「2度のオスカー女優ヒラリー・スワンク が主演!」P.S.アイラヴユー モウリさんの映画レビュー(感想・評価)
2度のオスカー女優ヒラリー・スワンク が主演!
・・・ということで期待し、彼女と見に行きました。9/18半蔵門東京FMにて試写会。しかし、何故だろうか、所々、泣けそうなシーンもあるのですが映画にのめり込めない・・・感情移入ができない。ヒラリー・スワンク は『ビバリーヒルズ青春白書』でチョイ役、『ベストキッド4』でコケながらも、その後にブレイク!名女優になりましたが、悲壮感漂う役柄には定評がありますが、彼女のゲルマン的ないかつい顔を見ると、どうも怖い・・・というか、この役にはどうしても合わない気がします。いわゆるミスキャストとでも言うのでしょうか?監督の手際、脚本や編集もイマイチなせいで、感傷を盛り上げながらすぐに落とすというシーンが目立ち、見終わった後に消化不良が残ります。
ちなみに、アイルランド男を演じたJ.D.モーガンはハビエル・バルデムによく似ています。彼女も「彼は『ノーカントリー』の人だよね?」と終わった後に、私と同じ勘違いをしていました。ジェラルド・バトラーも『オペラ座』『300』と印象に残る名演でしたが、本作といい『幸せの1ページ』といい作品に恵まれていないようです。
それと、映画会社の人に言いたいのですが、安易に若手のタレントを声優に使用したり、無理やり日本人にハリウッド映画の主題歌を歌わせたりするのは止めてもらいたいですね。どうして本作の主題歌を徳永英明に歌わせるのか意味不明、映画と合っていません。また、吉永小百合の『卑弥呼』の主題歌がセリーヌ・ディオン?本来は逆でしょ!?無理繰りな話題作りは映画のイメージを逆に損ねると考えるのは私だけでしょうか・・・?