最高の人生の見つけ方(2007)のレビュー・感想・評価
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努力や忍耐の先に本当の幸せがある
エドワード(ジャック・ニコルソン)とカーター(モーガン・フリーマン)は、人並みに恋愛をしたり所帯を持ったりしながらも、その人生の多くを仕事に捧げた。そのため自分の時間をあまり持てなかった点で共通していた。酸いも甘いも噛み分けた二人ゆえに、無性に馬が合ったのだろう。だからこそ、二人は共に旅へ出て、やりたいことをやり尽くした。
しかし、カーターは旅の中で本当の幸せとは何かを悟った。それは、家族の絆によって得られるものなのだと。思慮深い彼がそのことについて今まで考えなかったはずは無い。だが、今回の旅を通じて身に沁みて理解することができた。エドワードに絶縁状態の娘と向き合うように勧めたのも、本当の幸せについて考えてもらいたかったからだ。
幸せとは、ただ楽しいとか嬉しいというものじゃない。自分勝手に振る舞って得られるものでもない。努力や忍耐が必要な部分もあったり、嫌なことも含まれていたりする。その先に本当の幸せがある。彼らの旅の最大の収穫は、人生で本当に大切なのは何かを学んだことにあるだろう。
今作も、『スタンド・バイ・ミー』のロブ・ライナー監督らしく、観て良かったと思える素敵な映画だった。ジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマンも、味のある良い演技をしていた。
色々考えさせられたし、今の時代も。
BSで録画視聴。
最高の人生の見つけ方は今の時代に観ても
十分通用する作品。
色々、最高の人生を見つけるにはどうしたら
いいのかと考えさせられた。
モーガン・フリーマン、ジャック・ニコルソンの演技はさすが。
ただ、地震、災害、戦争が身近になった今日、この作品のような最高の人生の見つけ方はできるだろうか?
モーガンのナレーションは優雅なバリトン
何と言ってもモーガン・フリーマン。どこを切り取っても同じで、安心して見ていられる。彼の人生は、ほろ苦く、寡黙で、それでいて雄弁。優雅に、心地よく我々を導いてくれる、水先案内人のようだ。
映画の中でも触れているが、死の許容の5段階(抵抗とか、受容みたいなプロセス)を分かりやすく、面白く語ってくれる。その相棒は、なんとあのジャック・ニコルソン!それだけで、この映画の成功は保証されたようなものだ。プロフェッショナルが遺憾なく力を発揮し、ロブ・ライナーがメガホンを執る。古い映画ファンにはたまらない顔合わせだ。
どうして今まで見なかったんだろう?そう自分に問いかける。「別にいつでもいいんじゃない?」そう。いつ見ても面白い。
だから、今見るべき映画を優先していたら、今になった。得られる満足感は大きいが、新しさはない。そんな作品だ。
ひとつだけ、独特の手法がある。それはモーガンが、ナレーションとロールプレイングを同時にこなしていること。ナレーションは、彼の人生を振り返り、語りかけてくる。その人格は同じもので、今もなお生きている人の語り口だ。ところが映画の始まりの時点で、実は主人公がふたりとも死んでしまっているのだ。
そしてリストに残された最後の一行。これを成し遂げることで映画は完結し、閉じていく。この瞬間に、観客である私は初めて彼らの死を悟り、いま急峻な頂を登り詰めている人物がいったい誰なのかという疑問にぶち当たる。
その男がゴーグルを外すとき、男同士の友情の深さと、人間に与えられたちからの有難みに気づくことができる。
このトリックを採用したのはロブなのか?誰なのか。
知るすべはあっても、もうどうでもいい。無粋だ。誰かが施してくれた心地よいベッドに身を委ねるだけで、死について考え続ける人間の業を悟ることができる。とても印象深いラストシーンだった。
死を考える前に…
ジジイはしゃぎ映画NO1
最高!
人生で足りなかったものを補完し合う関係
何故か涙が止まらない
同情や悲しみで窒息して死にたいか?俺は嫌だ
安心して観られるジジイふたりのお話
今夜(2024/04/13)観ました。
末期癌のふたりのじいさんが“やりたいことリスト(bucket list)”を作り、ふたりで世界を股にかけてこなしていくという、夢のあるシンプルなお話です。
ジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマンという大御所ふたりの共演、というだけで垂涎ものですが、内容としてはそこそこの面白さ、と言ったら印象でした。
尺は100分未満でコメディとして一番良い長さではありますが、展開に退屈さを感じました。
ラストシーンは概ね予想通りで、エンドクレジット前の場面は余りにもファンタジーでどっちらけでした。
リアリティのあるシーンで締め括って欲しかったですが、全体を通してかなり笑えたので、このスコアにさせて頂きます。
多少大人向けのシーンはありますが、家族で楽しめる内容かと思います。お時間があればどうぞ!
悪くはなかったが、 ほどほどに感動して、 少しうるっと泣きそうにな...
自分の人生を考えさせられる作品でした
何度か見返した映画作品です。
前向きに最期を生きる二人が、心に響く考えさせられる作品でした。
死ぬまでにやっておきたいことをリストにする、病室が同じになった対照的な二人がお互いに残りの人生をイキイキと駆け抜けていき、大切なものに気づいたり、二人友情が育まれている展開、荘厳な景色でのラストも素敵で心が温まりました。
余命がわかって最期の時を悔いなく過ごすことはもちろんですが、いつか人生は終わってしまうからこそ、自分の人生やキャリアでやりたいことを今からでも出来るし、私も転職など行動を変えてみようと考えさせられました。
最高の人生の見つけ方
年末年始に見返した作品です。
主人公は全く違う豊かさを持った2人。
1人はお金はあるけれど孤独な白人男性。
もう1人はお金がなかったために夢をあきらめたが家族に囲まれ幸せな黒人男性。
偶然同じ病室になり、そして2人とも余命6ヶ月。
棺桶リストによってふたりは生涯最後の冒険旅行に出るストーリーでした。
格言のようなセリフが多く、自分の人生に取り入れられることが満載。
私たちもいつ人生終わるかわからないからこそ、
目標を定めてなりたい自分・やりたいことリストを作って、
それを叶えていくのが大切だと映画からも実感しました
また、余命の宣告をされたエドワードのシーンは
表情に引き込まれて自分が余命宣告されたような気持ちになりました。
自分が余命宣告されたら何を思うだろう?
もっと健康、美容に気を付けるべきだった?最高の人生だったと思えるのか?
余命宣告をされていないにしても、
2023年の1年間は本当にあっという間で
目標を持って生きていても時間はすぐに経ってしまいます。
6ヶ月ではなくても人生は一瞬ということです。
私は普段、経営者の仲間と将来について語り合う事が多いのですが、
この映画を見て改めて
「目標を持つことの大事さ」「同じ方向性での目的目標を持つ仲間の大切さ」を実感しました。
今ある仕事は自分の人生の目的目標を決めてから選択してきたので、
2024年は全ての事業を自分がやり切ったという状態になるまで仕事すると決めました。
いい影響のある作品に出会えて嬉しいです。
私のnoteでは、今までの経験談をベースに過去の経歴や自分が今伝えたいことや自分自身がどんな人間なのかを書いています。
インスタは、ファッション(イメージコンサルタント、ショッピング同行、顔タイプ診断)や美容などの発信をしていますので、ぜひ見て頂けたら幸いです。
エドワードとカーター、家族構成も社会的地位もこれまでの生き方もまる...
エドワードとカーター、家族構成も社会的地位もこれまでの生き方もまるで正反対の二人が、末期ガンの入院患者として病室を共にしたところから、会話が生まれ、友情を育み、残された人生を有意義なものにするために今まで経験してこなかったこと、避けてきたことに向き合うことで人生に対する新しい見方や、答えを獲得していくという物語。
冒頭からのミスリードがうまく効いている。ナレーションがかぶされているおかげで観客は登山しているのはカーターだと思って見ることになる。おかげで先に死ぬのはエドワードの方だと思い込んでいるので、カーターの手術が失敗に終わることに意外性が生まれる。
ラストシーンでその登山者がエドワードでもなく秘書のトマスであり、缶に入れた位牌を山頂の石廟に納めに来ていて、それで最後の「荘厳な景色を見る」という棺桶リストの最後の項目を達成するというオチが気が利いたものとなっている。
大金持ちの終活のお話。 ジャック・ニコルソン、モーガン・フリーマン...
大金持ちの終活のお話。
ジャック・ニコルソン、モーガン・フリーマンの贅沢な共演作。
二人の演技が素晴らしく、予定された悲しい結末の切なさが一層際立つ。
じじい二人で色々するのはいいが合成映像のクオリティが低くて冷める。
あと、あれほど実直なじじいが憧れのマスタングを運転させてもらっといていきなりぶつけたり暴走したりする?サイコパス?
ラストは秘書が最後のお勤めをして寂しいながら爽快な締めくくり。
邦題がダサい。
人生最後の旅! 2人が見た荘厳な景色とは?
嫌いな人はいないでしょう
感動
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