K-20 怪人二十面相・伝のレビュー・感想・評価
全46件中、1~20件目を表示
何で埋もれてるんだこの傑作
すごい良い…何…めっちゃ良いじゃん……こういうの見たかったんだよ!
〈序盤の「ふーん…良いじゃん」群〉
時代と社会文化の設定がジャパネスクスチームパンクな感じで素晴らしい。OPのアニメーションがとても良い。パルクールを始めとするアクションも格好良い。ワイヤーでキュルキュルは怪盗の夢。金城武が基本可哀想な目に遭う。
〈素敵なおじちゃん群〉
國村さんは毎度素敵なおいちゃんで素晴らしい。…松重さん!? 良いんですかこんな贅沢に! …嶋田さんは手付き気を付けないと帝都大戦になりましてよ!
〈素敵な建築・廃墟群〉
廃墟好き、建築好きには堪らんでしょう。赤煉瓦最高! 今は(ほとんど)亡き箱崎キャンパス、移転や耐震強度とかの事情があったんだと思うけど、生き残った建物群は大事にしてほしい。あんな立派で素敵な建築なんだから、ちゃんと使って欲しいな。
当時劇場で観て、邦画の中でもかなりおもしろかった記憶がある。 もう...
当時劇場で観て、邦画の中でもかなりおもしろかった記憶がある。
もう10年前にもなるけど、今観ても映像は綺麗だし、帝都の世界観がカッコよくて今観ても新鮮な気持ちで観れます。
アクションも、キャストも良いですね。個人的には國村隼が最高です。
何度観ても楽しい。かなり好みの映画です。
パルクール
2021年12月31日
映画 #K20 #怪人二十面相・伝 (2008年)鑑賞
最近すっかり見なくなった #金城武 の #レッドクリフ と同じ時期ぐらいの作品。日本映画はこれ以降見てないな
アクション俳優ではない金城武にアクションをさせたのがもったいなかったなと思います
苦悩する役が似合う俳優だと思います
ロケは北九州が中心?こ、こ、小倉は少年探偵団・・・
小学6年生のときだったか、江戸川乱歩の少年探偵団シリーズを読み漁っていたおかげでクラスの読書冊数競争で1位をとってしまったことを思い出します。しかも、その実績を称えられ、実力が伴わないのに国語の通知簿が1点上がってたような記憶も・・・。それほど好きだった少年探偵団シリーズ。アニメも好きだったし、夏木陽介主演の『明智探偵事務所』も大好きだったのに、天地茂が明智小五郎役をやるようになってから興味が失せてしまいました・・・
明智探偵や小林少年の人気とともに、ライバルの怪人二十面相も人気があった。変装が上手く、現金よりは美術品ばかりを盗み、殺人を犯さないというのが主な特徴。ただ、「大暗室」という作品では人を殺していると記憶しているのですが、誰も信じてくれなかった。そんな乱歩ワールドの世界観を利用したファンタジー、冒険活劇に期待度は増すばかり。
今回の映画では、大戦を回避した、いわばパラレルワールドの日本。町は破壊されてないけれども軍が力を持っている様子で、軍警が幅を利かせている。戦火によって荒廃はしていないはずなのに、極端な格差社会によって路頭に迷う子供たちであふれている帝都。ある意味では社会派のような側面を持つ設定だ。原作の持つおどろおどろしい雰囲気を醸し出すためには理解しやすい大胆な設定変更も仕方のないことだったのかもしれません。
サーカスの曲芸師である遠藤平吉(金城武)が二十面相(最初は鹿賀丈史)によってハメられ二十面相として捕えられるという展開なのですが、原作でも二十面相の正体がグランドサーカスの遠藤平吉だと明かす巻もある。それくらい原作とは交錯した部分もありながら、プロット上の仕掛けがあるものだから、明智の妻となるはずの文代が登場しないし、少年探偵団もさほど活躍しない。
VFX協力に山崎貴の名があることもあって、映像表現は見事なもの。空中を自由に飛び回るシーンはまるで『スパイダーマン』のパクリのようで気に入らないのですが、松たか子が操縦するヘリコプターのおかげでかなりワクワクドキドキさせられました。彼女の存在は金城、仲村の演技の不安要素を払拭しておつりがくるほどの演技。序盤の笑えるシーンが間の悪さですべっていたのに、なぜか松たか子が笑わせてくれるのです。
そんなこんなでかなり満足。続編の話題も飛び交ってるのも理解できます。金城演ずる遠藤平吉が本当の二十面相となって活躍する世界も楽しみだ。
20151101 やっぱり楽しかった!
一度公開時に映画館で観たことがありましたが、それでも十分楽しめました。邦画ではなかなか見られない、架空日本での冒険活劇って感じがいいですね。意外とキャストも豪華でしたし。身分制度がまだ残っているという時代設定もなんか好きです。アクションシーンが多めなのもいいところだと思います☆
期待以上の出来でした。
人に勧められて観ましたが、期待以上の出来で上手くまとまり、素晴らしいエンターテイメントでした。
金城さんも素晴らしいアクションを繰り広げ、松さんはとても可愛らしく、國村さんも仲村さんもかっこよくたのしかったです。
スタッフの方たちも有名な人達ばかりで納得がいきました。
とても楽しかったです。
洋画のようなクオリティ!
日本のダークヒーロー《怪人二十面相》を新しい解釈で映画にした本作は、洋画を観ているかのような感覚になります!
ワイヤー・アクションを中心に格闘シーン等を撮影しています。
この作品の良いところは、女性が監督ということです。女性だからこそ、ただのアクション映画ではなく、ドラマティックな仕上がりになっています。
何度観ても飽きない邦画の中でもトップクラスの傑作です!!
痛快娯楽冒険活劇
第二次世界大戦が無かった1949年の日本が舞台。そこそこに、現実の日本風なところがありますが、架空の日本なのでやっぱりどこか違います。華族制度が残っていて、格差社会になっていると言う設定ですが、『格差社会』と言うキーワードは、皮肉な事に現在の日本にも当てはまる言葉ですね。
この作品は、”娯楽冒険活劇”と言う言葉がピッタリです。大金持ちと言う設定も、架空日本と言う設定にすれば可能。そう言う舞台設定の割り切りが、この物語を娯楽作品として成り立たせているところだと思います。
松たか子は、好きな女優の一人です。彼女自身の実際の育ちも影響してか、どこか上品な雰囲気が漂うのですが、その上品な雰囲気を漂わせつつコミカルな演技が出来るのが彼女の魅力。今回も、十分その魅力は発揮されています。上映中、そこここで笑い声が漏れていました。
他方、主演の金城武ですが、いい役者なんですが、どこか言葉が篭っているんですよね。もう少し、はっきりキレイに言葉が出れば、彼の魅力はさらに増すと思います。それにしても、多くのアクションシーンは彼が演じているのは見事。平吉が修行と言うことで、建物を素手でよじ登り、飛び越していくシーンがあります。これは流石に金城では無く別の人物の吹替えですが、それでもCGは使っていないそうです。実際には、パルクールをする人を使って撮影したそうですが、このシーン、結構見応えがあります。
仲村トオルの明智小五郎は、うーん、こう言うイメージですかね。確かに、明智小五郎は、完全無欠のイケメンの筈なので、そうかもしれないですね。で、明智小五郎が出てくるので、当然、小林少年(本郷美多)も出てきます。この小林少年が見せる不敵な笑みが、ちょっと怖いです。あ、”少年探偵団”と言う言葉も、セリフ中には出てきますよ。
物語の結末(K-20とは誰か?)は、ネタバレになるので敢えて記しませんが、まぁ、大体想像通りに進みます。「なるほどね。やっぱりね。」と言う感じです。
『ALWAYS 三丁目の夕日』のスタッフが再結集しているので、その辺りのVFXは十分。『帝都』と言った雰囲気を十二分に実現しています。珍しく、見応えのある”娯楽冒険活劇”です。
ハリウッド映画を和風な味付けで撮ったような映画
この映画を一言で言うと、ダークナイトとスパイダーマンを足して2で割って、三丁目の夕日の風景と和風キャラクターで味付けしたような映画です。
原作どおりなのかもしれないけど(原作は読んでいない)あっちこっちつまんで、うまく一本にまとめた感じです。
でも、つまらないかというとそうでもなくて、いろんな映画の面白いところをパロディー的につなげているので割と楽しめました。
高い所で戦ったり、飛んだり跳ねたり、高い所から高い所へ飛び移ったり、急降下したりするので、ジェットコースター的な面白さがありました。
松たか子さんのお嬢様ぶりも笑えたし、映像はCGを多用して、すごくうまく作っています。
オリジナリティーはないけど、けっこうおもしろい映画だと思います。
空想科学冒険活劇
日本映画界で今や死語となった空想科学冒険活劇。
その醍醐味がたっぷり味わえた!
江戸川乱歩が生んだ怪人二十面相と明智小五郎。
…を、ベースにした北村想の原作。
…を、さらに独自に展開させたのが本作。
(ちょっとややこしい…)
第二次大戦が無かったパラレルワールド、架空の都市・帝都。
冒頭の見事な映像でスッと世界に入って行ける。
カメラワーク、CG、美術…「ALWAYS」のスタッフの手腕が冴える。
厳しい格差社会の帝都。
世間を騒がしていたのは謎の怪人二十面相だった。
ある日、サーカス団員・平吉は二十面相の罠にハマり、二十面相に仕立て上げられてしまう。
平吉は無実を証明しようとするが…。
往年の空想科学冒険活劇の雰囲気とハリウッドのアメコミ映画を彷彿させる展開がマッチし、日本映画としては上々の娯楽エンターテイメントに仕上がっている。
粗い部分や強引な点も目立つ。ストーリーや演出は漫画チック、役者たちは少々オーバー演技…。
でも、それらを払拭するほどの面白味がある。
大胆な作戦とアクロバティックなアクション。
コミカルなやり取りと仄かなロマンス。
二十面相を追う名探偵・明智小五郎。実は…?
二十面相の正体は…?
平吉は無実を証明出来るのか…?
充分充分、満足満足。
軽快に最後まで楽しめた。
そして、あのお馴染みの台詞が心地良い。
「か、怪人二十面相だぁ〜!」
意外や意外
たまたま試写会が当ったので観に行ってきましたw
映画館での新作紹介の映像を見る限り余り期待はしてなかったのですが
いざ見てみると意外や意外!面白かったのでお得感満載でした♪
この映画では二十面相の正体が明かされるのですが
思わずなるほどっ(*^-^)//パチパチと関心
これだと追い詰めても捕まらない理由に納得がいきます(・-・*)(。。*)ウンウン
子供も大人も楽しめる作品になっていると思うので
家族みんなで是非w
第二次世界大戦を回避した1949年の日本
予告編を見て気になっていた作品。あまり前評判を聞かなかったのですが、「いまさら怪人二十面相?!」と思いつつ、予告編の映像を見るかぎりスパイダーマンかバットマン並に本気で映像化している印象でした。
私が子供のころは、本屋の子供向け書籍棚のけっこうなスペースを、ポプラ社の江戸川乱歩シリーズが占領していました。うちでは兄がこのシリーズを何冊か持っていて、私も読んだ記憶があります。
また、『少年探偵団』というTVドラマがあって、平日の夕方の再放送を何回も見ていました。このドラマでは団時朗が二十面相を演じていました。
私にとって二十面相は懐かしくもあり、でも古くさくて、とても今の時代感覚とマッチしているとは思えませんでした。
映画の舞台は、第二次世界大戦を回避した1949年の日本という架空世界。この設定にはやられました。そもそも異世界なので、古くささが古くささに感じない。ルパン三世などのマンガ、アニメ的な要素も感じつつ、なかなか魅力的な世界観とダークヒーロー像を作り上げていたと思います。
金城武くんは、んー、決して悪いわけではないんだけど、両作品とも、何か物足りない感じがしました。何だろうなあ。感情表現が弱いのかなあ。
邦画における娯楽作品の新しい幕開け
舞台設定の巧みさやK-20のダークさなど「Vフォー・ヴェンデッタ」を想わせるが、導入部のCGによる引き込みが巧く、物語も政治的な絡みがなくすっきりとして明るい。
謎の怪人、それを追う名探偵、犯人にでっち上げられた主人公は軽業師、そして本当の世の中を知ろうとする財閥のお転婆娘。しかも彼女の心は名探偵と軽業師の間で揺れ動くときたら、面白いこと間違いなし・・・といいたいところ、なかなかそうはいかないのが昨今の日本映画だった。
どうせまたショボいに決まってるなんて思ったら大間違い。導入部からしてスケールが違う。しかも、シネスコのワイド画面。佐藤嗣麻子という監督さん、ものの見事に覆してくれた。世界観の演出といい、主要人物の絡みからラストのどんでん返しまで、根気よくていねいに作りあげている。息切れがない。CGの使いこなしといい文句なし。
個人的には天才からくり師・源治(國村隼)の役どころが好きだ。彼のこじんまりとした作業場も雰囲気があっていい。彼の妻役、高島礼子も彼女の持つ明るさが活きている。
日本でもこんな愉快な冒険活劇がまた作れるということを証明してくれた。邦画の新しい幕開けだ。私が子供の頃は、こんな風に理屈に囚われない映画が多かったんよ。
p.s. 昨年の「スキヤキ・ウエスタン」もシネスコ・サイズで作られ、話も荒唐無稽で楽しめた。「ドラマとコメディはいいけど娯楽作品がねー」というのが昨今の邦画に対する評価だった。「スキヤキ・ウエスタン」に続きこの「K-20」によって、今後の娯楽作品の水準が上がることは間違いない。
金城武 in Spiderman
特に期待してなかった分、楽しめました。
最後のほう、20面相の真犯人は誰か予想がついちゃいますが、修行や最後のアクションはスパイダーマンばりのアクションで観客を飽きさせません。
国村さんは最後、よくビルの崩壊から生き延びました。
松たか子のサービスシーンがありますが、あそこで立ち上がるのはちょっと無理がありますよね?昔のアニメに似たようなシーンがあったような・・・
第2次世界大戦を回避した日本の町並みも創造的で見ごたえありでした。
全46件中、1~20件目を表示