劇場公開日 2008年4月5日

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「【おバカな高校生達と、堅物に見えて実は負けず嫌いな駐在さんとの”戦いの数々”が何度観ても面白きコメディ。幼き女の子のために彼らが奮闘するラストのシーンは、沁みます・・。】」ぼくたちと駐在さんの700日戦争 NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5【おバカな高校生達と、堅物に見えて実は負けず嫌いな駐在さんとの”戦いの数々”が何度観ても面白きコメディ。幼き女の子のために彼らが奮闘するラストのシーンは、沁みます・・。】

2021年2月10日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD、TV地上波、VOD

笑える

楽しい

幸せ

◆今作の魅力
 1.おバカな高校生達の姿
  ・ママチャリ(市原隼人)・・悪戯を考える事に掛けては、天下一品。何故か女子を含めて人気がある。
  - 市原隼人さんのコメディアンとしての、魅力が弾けている。近年の「劇場版 おいしい給食」も面白かったなあ。
 「ヤクザと家族」のような、シリアスな役も見事に演じるし、好きな俳優さんである。
 特に武士役が合うと個人的に思っている。 男としての面構えが良い。-

  ・西城(石田卓也)・・最近、映画で観ないなあ・・。
  ・グレート井上(賀来賢人)・・この作品では、存在感を余り感じなかったが、近年の活躍ぶりは御存じの通り。

 2.一見堅物だが、負けず嫌いの駐在さんを演じた、佐々木蔵之介のママチャリたちの悪戯に真っ向勝負する大人げないが、笑える姿。

  ・SM雑誌作戦。 ・・駐在所にママチャリたちによって仕掛けられたSM雑誌。
  ・原チャリ講習座席接着作戦
  ・電気屋万引き作戦
   等々、ママチャリたちが仕掛けた悪戯が、ことごとく駐在さんにやり返される様の可笑しさ。

 だが、駐在さんは人情厚き男でもあるのである。

  そして、彼の妻カナコさん(麻生久美子)の意外な過去や、カナコさんの妹ミナコサん(豊田エリー:ご存じ、柳楽優弥の奥さん。)と、おバカな高校生達との不思議な交流。
  - 今作の面白さは、佐々木蔵之介さんの演技によるところが大きいと思う。-

 3.心臓に病を持つミカチャンのために、ママチャリたちが、画策した事。
  そして、駐在さんが準備していた事・・。

<この作品は、何度観たかなあ・・。とにかく笑えて、最後は少し沁みる王道のコメディである。
 ブログが元なのは有名だが、この映画の脚本を書き下ろしたのが、今を時めく福田雄一であったことは、余り知られていない・・。>

NOBU