「これはひどい」崖の上のポニョ 熊五郎さんの映画レビュー(感想・評価)
これはひどい
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私はこの映画を初めて見たときはまだ小学生だったので普通に面白い作品だと思ってました。しかし、今改めて考えてみるとひどいです。
ジブリの作品の中で一番ひどいと言っても過言ではありません。一言でいうと常識を完全無視した作品です。「ファンタジーだからしょうがない。」という言葉だけではすまされないくらいです。思い付く範囲で悪い点、良かった点を挙げます。
<悪い点>・ポニョを見つけたソウスケ(主人公の男の子)がポニョを入れたバケツに水道水を入れていたこと。普通は塩素入りなので死んでしまいますよ。
・小さな男の子がお母さんの名前を呼び捨てにしていることに違和感を覚えました。
・海をポニョとソウスケが船で海を渡っているシーンで救助隊みたいな人が「がんばれよー」というような声をかけてましたが、あんなに小さい子供が2人で海を渡っていたら助けるでしょ!と言いたくなります。
・ソウスケがお父さんの船に向かって信号をだすシーンは、あれはマズくないか?と思いました。船にとって信号はかなり重要です。それを小さい子供が私情のために信号を使うのはありえません。
・町が沈んで大変なことになったのに「ハッピーエンド!」みたいな終わり方はおかしいです。ポニョのせいで町が沈んだと言っていいでしょう。
<良かった点>・老人ホームのおばあちゃんがポニョを見て「人面魚だ!」と騒ぐシーンがありました。的確だ…(笑)
・ジブリの絵柄は好きなので映像はきれいだな、という感じです。
この映画はジブリの黒歴史になりそうですね。
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