「月9用のムダな脚色が今回はなくシリアスな雰囲気の作品でこれこそ「ガリレオ」本来の姿だと思う」容疑者Xの献身 Sp!ke-Yさんの映画レビュー(感想・評価)
月9用のムダな脚色が今回はなくシリアスな雰囲気の作品でこれこそ「ガリレオ」本来の姿だと思う
観る前はどうせドラマの延長線上で変ににぎやかな作品になってしまっている駄作だと思っていたし、何より「大奥」「HERO」「西遊記」「アンフェア」などことごとくドラマの映画化作品を失敗に導いてきた逆ヒットメーカーのフジテレビ系ドラマということで不安がいっぱいだった(@_@)
しかしそんな不安はすぐに吹っ飛ぶことになる(>_<)テレビドラマ版は何だか色々と脚色されてエンターテイメント色の強いものとなっているんだけど、この作品は実にシリアスで全体的に緊張感の漂うものとなっていて確かにドラマシリーズを観ていれば楽しめる部分は増えるが明らかに差別化をはかった作品だと言えるだろう(>_<)
だからこの作品は「ガリレオ」というタイトルが付いていない。あくまで東野圭吾のひとつの作品として作られているからだ(._.)
そのため渡辺いっけいや品川裕などコミカル要素のキャラクターは登場するもののゲストキャラクターなみに出演シーンが抑えられている(>_<)
普段は感情に流されない湯川がかつての友人の石神を調べる過程で色々とわかってきてしまうあまりにも悲しい事実に困惑する姿がすごくよく描かれていて、不器用な男同士の少し普通とは違った友情のかたちがなんとも言えないいい気持ち悪さを出している(O_O)
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