「少年時代に読んだ江戸川乱歩の痛快さを思い出す」K-20 怪人二十面相・伝 nobuoさんの映画レビュー(感想・評価)
少年時代に読んだ江戸川乱歩の痛快さを思い出す
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太平洋戦争が無かったら、戦前のような華族制度も維持されて今のような民主的な国家に成っていないであろうことは容易に想像できる。そのような事実と違う時代設定にしたアイデアが、江戸川乱歩の原作には無い味として大変面白い。観客のなかに、多大な戦争の犠牲の結果の上にある現代社会について考えた者が私一人では無いだろう。そうした理屈抜きで、新しく怪人二十面相が生まれた経過を描いた内容は文句無しに面白い。早く次作を期待したい。
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