「中々酷かった。」L change the WorLd りくさんの映画レビュー(感想・評価)
中々酷かった。
まずデスノートは全く関係ない。
ライトと決着が着いた後の話なので、100歩譲ってそこは良いが、観てて目に付くところが多過ぎる。
・序盤から明かされる悪役グループの思想が中2病過ぎて聞いてて恥ずかしい。
頭が良すぎると振り切ってしまうというのはむしろリアルなのか?
・基本悪役達の情緒が不安定。
いちいちオーバーアクションなのが目に付く。
特に女性役の人がヤバい。突然死体蹴りして捨て台詞吐いたり、叫び出したり、どうしたどうした?となって話が入ってこない。
・序盤の無駄なバイオハザード的な演出
父親がバイオ2のGみたいなのにでも変化するのかと思った。
そもそもウイルス(やワクチン)の効きがあまりに速い。空気感染もするので、いくらなんでも現実でこんなウイルスがバラ撒かれたらほぼ1日で世界は終わると思う。
・なんでカチコミしたのか。
わざわざ慎重?にLとコンタクトを取って、会う約束までしたのに、なぜかLのアジトを強襲するK。
・いきなり出てくる南原FBI。
ここまでどんな気持ちで観ればいいか迷っていたが、ここで完全にギャグ路線なんだとなった。
・2008年だからって出てくるメイド喫茶。
当時流行ってたのは知ってるけど、物語に必要性ないし取ってつけた感。
・子どもと一緒に街中をうろうろするL。
Lも意外と大胆に行動はするので、それ自身は違和感ないが、Lと言えば知的な分野で戦うといった役回りなのに、その部分が少ししかなかった。
・松戸博士の存在に気付かないK
Lと同じ天才設定なのに抗ワクチン薬の生成に松戸博士の存在に、Kが一切気が付かないのは違和感。
Kが悪役グループの1人に埋もれてるのは終始こんな感じだから。
・動き出した飛行機に飛び乗るL
飛行場ってそんなに簡単に侵入できるのか?は最早どうでもよく、ハリウッド映画を意識したばりのアクションを見せるL。
実はテニスで全中優勝のライトと渡り合えるくらいの実力者であり、身体能力は抜群なのでそこはOK。
ただ、飛行機が飛び立てないのは観てて分かるので、臨場感がイマイチ。
・実は一緒にいたN
最後の最後で一緒にいた少年が後のNだと判明する。
まぁそうなんだろうなと思いつつ、なんでタイ人なの?という疑問の方が強い。
LがNに託した言葉は良かった。
と、気になるところが多過ぎではあったが、そういう映画だと割り切れば、それなりに楽しめた。