007 ゴールデンアイのレビュー・感想・評価
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シリーズの再始動を象徴する美しいアバンタイトル。
ピアース・ブロスナンがジェームズ・ボンドに就任した一作目は、後に『007/カジノ・ロワイヤル』も担当して「シリーズのリニューアル職人」として伝説化するマーティン・キャンベルが監督。映像的にも美しいアバンタイトルのダムジャンプからのツカミが素晴らしく、ブロスナン時代の幕開けに相応しい。
さらにファムケ・ヤンセン扮するゼニア・オナトップという、シリーズでも屈指の悪女が印象深い。アバンとファムケばかりが記憶に焼き付いてしまっていたが、改めて見直すと見せ場満点だし、ヒロインポジションのナターリアの背景も(比較的)しっかりしていて、1995年当時のアップデートが施された完成度の高いボンド映画だと思う。
ショーン・ビーンに裏切りキャラが定着したのも本作がオリジンな気がするが、これについてはビーンのフィルモグラフィーをちゃんと点検して確認してみたいところ。
街を駆ける戦車と絞め技が好きな女
007シリーズ第17作。
Amazon Prime Videoで久しぶりの鑑賞(吹替)。
私の記憶に間違いがなければ、初めて観た007シリーズが本作である。以降、テレビ放送でピアース・ブロスナン版に親しんだこともあって、私の中でジェームズ・ボンドと言えばピアース・ブロスナンが強く印象づけられた。カッコ良くてセクシーな部分に「大人」を感じ、憧れたのだと思う。
約15年ぶりに観たが、ストーリーについてはかなりの想い出補正を掛けていたことを思い知らされた。ピアース・ブロスナンのカッコ良さには惚れ惚れしたが、ダニエル・クレイグ版の硬派でリアルな作風の007を観た後で本作を観ると、ストーリーの荒唐無稽な部分が気になり昔と違ってノリきれなかった。戦車で街中を駆けるシーンは迫力があって興奮したし、ファムケ・ヤンセン演じる絞め技が好きな女も強烈だが、それだけの印象は否めない。
0321 人生の半分は運だ。あと残りは?好きやなあこの格言
1995年公開
6年間の空白期間を経て
新ボンドピアース・ブロスナン。
正統派のおっとこ前過ぎて個人的にはひく。
話の枕にダムからのバンジー
落下するセスナに飛び乗る(無理無理)
と2つのアクションサービス。
タイトルバックのソ連崩壊
新Mとの「あんたの存在は化石よ」という冷戦対決もイイ。
特にモスクワ市内を破壊しまくる場面が突出している。
と結構面白い場面も出てくるのだが
ラストも黄金銃を持つ男の焼き直し
なんかワクワク感がない。
ボンドガールもそそらない
音楽は地味で今一つ
ジェームズボンドサウンドというのがないのもその理由か。
新たなディケイドになって主演もスタッフも固いのが
スクリーンから伝わってくる。
こうなるのも運命か!
で、本作を見た時はコサックってわかんなかったよう。
70点
鑑賞 1995年12月22日 日本劇場
パンフ購入¥500
配給 UIP/ユナイト映画
五代目襲名‼️
ピアース・ボンド
やたら面白い。まるでミッションインポッシブルを見てるよう (007ゴールデンアイが先)。 ボンドガールのイザベラ・スコルプコが主役張りに大活躍。5代目ボンド役ピアース・ブロスナンもとても良い。Mが若い
見ていてまるでミッションインポッシブル(M:I)のようだと思った。特に崖から落下するセスナを追いかけてバイクと共に落下、セスナに追い付き乗り込んで急上昇なんて、正に「M:I」のようだと思った。
だけど実は「007ゴールデンアイ」の方が 「M:I」より6ヶ月早い。
・007ゴールデンアイ. 1995年11月17日🇺🇸公開、
・ミッションインポッシブル. 1996年05月22日🇺🇸公開
トム・クルーズも007シリーズに刺激を受けて参考にしたハズだ。もちろん逆に007シリーズもM:Iを参考にしてるだろう。お互いが刺激しあって面白い映画が出来れば、見る方としてはバンバンザイだ。
ボンドガールが自立していて、まるで主役のように大活躍する。これ迄のようにボンドに守られ助けられるだけではない、ボンドを守り、助けたりもして共に闘っている。本職はプログラマーなんだけど、軍事基地に配属されてるからか銃の取り扱いもバッチリだ(彼女が個人的にガンマニアだった可能性や、ロシアは射撃訓練もさせるのかも)。
今まで007シリーズはダニエル・クレイグのシリーズしか見てなかったが、007映画60周年記念ということで、今回のゴールデンアイの前に「ロシアより愛を込めて」(1964)、「007は2度死ぬ」(1967)、「女王陛下の007」(1969)を見た。3本とも1960年代の作品なので、今よりアクションが、おとなしめの感じがした。
今回の「ゴールデンアイ」は1995年公開ということで、セクハラなんて言葉も登場してより現代に近い。とは言え28年前だ。Mのジュディ・デンチが若い。恐いのは同じ。
コネリーボンド+ムーアボンド=プロスナンボンド
90年代初のボンド作品が出来た背景には東西冷戦終結により相次ぐ社会主義国が解体され軍事兵器の横流しや犯罪組織によるテロ等が起き始めている中での過去の遺物とも言えるスパイがどう活躍するかがありそれがプロスナンボンドになり上手く反映されていた。
今作のボンドのイメージはハードかつウィットな会話を嗜むボンド像になっておりコネリーもムーアもプロスナンボンドには絶賛していたそうである。
プロスナンに変わりアクションや銃撃戦がそれまでのボンド映画より派手になり街中で戦車で追いかけ回し敵から鹵獲した銃器も撃ちまくり弾が無くなれば躊躇なく捨て更に鹵獲しまた撃つという目立たないスパイとしてのマニュアルを無視して行動をする。
そんなボンドをサポートするMも初の女性を起用し、Qの秘密兵器もしっかりと活用しているがこの時ボンド御用達のアストンマーチンはプライベート用で公務にはBMWが使用されていたりと本来のイメージにはない路線で製作されていたが結果的にはプロスナン演じるボンドには合っていた。
ここから先とこれより前は別モノ、くらいの方向転換
ハチャメチャブロスナン、デビュー作
公開時劇場鑑賞からの2回目。
当時は強すぎるエンタメ感に、オモチャめいた印象が強くピンと来なかった。
今見るとそれもこれも文脈だなぁと思えている。
なので「空気を読む」感覚で、こうした路線なのだと思えばハチャメチャの豪快さが
一点突破で秀逸だった。
初見時は若かったせいで社会情勢に関心なく、
ソ連崩壊後のロシアロケも今振り返るとなかなか目玉映像、
かなりの冒険だったのではと感じられる。
(しかも戦車で爆走だし)
006に、ダニエルグレイグ版でのブロフェルドやシルヴァ、
顔の傷などサフィンの元ネタが詰まっているように感じた。
一見ハチャメチャも、彼との因縁のやり取りがあるせいでピリリ、締まっていい。
そして何より「カジノロワイヤル」と同じマーティン・キャンベルがメガホンを取っているということに、これほどテイストの違うものを撮っていたんだと驚く。
だから、いずれも今回はこういう路線で、という文脈の中で監督は全力を投じているんだなぁとしか思えない。
また二十五年前のコンピューター界隈がとても懐かしく、
ネットが電話回線を使っているというのは今やもうあり得ないだけに時代を感じた。
しかしながら兵器として登場する、衛星からの電磁パルス攻撃は今でも通用しそうで先見の明か、とうなずいてみたり。
時代と言えば、本作よりジュディ・ティンチがMに。
女性の扱いへの言及がこの頃から出始めている。
敵キャラにもかなりエキセントリックな女性が配置されており、
「強い女」をどう登場させるかの試行錯誤はここから始まったのだな、
と振り返った。
(え、確率するまでトータル二十年くらいかかっていたという事か)
痛快!タンクアクション(笑)
実はこれ以降のボンドはすべて観た事がない。今回、初鑑賞となる。
当時は1日16時間平均、休日は3カ月に1日くらいのペースで働いていたので映画どころではなかったのだなぁ。
ブロスナンがボンドだったのは、ジャッキー・チェンの「ザ・フォリナー」で知ったくらいでw
うん、フォリナーのブロスナンと全然違うね。若いね。当たり前だけど。
恒例、高所アクションはダム。懸垂下降するのかな?と思ったらいきなりのバンジー!
いや、シューティングの反動で減速してたからバンジーではないかもだけど。
確かにフリーフォールが1番速いやね、あの壁 降りるのはw
そして、共闘する006。いつも他の00エージェントって殺られちゃって、ボンドが情報を回収ってパターンだったから、ここまで活躍するのは珍しいなぁ、と思っているうちにあえなく退場。(伏線おてんこ盛り)
続いてカーチェイス。ユアアイズオンリーはリアル「カリ城」だったけど、これ「イニシャルD」じゃないかなぁ?いや、穿ちすぎじゃなくマジにパロディで。製作陣、絶対イニD知ってると思う。
いくら名車とはいえ、1965が最終製造のDB5が最新のフェラーリ355に歯が立つワケがないでしょう?
しかし!ダウンヒルならば!
ドラテク次第じゃ充分バトル可能って事ですよね?このコンセプト思いっきりイニD&しげのですよね。(バリ伝でカブでナナハンぶち抜く頃から変わらん)
ボンドにかかると、恐ろしく豪勢なイニDになりましたねw
ゼニアもボンドガールかな?と思ったけど、ブロスナンボンドの趣味ではなかったようですね。ファムケ・ヤンセンは「ネバーセイ・ネバーアゲイン」でNo12を演じたバーバラ・カレラを彷彿とさせるキレっぷりも悪くなかったです。
バイク、飛行機いろいろ、ヘリ、車いろいろ、列車と出てきましたが船は?と思い返してみれば、タイガーヘリ盗まれたのフリゲート艦でしたね。
今回は「乗り物大集合」な作品でしたが、個人的にはサンクトペテルブルクの街中をタンクでモスクヴィッチ(なんて自動車メーカー、知らんかったけど)を追いかけ回すシーンが1番インパクト大でした。巻き込まれて可哀想なペリエのトラックなど、すっかり自由経済化してましたね。
多感な小学生の頃、ロンドンの街中をケーニヒスティーゲルの大隊が行軍する(しかも薔薇の花背負って)少女漫画に大爆笑。その後、同作者の作品で怪盗のフェラーリ捕まえる為にわざわざレオパルド2を持ち出すNATO少佐に初恋w
それを実写で演ってくれるのですから甘酸っぱいノスタルジーに浸った爆笑シーンなのでありました。
T-72かと思ったけど、T-54にゴムスカートやら爆発反応装甲やら付けた撮影用車だったのですね。
列車はロシアのミサイル列車を想定してるんでしょうか?軍用列車はよく知りませんが、列車の食堂車って好きです、狭いけどw
当時、MI5のトップが本当に女性だったというセンセーショナルな報道を受けてMは女性に。こんな事なら初代マネーペニー役のマクスウェルの希望を叶えてあげられたのに、とも思うがブロスナンボンドにはジュディ・デンチで良かったと思う。データ主義、数字主義の上司っていますわーw
今回から本当のMI6てかSIS本部が使われているそうで、へぇ〜×20
歌はティナ・ターナーかぁ!
すでにいい歳では?と計算してみると、この時56歳!
今も頑張っておられるけど、いやはや凄い。
ボンドとナターリアが大滑り台したパラボラアンテナのアレシボ電波望遠鏡。よく撮影許可が降りたなぁw
世界最大の望遠鏡。ヘルクレス座に宇宙人探しのメッセージを送ったり、万が一 小惑星が地球衝突するなんて時もアレシボなら観測可能という、ワクワクする存在だった。(こんなところで滑り台するなんて、うらやま、、、けしからんじゃないかw)
2020年、中国にこれを上回る巨大望遠鏡が完成するのと同時期に崩壊したのは不思議な思いがする。(中国って、国際的な宇宙探査に協力しなさそうで不安だなぁ)
東西冷戦を描いた作品を現代に継続させるのは難しいが、本作は見事にソ連崩壊前と後を繋いだ。
「黄金銃を持つ男」では、空想上の近未来兵器でしかなかった衛星兵器が「ゴールデンアイ」ではすでに旧ソ連軍の遺物となっている事が感慨深い。
興行成績も007シリーズ過去最高。
21世紀への架け橋として、時代に合った作品へのバージョンアップに成功したのである。
26年前の映像とは思えない!
新作が気になったため007シリーズを初めて視聴しました。アマプラで見たのですがとても映像が綺麗で感動しました!
アクションシーンも迫力たっぷり。本当に20年以上前の作品とは思えなかったです。
やっぱりスパイものって素敵ですよね。仕掛けのある時計やベルトって小さい頃からかっこいい憧れのものだったので、見てるだけで童心に戻れました。
最強のエージェントのボンドが綺麗な女性には弱い一面もとても人間らしく、最後まで面白かったです!
ショーン・ビーンは
ボンドもピアース・ブロスナンに交代し、Mが女性のジュディ・デンチへと変更。全く違和感がないけど、どことなくトム・クルーズに似ているためミッション・インポッシブルと区別がつかなくなってしまった。カメラの視点は監督が替わったためか、斬新に思えてしまった。
やっぱり裏切者がよく似合うショーン・ビーン。なんとコサックの息子だったんですね!あのとき6分を3分に変えやがって・・・と、復讐要素も満載。また、強敵のファムケ・ヤンセンは男をベッドで殺す恐ろしい女だ。同じく裏切り者のアラン・カミングもいいキャラしてる。
冷戦終結後のボンド作品だけあって、設定にも苦労のあとが見られるのですが、国の対立がどうなってるのかさっぱりわからない。中盤で中だるみがあるものの、ロシアでのカーチェイスシーンが凄い。なんたって新ボンドのブロスナンが戦車でロシア内を走り回る。町中を破壊しまくり、ドリフトも決めてくれるのだ。それにモアイ像みたいな重々しい列車を戦車砲で破壊!ワクワクドキドキ・・・
自分にとっての007
Q以外一新!(007⑰)
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