劇場公開日 2008年9月13日

おくりびとのレビュー・感想・評価

全125件中、41~60件目を表示

3.5繊細な作品

2015年4月20日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

知的

幸せ

死者を送り出す納棺師の仕事がすごく丁寧に演出されていた。
しんみりと暗い映画でわなく、穏やかな気持ちで観れる。

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pazoo

3.0まあまあかな

2015年4月19日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

単純

一度は観ておくべき有名どころとおもって観てみた。
雰囲気は静かな感じだが、しっかりした作りになっている。
俳優陣の演技も非常によかった。

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ちびちょ

4.0いつの日か、その時は訪れる

2015年3月24日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

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松井の天井直撃ホームラン

3.5優しくなれる映画

2015年3月1日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

笑える

悲しい

いつもこの種の映画を見ると自分は人に優しくないなと自己反省させられる。この映画もそうだった。人間はいつも今のことしか考えないし、この忙しい世の中、そんな暇もない。でもこういう映画のおかげで人間の根本的な生死はもちろんのこと、人間の感情がリセットされる。また、音楽もすばらしく、心が癒された。こういう暗い話題に対してユーモアたっぷりの場面を入れられるこの監督、拍手です。
とても素晴らしい場面は、最後のシーンですね。顔も知らない父親に納棺する場面。何もわからずに父をきらっていた大悟(本木雅弘)が納棺の儀をしているときの場面は何とも言えませんでした。脇役がしっかりしていたので安心して映画の中に入っていけました。やはり、見てよかったです。どんな仕事も必ず誰かのためになっている大切なものばかり、誇りを持って今の自分の仕事を頑張る気持ちが出てきました。

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casiopea

4.5久しぶりに見て感動しました。

2014年9月11日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

笑える

悲しい

幸せ

死という重いテーマをユーモアも交えながら語られています。嫁(外国人)に進められて海外のビデオ屋でDVD買ってみたんですが、いい映画ですね。山崎努は言うまでもなく、とくに余貴美子の、ナチュラルで押し付けがましくない演技はナイスアシストという感じで大変良かったです。
人間何でも考えて、理屈で解決できるような錯覚に陥りやすいんですが、結局は生まれることも生きることも死ぬことも、はじめから理屈なんて通っていないわけですよね。そもそも人生そのものが矛盾なわけで、考えれば考えるほど分からなくなる。だから人生で一番恐ろしい死というものに向き合うことは、ただそこにある現実をただ受け入れるという行為に他ならないわけで、それは宗教に限りなく近くなる。そのためのガイドをする職業というのは確かに責任の重い職業ですね。
僕も37歳で海外に住んでいます。両親の今後のことを考えると恐ろしくて仕方がありません。自分の人生も日本を離れた海外で終わることになるでしょうし、考えても考えても、どうしてもすっきりとしない部分があります。

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rocko

4.5号泣

2014年9月1日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

悲しい

観たタイミングのせいもあったが、号泣した。

汚らわしいと言われるような職業だと、全く思って無かったので、えっそうかな?と思ってしまった。
嫁や友人の目の前で納棺士の仕事をし、この仕事の素晴らしさを見せつけたシーンが良かった。

自分の知らない世界が見れたようで、とても考えさせられた。

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チヌテ

4.0心に残る佳作

2014年4月5日
PCから投稿
鑑賞方法:TV地上波

泣ける

悲しい

幸せ

淡々と進むストーリー自体はありきたりではあるが、
生死を真正面から見つめたいい作品だと思った、映像も美しい。

あと、広末涼子がとにかくかわいい。

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fakeffur_

4.0さすがの。

2013年7月13日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

幸せ

なかなか良かった。
始まりの方はちょっとだめかもと思ったけど、進んでいくうちにどんどんよくなっていった。

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comcomledsyoutou

5.0古今東西の映画で最高傑作

2013年4月23日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

笑える

楽しい

これほどよくできた映画は他にないと思う
徹底して無駄な展開は省かれている
セリフ一つ一つが素晴らしい
役者の演技も素晴らしい
音楽が素晴らしい

随所に散らばるメタファ
川、橋、鳥、石、風呂、食事
日本人的な繊細な感性でなければ作れなかったと思う

それでいて笑いも忘れない
仕事に対する偏見の描写もある

本当に大変な映画である、最高

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tabletap

3.0よく考えると何か変です。

2013年3月16日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

確かに最初見た時は、役者の人がやたら泣くので、もらい泣きしそうになりました。

でも、よく考えるとなにかおかしい。

葬儀何度か出してるけど、納棺師なんていたかな?

この仕事、葬儀屋さんのオプションサービスなのでは?

前から思っていたけど、宗教って弱い人を助けるためにあるはずなのに、葬式の時はまとまったお金の出せる人でなければお経もあげてもらえない、戒名ももらえない、お墓も作れない、完全な商売になっている。

まさに地獄のさたも金次第。

お坊さんでさえそうなのに、この仕事、宗教儀式の形はしているけど、葬儀屋さんの下請け、完全なビジネスです。

死者と遺族のために人のいやがる仕事を崇高な使命を持ってやっている人みたいに演出して、涙をさそうのはちょと納得できないです。

「おくりびと」なんてものなんですかね?

オプション付けられない人はあの世いけないんでしょうか?

私は、「アキレスと亀」で大杉蓮さんが、姉の死体に向かって、「ばかやろう!!人のことも考えろよ!!墓とかどうするんだよ!!」と叫ぶシーンの方が、この映画全部より、人間と日本社会の核心をついていると思います。

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Push6700

3.5職業の貴賎

2013年3月16日
PCから投稿
鑑賞方法:TV地上波

楽しい

難しい

幸せ

総合:70点
ストーリー: 70
キャスト: 75
演出: 70
ビジュアル: 70
音楽: 70

 失礼ながら納棺師という仕事についてあまり意識したことがなかったし、意識したとしても特に良い印象がなかった。広末涼子演じる美香ほど極端ではないが、死体をいじる仕事はきついなという程度。
 だが死体を美しく見せて、残された人々の心に良い思い出を残し最後のお別れのときまで穏やかに悲しみを感じさせるという意味があることに気付かされた。単に死人といっても、事故で死んだり病気で死んだりして見た目がみすぼらしくなる者もあるだろうし、あるいは生前にどんな背景があったのだうかと思うと、決しておろそかな仕事は出来ない。登場人物たちが面白くも真摯にそれを演じていた。
 納棺師に限らず、職業の存在意義を考えずに勝手な判断をして勝手な印象を持ってはいけないなと心を新たにした。

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Cape God

4.0前評判通り

2012年9月9日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

単純

べたな内容だが感動しました。

面白いと言われてみるとつまらないものですが
この映画は面白かった。

こちらもべたなコメントになってしまう作品でした。
すきがない

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やん

5.0

2012年5月20日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

自分もこの映画を観るまでは、葬儀屋さんなどの職業をいやしいもの、きたならしいものと思っていました。しかし、どんな職業でも必要があるから存在し、それがないと困る人がいる。誰かがやらなければならないし、その職業に誇りを持っていれば、逆にそれが凄味になってくる。劇中の本木雅弘演じる主人公も最初はとまどっているが、いろんな人の納棺に立ち会い、その人の人生の縮図を見るうちに最後は、納棺の所作ひとつひとつに凄味が漂って、だれも寄せ付けなくなる。
この映画を最初に観た時は、子供のころから自分をとてもかわいがってくれた祖父が亡くなったすぐ後だったので、観ながら涙が止まりませんでした。

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mamezo

5.0こんな日本の文化があることを知らなかった。

2012年1月16日
PCから投稿
鑑賞方法:TV地上波

泣ける

幸せ

日本人としてこんな素敵な文化があることを知らなかったことが恥ずかしい。

どんな人間でも生まれてきたら死ぬ事は避けられない。
エラくても、バカでも、若くても、何も残せなくても、いつかは死ぬ。

弔い方は国や地方によって様々な方法はあるけれど
故人を偲ぶ気持ちの表現方法として
こんなに美しいものが日本にあることをもっと誇りに思っていいと思う。

その人の人生を凝縮された瞬間が葬儀だと
感じることができたので本当に素晴らしい映画だと思う!

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lomolabo

5.0美しい庄内地方の景色が、古き良き日本の故郷を思い出させてくれます。

2011年8月27日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:TV地上波、CS/BS/ケーブル

泣ける

笑える

幸せ

古き良き日本の故郷の景色や風情を今もそのまま残している庄内地方。
【たそがれ清兵衛】が、庄内地方を舞台にした時代劇の感動作なら、【おくりびと】は、庄内地方を舞台にした現代劇の感動作ですね!

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漫画史研究家の本間正幸

4.0プライドと偏見

2011年5月31日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

劇場に入る前はなんとなく暗い映画なのではないかという勝手なイメージを持っていました。しかし、実際はシリアスながらも笑いの要素をちりばめた素晴らしい内容の作品でした。

楽団の解散を理由に解雇されてしまった一人の男がひょんなことから納棺師の仕事をするようになり、周囲の偏見を受けながらも成長していく姿を描いています。

注目は豪華キャストによる力の入った演技、メッセージ性の高いストーリーそして、優しく包み込むような素敵な音楽です。

特にベテラン俳優・山崎務さんの演技は圧巻で見るものを引き付ける最高の演技を発揮しています。笹野 高史さんや杉本 哲太さん等個性的なキャストによる熱演も光る中で、1番驚いたのは主人公の妻役を演じた広末 涼子さんの演技です。始めは元木さんの妻役に広末さんと聞いて「えっ?マジで」と言ってしまいました。しかし、後半に進めば進むほど彼女の演技が良くなっていき、新たな発見をしたような気になりました。

それから、ストーリーについてですが、良い意味で死や家族について考えさせられました。私は数年前に仲の良かった祖母を亡くしており、この作品を観ながら当時のことを思い出していました。大切な人を失った経験のある人にこそこの作品を観てほしいと思います。

本作には特に大きな弱点はないのですが、主人公の元木さん演じる大悟が寡黙なキャラであればもっと良かったと思いました。

しかし、全体的には大切なメッセージが沢山詰った素晴らしい作品だと私は思いました。

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SAOSHIーTONY

5.0こりゃ、映画祭で賞取るわけだ

2011年1月22日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

楽しい

知的

 すばらしかったですねえ。
 納棺師という仕事、初めて知りましたけど、なかなか興味深い。

 その所作は茶道や華道のようで絵になるし、喜び、悲しみ、怒り、笑いなど、あらゆる感情がじんわりとにじみ出てくるような演出も見事。
 セリフなしで、表情で語る演技がたくさん出てくるのですが、本木君も山崎さんも広末さんも絶妙。

こりゃ、映画祭で賞取るわけだ。

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ringo

5.0静かながらも飽きずに最後まで観れました

2010年12月2日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館、DVD/BD

泣ける

笑える

映画全体に死と哀しみが充満した作品なのかと思ったら違っていました。
人と支え合う楽しさや優しさ、そして新たな生の予感など、喜びに満ちた作品で非常に「美しい」と感じました。
演技派の俳優さんたち、そして監督の、独得の間や言い回し、行動ににやりとする場面も多く、とても面白かったからこそ、ラストは涙が止まりませんでした。
大きな事件とBGMがあるわけでもないのに最後まで飽きの来ないところはさすが周防監督といった感じでした。

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annie

4.5泣ける。美しい映画。

2010年11月11日
PCから投稿

泣ける

笑える

当時あまりにも絶賛されてて、逆にみる気が失せてた作品だったんだけど、
友達のイチオシ映画で勧められて、やっとみてみた。

最近母を亡くしたばかりだったので、美しい弔いのシーンにジーンときた。
泣いた。

涙だけではなく、かなり笑えるところもあり、
良い映画だ。

全体的にはテーマがテーマなだけあって、しんとした雰囲気。
死を扱っているけれど、暗くならずに、美しい映画だったと好感が持てる。
主人公がクラシックをやっているあたりも作品の美しさを演出していて素敵だ。

この映画を勧めてくれた友達は、自分の葬式についてもう決めてると前から言ってるけど、
死について考えて、逆にそれまでの生き方について考えさせられた気がする。

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laalaa1224

4.5新たな旅立ちの始まり

2010年8月8日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

笑える

幸せ

「死」は新たな旅の始まりである。楽団が解散され、職を失った元チェロ奏者が次に選んだ職業は、死者の旅立ちを演出する「納棺師」だった。

 故郷・山形県に戻った主人公が、「納棺師」という職業に対する偏見や、妻との確執を乗越えプロとして成長する物語である。最初は戸惑いながらも、一生の仕事として誇りを持てるようになったのは、「おくりびと」に対する遺族の感謝の言葉だったのかもしれない。

 ラストシーンで、彼はある人物の「おくりびと」になる。身を清め、死化粧を施す彼の目に涙が溢れる。彼がこの仕事を誇りに思った瞬間だった。

 私の母は13年前に亡くなった。病室のベットで喘ぐ母の手を握りながら、死を看取った。安らかな死は、死に対する恐怖感を打消す貴重な体験だった。葬儀は業者に任せたが、死化粧を施した母の顔は今もはっきり憶えている。苦しみから解放された穏やかな表情だった。

 肉親の死は、本人は自覚していなくても、その後の生き方を左右するくらいの出来事なのかもしれない。死者の旅立ちは、見送った遺族にとっても新たな旅立ちの始まりなのだ。

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冷おろし