「色々なものが詰め込みすぎな印象」劇場版ポケットモンスター ダイヤモンド&パール ギラティナと氷空(そら)の花束 シェイミ たろうさんの映画レビュー(感想・評価)
色々なものが詰め込みすぎな印象
アマゾンプライムで観賞。
シェイミ、ギラティナ、ディアルガ、レジギガスといった伝説級のポケモンが多く登場するが、彼らの活躍や行動理由が有機的に結びついていないのが残念だ。特にディアルガは前半部分しか登場しないし、レジギガスの登場もかなり唐突に見えてしまった。
途中サトシがシェイミとの別れの時が近いことに悲しそうな表情をするが、あれも唐突に感じてしまった。シェイミの発言や行動に対してかなり怒っていたのに…スカイフォルムに変身したことでシェイミに対しての考えが変わったの?(個人的にシェイミは所謂ウザ可愛いキャラクターなのだが、イライラしてあまり好きになれなかった。)
ここまでにポケモン映画は悪役がイマイチなのが多かったが、本作はまさに「世界の支配」というよくある薄っぺらい悪役造形だ。支配した先で何がしたいのかが分からない。こんなよくわからない動機で伝説級のギラティナが捕らわれたり攻撃されているのはなぁ…。100分無い時間で悪役の掘り下げをするのが難しかったということだろうか。
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