「酔うと言えば酔うけど……楽しい!」クローバーフィールド HAKAISHA カピバラさんの映画レビュー(感想・評価)
酔うと言えば酔うけど……楽しい!
POV撮影の映画で、大体の作品に言えるのが、「酔う」ということ。本作を劇場で観賞した際、やはりトイレに間に合わず床に…という人を見かけました。
私は平気でしたが、観賞後フラフラしました。
是非とも映画館での観賞を薦めたい一作ですが、そういう点ではちょっと難しいです。
ストーリーに関してですが、話は単純です。恋人を救うため怪物(クローバーっていう名前だそうです。)がいるど真ん中に向かう…という感じです。
普通の映画ならなんじゃいという印象を受けると思いますが、POV撮影のため臨場感は半端ないです。
BGMもかからない記録映像だと思って観るとなかなか迫力があって怖いです。
この手の映画は好き嫌いが極端に分かれると思いますが、私は大好きな一作と捉えています。
とりあえず、レビューは気にしないで自分の判断で観てはどうでしょうか。
ちなみに、登場する怪物はクローバーという名前で、日本語名はKISHINとのこと。
DVD/BDの特典で監督は、「まだ怪物は生まれたばかりの子供なんだ」とおっしゃっていました。
ということは親は…と想像が膨らみます。
また、本編を何度も観ていると、怪物の体格や
大きさ、顔の構造が違って見えます。
これはそう見えるだけなのか、怪物が一体だけでないということなのかは不明です。
それから、皆さんお気づきでしょうか。
エンドロール直前の遊園地での観覧車内部の映像で、
ロブとベスにカメラが向く前に、遊園地の目の前にある海を撮っています。
そのシーンで小さな(?)船が映っているんですが、その奥の沖の方に空から何かが落ちて来て、海に落下しているんです。
DVDの方でも確認できるので、チェックして見てください。