容疑者Xの献身のレビュー・感想・評価
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とても悲しかった。
『容疑者Xの献身』鑑賞。
*主演*
福山雅治
*感想*
だいぶ前に見たことありますが、TVで放送されていたので、再鑑賞。
湯川教授と同期の数学者・石神が愛する人の為に罪を犯す話で、オチが分かっていても、とても悲しかったですし、切なかったです。
最初の花岡靖子が元夫から暴行を受けるシーンが生々しかったですし、めちゃめちゃ怖かったです。元夫は本当にクソ野郎です。(←口悪くてすいません。)
事件の不自然さから、湯川は石神のことを徐々に疑い始めたり、ストーリーの中盤からホラーがあったり、堤真一さんと松雪泰子さんの演技力が凄くて、見入ってしまいました。
とても悲しかったですし、可哀想なストーリーでしたが、非常に良かったです。
ガリレオシリーズの最高傑作
この映画は推理ドラマというよりも絶望した人間による最後の献身を描いたものでした。もちろんトリック要素も面白いのですが、人間ドラマが素晴らしいのです。堤さんの心をグッと掴まれる演技にやられました。何度見ても泣けてきます。私の中ではガリレオシリーズ中最高傑作です。
【孤独な天才数学者の法的には許されない”無償の献身・・”但し、彼の母娘を持っての行為は、心に沁みるのである。】
ー ガリレオシリーズは全て読破していて、映画も三作とも、鑑賞している。だが、今作の鑑賞履歴がこのレビューサイトに無い事と、一昨晩鑑賞した、私がとても面白いと思った最新作のレビューが比較的芳しくなった、というか”今作と比較して・・”という感想が多かったからである。
非常にツマラナイ理由であるが、本心は、今作の細部が思い出せなかったからである・・。-
■花岡靖子(松雪泰子)は過去を振り払い、娘の美里とふたりで質素なアパートに暮らしていた。
その隣人である高校の数学教師・石神(堤真一)は孤独な日々を送る中年であったが、この母娘とだけは交流があった。
そんなある日、靖子の元夫(長塚圭司)が死体で発見され、事件解明に湯川学(福山雅治)が乗り出すが…。
◆感想<概要は巷間に流布しているので簡潔に。>
・久方振りに鑑賞したが、矢張り面白い作品である。
・原作では”地味な男”として描かれた石上を堤真一さんが、抑制した演技で魅せている。
■今作が沁みるのは、天才数学者でありながら、諸事情で高校教師になった石上の屈託した想いを堤真一が絶妙に演じる姿である。
アパートの臨家に越して来た花岡靖子と娘の笑顔に命を救われたシーンからの展開。首を括る瞬間に引っ越しの挨拶に来た二人の笑顔に石上は救われ、それ以降彼は花岡母娘の幸せを願う事で、生きる意味を見出して行くのである。
・そして、現れた靖子の元夫が現れ、花岡靖子と娘が行った事を、総て引き受ける石上の姿。
ー ここは、チャップリンの”街灯”を想起させる。
但し、石上は花岡靖子と娘が行った行為を抹消するために、罪もない路上生活者を殺害する事で、処理しようとする。私は、今作の倫理上の瑕疵はココに尽きると思う。-
<今作は、邦画のサスペンスミステリー作品の中でも、可なり上位に入る事は間違いないであろう。但し、如何に恩ある母娘を助けるためとはいえ、路上生活者を生贄にした石上の行為は受け入れ難いと思った作品である。
第二作、そして最新作ではそのような描写はない。
私が、刑法及び刑事訴訟法を学んだ故かもしれないが、路上生活者の命を軽んじる描き方に違和感を持った上での感想である。>
■超一級の役者の凄さ
・福山雅治さんも、北村一輝さんも、全く老けていない。
柴咲コウさんに至っては一昨晩に観た最新作のほうが、顎がシャープだし、若返っている。
人前に立つ仕事をする方々の、プロフェッショナルな姿勢には、敬服するしかない・・。
こんなに美しい涙を見たことがない
原作も非常に良くできたライトミステリですから(誉め言葉ですよ!)、
トリックや仕掛けなどは「お粗末さん」なのですが、
この作品のテーマはそこではないのですね。
殺人もの、ミステリものに擬態した、人間ドラマが主題です。
タイトルどおり、「容疑者X」(2名ほどいますね)の計算しきれぬ「献身」、そこへ至る心の動きと
ラストシーンのあの美しい涙が胸を打ちます。
(だからとて殺人が肯定されるべきではないのだけれども。そこはライトミステリですので)
映画ならではの、登山シーンをわざわざ挿入したのは、台本上は蛇足なのですが、(妙なミスリードを生み出してしまっている)
原作にはない、美しい、映画力を持たせることに成功していると思います。
また、堤真一氏の身体性にも良く似合っており、逆に、彼の演技力には絶妙な巧さがあります。
原作を読んでいると、彼は一見、ミスキャストなのですが、そこを必然的に納得させるだけの
演技力には脱帽しました。その圧倒的な力があって、初めて、天才同士の対決という構図、そして、
福山雅治氏との対峙する絵が成立するのですよね。
素晴らしい監督力だと思いました。
もった早く見ればよかった
原作もTVドラマも見ていなく。
新作の公開に合わせて、見た。
誰がやったのか、わかっている殺人事件。
その展開が、むむむ!。
終盤に明かされる真実、お口あんぐり。
主人公以上に、堤真一さんほかの共演陣が魅せます。
「愛」をとく。その方程式はシンプルだったのね。
何度も見た良作
ガリレオドラマ1期の当時
中学生だった私は理数系赤点ばかりでしたが
探偵ものが大好きで食い入るように観ていました。
そして映画。
劇場へ行ってはいないと思うのですが
柴咲コウさんのエンディングテーマをはやく聞きたくて。
それからかれこれ15年ほど
何度もこの映画を鑑賞しました。
まだまだ未熟だった自分が見たこの映画、
家族ができたあとに見たこの映画。
愛とはなにかという非論理的なテーマですが
湯川教授・石神さん・花岡親子側どこからも見れるようになった今
全ての感情が分かりすぎて最終場面とても苦しくなります。
みんな誰かを思って流す涙が今までのガリレオが打ち破ってきた『愛』そのものです。
内海刑事・草薙さんとガリレオのトリオが
スクリーンで観れるのが今からとても楽しみです。
予告からハンカチ必須がプンプンです。
とても楽しみにしてます。
献身
見応えあった。
この手の作品が好きってのもあるけれど、よく出来た脚本だった。
福山氏の作品はあまり得意ではないのだけれど、この役はハマり役だと絶賛したい。
何故か彼が主役の作品は、彼よりもその脇に目がいってしまう。今回の堤さんも松雪さんも素晴らしかった。
ただ…
石神が、湯川へ慟哭と共に恨み辛みをぶつけなかったのが、どおにもトレンディの枠を感じてしまう。
やっていいはずなんだ。
石神にとっての完璧な結末を打ち壊したのだから。湯川も正義感と友情を天秤にかけた覚悟と結末を享受するべきだったのではなかろうかと思う。
たが両人とも常人の思考の数手先を見抜ける思考をもってるので、凡人が思うレールからは外れているのかもしれない。
それ以外は、展開の速さも危うさも、大好物だった。
謎解きが見応えあり。
容疑者Xの犯行動機や心情にはまるで共感できませんでしたが、さすが東野圭吾さんの原作謎解きは見応えがあり実に面白かったです。
人気テレビの連ドラの映画版ですが、天才物理学者VS天才数学者の対決のミステリーとして単品としても十分に楽しめました。
原作未読、ドラマシリーズも一切見たことない状態で鑑賞しました。 す...
原作未読、ドラマシリーズも一切見たことない状態で鑑賞しました。
すごく良かった。
堤真一の演技力がとにかくすごかった。夜に天井で四色問題をイメージして「隣同士が同じ色になってはいけない」とかよかった。最後の慟哭する場面はすごい。松雪泰子も良かった。
嫌いとか悪いじゃなけど内海刑事がいらなかった、最後の最後は蛇足だと感じた。
最高の俳優陣
大好きな作品。テレビでやってたのでまた見ました。
私の入りはガリレオドラマ→容疑者Xの献身原作→容疑者Xの献身映画という感じ。
この中ではもちろん?といっていいのか悪いのか原作が好きです。
というか結局は見るより読むことが好きなのかもしれない。
それをもったままでも最高だと思う映画です。
原作がよすぎてすきすぎて実写化に幻滅する作品がほとんどな中
これは原作と並ぶくらいで好き。大好き。本当にいい映画だと思う。
配役が堤真一と松雪さんっていうのがもう!
髪の毛むしってまで演じた堤さんのかっこよさに脱帽です。
福山さん演じる湯川学の苦悩する姿にも涙。。
原作読みながらも最後なんともいえない切ない悲しみに涙がとまらんかったんですが
それをこの映画でも思いっきり味わえます。というか泣き過ぎよ、私。と後で我にかえるほど泣く。
何度見てもいい映画ですが、見るのには心構えが必要です。
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