映画自体は可もなく不可もなく、見せ場といえばかぁちゃんのソフトクリームが印象的だったくらいです。
でも批判してるわけではなくてこういう映画はたまに観てのほほんとなりたいですよ。
序盤はくだらないと思っていたが。
序盤はくっだらないイタズラを駐在さんにしてばかりで、だから何なんだ?って感じで見るのを止めそうになった。しかし、ところどころ馬鹿馬鹿し過ぎて笑ってしまったため、最終的に最後までみた。中盤で駐在さんの妻の麻生久美子に恋したり、麻生久美子の妹に恋したり、花火を盗む計画をたてたり、楽しい展開になっていき最終的には感動できて楽しい映画だった。序盤が今ひとつ我慢のしどころか。
思いがけない傑作!
あまり期待せずに観ていたのですがこれが傑作でした。
まず、言わずもがな市原隼人。
彼にはやんちゃな役がぴったりなのですが、それもやはり相手役や脇役によりますよね。この作品は本当に彼にとって大当たりです。
相手役の佐々木蔵之介さん、セリフの間が素晴らしいんですね。
真面目なんだけどお茶目な駐在さんを見事に演じています。
案外地なのかも。
他、脇役も非常に個性的で良かった。
何といってもキャラがかぶっていないし、みんな素晴らしい役者さんばかりでした。特
に女装姿がはまりすぎな冨浦智嗣君。アイドル顔負けです。
その他に存在感出しまくりな竹中直人。
またガッツ石松さん面白すぎです。
次に全編に流れる、監督が狙った絵です。
昔の田舎を中心に、その描写がうまく撮られています。
本当に昔よくいた田舎の悪ガキをうまく表現できています。
その甲斐もあり、細かくプロットがちりばめられた脚本が
非常に解りやすく、また身近にかんじられるのでしょう。
懐かしく昔の思い出が蘇ってきて楽しめた映画でした。
観ないと損
今日やっと観て来ました。
自分にもこんな仲間が居たら、良かったなあ。
あと駐在さんの「ぼくたち」への愛情というか友情もほほえましい。
まさか最後に泣かされるなんて!
ビタミン剤みたいな映画です。
絶対続編作ってほしいです。
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