名探偵コナン 戦慄の楽譜(フルスコア)のレビュー・感想・評価
全28件中、1~20件目を表示
楽譜と書いてフルスコア。 良かった点 ・高木刑事、佐藤刑事に活躍の...
楽譜と書いてフルスコア。
良かった点
・高木刑事、佐藤刑事に活躍の場面がある。今でこそカップルとして出番は多いが、当時としては革新的だった。
・絶対音感を持っていれば犯人がすぐ分かるという仕掛けがしてある。まぁ自分は音痴なのでサッパリ分かりませんが。
悪かった点
・スケールは大きくなったが、余りにもツッコミ所があり過ぎる。いくら防音でも、誰も火災に気付かないということはさすがにありえない。エントランスに警備員なり係員なり100%いる。もしいなくても、あれだけいれば誰かが間違いなくトイレに立つ。
・10作目と同じく、助けられる本人達がピンチだと思っていない。まだマシなのは後でピンチだったと気付く点だろうか。
相変わらず迷走が脱しきれていない。ハラハラする展開が皆無なのだ。
歩美「わざとじゃないもん!コナン君は音痴なだけだもん!」
2008年公開作品
劇場版コナン12作目
読売テレビ開局50周年記念
週刊少年サンデー50周年記念
日本アカデミー賞で2006年から設けられたアニメーション作品賞で劇場版コナンは前前作前作今作と3年連続入賞した
因みに最優秀賞は2006年『時をかける少女』
2007年は『鉄コン筋クリート』で2008年は『崖の上のポニョ』
監督は『名探偵コナン 銀翼の奇術師(マジシャン)』『名探偵コナン 水平線上の陰謀(ストラテジー』『名探偵コナン 探偵たちの鎮魂歌(レクイエム)』『名探偵コナン 紺碧の棺(ジョリー・ロジャー)』『名探偵コナン 漆黒の追跡者(チェイサー)』の山本泰一郎
脚本は『名探偵コナン 時計じかけの摩天楼』『名探偵コナン 瞳の中の暗殺者』『名探偵コナン 銀翼の奇術師(マジシャン)』『名探偵コナン 水平線上の陰謀(ストラテジー)』『名探偵コナン 漆黒の追跡者(チェイサー)』の古内一成
粗筋
堂本音楽アカデミーの練習室で爆発
アカデミー1期生のピアニストの連城岳彦と同じ1期生のチェリストの水口洋介が亡くなりやはり1期生のバイオリニストの河辺奏子は一命を取り留めたものの重傷を負いショックで記憶喪失になっていた
さらにバイオリニストで1期生の志田治は飲食店を経営しており店内のガス漏れに気づかず喫煙したため爆発事故で亡くなった
さらにさらにビオラ奏者で1期生の曽根久男はハングライダーを楽しんでいた最中に海に墜落し溺死した
それら1期生の悲劇の数々の3年前に堂本音楽アカデミーの6期生でフルート奏者の相馬光は飲み会の悪いノリで無理やり酒を飲まされそれが元で亡くなった
相馬光は著名なソプラノ歌手秋葉怜子の婚約者だった
命を何度も狙われる秋葉怜子
しかし殺すわけにはいかなかった
相馬光が愛した女性だから
音楽家たちを殺害した真犯人は相馬光の父親で堂本ホール館長の譜和匠
相馬光の母は訳ありで未婚
譜和匠はピアニストだった堂本一輝の専属調律師だったが堂本がオルガニストに転校することをきっかけに調律を引退
「妻」を失い息子を失い仕事を失った老人には愛した音楽が不協和音に聞こえ苦しんだ
堂本一輝がコンサートを開く堂本ホールを爆破する事で復讐は完成するはずだった
コナンは絶対音感の持ち主だが音痴という欠点がある
そういうことはなくもないらしい
セイバーの知識は豊富だがバットがボールに当たらないどころかキャッチボールさえできない人なんて珍しくない
あっこれは違うか
コナンも凄いがバイオリンの演奏だけで工藤新一の弾き方だとわかる蘭も凄い
あの場面で鈴木園子から「のっぴきならない」なんて言葉が出たことに意外で驚いた
文殊の知恵を真珠の知恵と言い間違えるようなキャラなのに
TVアニメの劇場版に対するレビューでよく見かけるのは「テレビで良い」という意見
いやいや何もわかっていない
これこそ映画館という最高の環境で観るべき音を感じるべきで今を思えば残念でならない
あと基本的にアニメはもともと子ども向けで『名探偵コナン』もそれに該当する
『それいけ!アンパンマン』や『クレヨンしんちゃん』に比べるとターゲットが広いかもしれないが
基本的にガキ向けであり大人向けじゃないのだから良い年したおじさんなんだからその点を先ず考慮してレビューして欲しいものだ
コナンや灰原が不本意ながらも小学生になったわけで観る側も童心に帰って歩美ちゃん的視点で鑑賞すれば攻撃的な姿勢で『名探偵コナン』を語ることはなくなるだろう
アメイジンググレイスは赦しの歌だし
ちなみにアメイジンググレイスを作詞したのはジョン・ニュートンという元奴隷商船の船乗りという経歴を持つ牧師
牧師になってからは奴隷反対運動に参加したという
その歌詞内容は彼の後悔であり懺悔なのかもしれない
声の配役
黒ずくめの組織に飲まされた毒薬・APTX4869の副作用で小学生の姿になってしまった「東の高校生探偵」工藤新一の仮の姿の江戸川コナンに高山みなみ
新一の幼馴染かつガールフレンドで関東大会で優勝するほどの空手の達人の毛利蘭に山崎和佳奈
関東大会で優勝するほどの空手の達人。
蘭の父親で警視庁捜査一課強行犯係の刑事だったが不祥事の責任を取り退職し事務所を開き探偵に転職したものの推理に関してはてんで駄目でコナンのおかげで「眠りの小五郎」として名を馳せている毛利小五郎に神谷明
絶対音感の持ち主なのに音痴という残念な特徴は子供の姿になっても変わらない高校生探偵の工藤新一に山口勝平
両親が黒ずくめの組織だったことから姉とともに組織の一員となったAPTX4869の開発者で組織に姉が殺されたことにより反発し4869を飲み副作用で小学生の体になり阿笠博士の自宅に身を寄せ少年探偵団に合流した灰原哀(宮野志保)に林原めぐみ
蘭の同級生かつ幼い頃からの親友で鈴木財閥の令嬢ながらとても気さくな鈴木園子に松井菜桜子
警視庁刑事部捜査一課強行犯捜査三係の警部の目暮十三に茶風林
コナンや少年探偵団のためにユニークで便利なメカを開発し無償で提供してくれる発明家で灰原哀の保護者の阿笠博士に緒方賢一
コナンにほの字な少年探偵団の吉田歩美に岩居由希子
その意地汚さで結果的に刺激物入りドリンクから歌手秋庭玲子の喉を守り自らの喉を痛めた少年探偵団の小嶋元太に高木渉
灰原哀にほの字な少年探偵団の円谷光彦に大谷育江
警視庁捜査一課の刑事かつ警部補で格闘技もドライバーテクニックも射撃も洞察力も一流の佐藤美和子に湯屋敦子
警視庁捜査一課の刑事かつ巡査部長でいまいち頼りないが佐藤刑事と交際中の高木渉に高木渉
警視庁捜査一課のキャリア組警部の白鳥任三郎に井上和彦
警視庁捜査一課の刑事かつ巡査部長で高木刑事の後輩の千葉和伸に千葉一伸
絶対音感を持つソプラノ歌手で帝丹小学校OGの秋庭怜子に桑島法子(歌唱は赤池優)
堂本音楽アカデミー創設者でオルガニストかつ作曲家の堂本一揮に田中信夫(演奏は高橋博子)
堂本一輝の息子でこけら落としのコンサートの責任者でもあるドイツ語が堪能でハンス・ミューラーの通訳も務めるピアニストの堂本弦也に目黒光祐
堂本ホール館長で元ピアノ調律師の譜和匠に依田英助
堂本音楽アカデミーの9期生のソプラノ歌手でコンサートの第1候補だったものの秋庭玲子にその座を奪われてしまった千草ららに水谷優子(歌唱・木村聡子)
堂本音楽アカデミーの8期生でバイオリニストの山根紫音に金月真美(演奏・栗原尚子)
パイプオルガン調律師でドイツ人のハンス・ミュラーにフランシス・ポル
爆発事故で重傷を負い記憶喪失状態ということもありコンサートに出演できなくなった河辺奏子に百々麻子
堂本ホールの受付にいた女性スタッフに坂下千里子
堂本ホールの劇場内から秋庭怜子が行方不明のため出演できなくなり急遽第2候補だった千草ららに変更されたと伝えていた女性スタッフのアナウンスに百々麻子
ヘリ操縦士に古澤徹
堂本ホールで発生した爆発事件の現場中継をしていた女性アナウンサーに西尾由佳理
コナンらを襲撃したダンプカーに電線を切断されゲーム画面が消えて慌てる米花町の少年Aに山里亮太
TV放送で十分な内容!!
前年の「紺碧の棺」(2007)と並んで、TV放送で十分な内容だと思います。帝丹小学校の校歌が聴けます。沢山クラシック音楽が流れますが、ストーリーもつまらないので人によっては音楽も苦行になると思います。
書き殴り 長編アニメって感じ
・電話かけれるのエグすぎる
・バイオリンのひきぐせでわかるのもうそれは愛だよ愛
・公園でバイオリン引いて蘭ねーちゃんまで届くか?普通
・弾き終わってからコナン登場するまで早すぎワロタ
・動機しょうもないし、伝えてくれよ
・昔のコナン映画は爆発足りなくて物足りなくなってきている自分がいる←映画の脚本としては爆発ばっかじゃだめだけどやっぱり映画感がなさすぎる
・ツンデレ可愛すぎ
・婚約者だから殺さないのに、歌手の声出させなくしようとするのはいくら5日で治ると言えども同じウェイトだよ
・これで私が絶対音感ではなく相対音感っていうことがわかった
『名探偵コナン』劇場版 第12作
1作目から順番に見ているが現段階で一番面白くなかった
結論から言えば、特に展開が気になるわけでも誰が犯人なのかと考える必要もなく何となく終わってしまった感じ。
見た印象としては、おばさんのツンデレって痛くてキツイ。やはり年甲斐がないと思ってしまう。
あんな感じだけど実はいい人ってのはもしかしたら若さゆえの特権なのかもしれない。
現実世界でも若い頃はちやほやされてたんだろうなという、未だに自分が年を取ったことを自覚していない勘違いおばさんが割といるがそんなおばさんを思い出した。
声でダイアルを入力したシーンは正直、見てられなかった。
そんな一発で的確なHz出せるんかいっていうのと、電話掛けたのは良いとして、なぜあの距離で状況説明をする声が届くのかという謎。
特定のHzの声という音が遠くに届くというのは理解できるが、日本語としての声が届くとは考えにくい。
小さい子供を思い出したら分かると思うが、言葉にならない音としての声。「キャー」みたいな声が店中に響き渡るというのは一度は耳にしたことがあると思うが、店中に響き渡る会話というのは聞いたことがあるだろうか?
「た・す・け・て」と一文字ずつ全力で声を出したのか、状況を説明するシーンがまるまるなかったので真相は分からない。
今回は登場人物が少ない上に、前半に結構人が死んだので中盤当たりから犯人あいつしかおらんやんという感じだった。
いつも通り爆破シーンなど緩急はあったが、今回は推理が面白いわけでもなく犯人誰なんだろうという推察の余地もなく完全に予定調和だった。
今回も小五郎のポンコツ推理は出たが、正直小五郎のポンコツ推理は共感性羞恥なので出来ればあまり見たくない気持ちもある。
大人向きに路線変更した内容としいう触れ込みは間違いではなく、ガキ向...
大人向きに路線変更した内容としいう触れ込みは間違いではなく、ガキ向けキャラの少年探偵団の出番は必要最低限に絞られ、それに伏線というオプション付き。この数年の酷さを考えればまあまあ。
今回は秋庭怜子という新しい相棒とのコンビプレーは僅かなシーンだが上手い。 やはりコナンには単独でのスタンドプレーよりも相棒とのコンビプレーの方が似合う。 そういう意味では服部平次は最高の相棒だろうし、 『名探偵コナン 世紀末の魔術師』で魅せるコンビプレーは上手い(大人の事情により途中でカットされたのが残念)。
クライマックスでコナンが佐藤刑事の狙撃に気付かない鈍感なシーンがあるが、 灰原の笛を使った暗号~コナンの決め台詞への流れを考えればまあ許容範囲内。
今回の教訓としてコナンの相棒には頭の回転が早いキレ者で、 そしてコナンの正体を見て見ぬふり出来る大人キャラが良いと思われる。 現状のレギュラーで適任者は服部平次か灰原しかいない。
佐藤刑事は警察関係者だけに惜しい。 逆に一番向いてないのがワイドショーの如く詮索するのが大好きで世話焼きなお節介なタイプ。 具体的には蘭みたいなタイプ(個人的にこういう優等生タイプは苦手^^;)。
絶対音感
"名探偵コナン(映画)" シリーズ第12作。
"金曜ロードSHOW!" で鑑賞。
原作は未読、TVシリーズは最近ご無沙汰です。
謎解きは薄味でしたが、クライマックスのスペクタクルはシリーズ最大級の火薬量(?)で、ハラハラ・ドキドキしました。
あんな電話の掛け方が出来るなんて!
今度真似しよう…(←絶対無理(笑))。
[以降の鑑賞記録]
2011/08/19:金曜ロードSHOW!
音楽に感動
音楽が素晴らしく感動したが、画力が追い付いていないのがたまにキズ…コナンじゃ仕方ないが。
作中のBGMがクラシックになるとこんなにも雰囲気が変わるのだなと感じた。
ゲストの秋葉玲子のキャラクターが良かった。
ストーリーはイマイチ、人が死ぬのが唐突過ぎたり色々突拍子なく、クライマックスも主要キャラクターがピンチに陥らないので盛り上がりには欠けた。蘭と園子が犯人のところに来るのも何故?って感じ
コナン君と哀ちゃんと高佐の連携プレーは良かった。
クラシックが流れる中での事件解決は重厚感があって良かったが、全体としては今ひとつ。
映画と関係ないが、きっとこの頃のだめカンタービレが流行っていた頃だなぁと思い懐かしさを感じた
2008年はアヴェマリアとアメージンググレースの当たり年
なぜか10年以上前の“特ホウ王国”を思い出してしまいました。他のバラエティ番組でも紹介されたことのある、2人の声だけで電話をかけるネタ。このDTMFという仕組みによって、受話器をはずし、二つ周波数の組み合わせでプッシュホンをかけることができるのだそうだ。もちろん、2人は絶対音感を持っていなければいけないのです(ただし、ダイヤル回線では無理)。ソプラノ歌手と江戸川コナンの2人による妙技ではあったけど、絶対音感があっても細かな周波数の機械音までは表現できないはずで、よほどの訓練が必要だと思います・・・
最近の劇場版コナンはアクションやアドベンチャーが中心でしたけど、今回の第12作は本格推理モノ。しかも音楽に敬意をはらっているので、若干大人向き・・・のハズだったのですが、ヒントを出し過ぎて、犯人がわかりやすい上に人間関係も読みやすかった。絶対音感というテーマとパイプオルガンのからくりまで読めてしまって面白さが半減してしまいました。また、「音階を記号に」というエピソードはビックリするくらいに端折り気味。やっぱり小学生でもわかるように作ってあるんだろうなぁ・・・最も難しいのが阿笠博士のナゾナゾだったし・・・ちなみに前2作とは脚本家が違い、元に戻っているようです。
いつもと違うのはそれだけじゃありませんでした。蘭はピアノを弾けるしコナンはバイオリンも弾けるとか、ゲストキャラのソプラノ歌手・秋庭怜子が出ずっぱり。最初は冷淡で高慢な女王様風音楽家といったイメージなのに、徐々に素敵なお姉様になってくる魅力的なキャラなのです。コナンじゃなくてもちょっと惚れちゃいそうです・・・
“ゲネプロ”などと個人的に懐かしい用語も聞いたし、音楽で魅せるところも満載。ぜひ劇場で!と言いたいところですけど、犯人との長い対話などもあって緊迫感のほとんどないことが欠点。
コナンがDBバッジを置くシーンがあったのですが、「江戸川乱歩の少年探偵団ではたしかBDバッジだったよな~」などと考えていたら、このバッジがどのような効果を発揮したのかわからなかった(謎)。それと、ドイツはシ=Hだけど、母親がイギリス人だからシ=Bって説明もわからな過ぎる!
〈2008年5月映画館にて〉
アメイジンググレイスで評価上げです。
コナンが、ソプラノ歌手の周辺で起こる連続殺人事件に挑む物語。
随分前に鑑賞済みですが、録画していたものを再鑑賞。
コナンの映画で一番気になっているのは、その犯人の動機です。アクションは多少無茶があっても、そこはアニメですから許容出来ます。
でも、犯人の動機だけは「犯行結果に相応しいもの」を用意して欲しい、と考えています。
その点では、この事件は動機と犯罪行為がアンバランスで戸惑います。「サイコ」とは思えませんし、もう少し違う動機を準備出来なかったのでしょうか?
ただ、映画としてはとても面白い作品でした。ゲストキャラの秋庭怜子は魅力的なキャラクターでした。コナンと秋庭のハモリ、クライマックスの緊迫感、灰原の笛。何より要所に流れるアメイジンググレイスが映画を盛り上げます。
動機だけなんですよね・・・
戦慄の楽譜の名の通り
戦慄の楽譜のタイトルの通り、専門的な音楽の話がところどころに散りばめられている。私は音楽に興味があるのでなるほどと思うことも多かったが、少々説明くさい場面もあり、そこは見ていて疲れる。
音楽についてはパーフェクトといってもいいくらいで、劇中歌のクラシック、効果音、歌声全てにおいて言うことがない。だが、作品自体と合っているかと言われると微妙。もったいないような気がする。
黒づくめの組織が関わっていないので、しっかりとした推理(謎解き)もあるが、コナンマニアは少し物足りない事件かもしれない。もう少し事件の迫力が強調されていれば、もっと面白かったかもしれない。
全28件中、1~20件目を表示