アルビン 歌うシマリス3兄弟のレビュー・感想・評価
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もうつがってないぞ、もとつがい
映画「アルビン/歌うシマリス3兄弟」(ティム・ヒル監督)から。
子供向けの映画だと思っていたら、どうしてどうして・・。
なかなか感激するシーンがあって、満足だった。
今回、選んだ一言は、主人公デイブの「元妻」を見て、
動物らしい単語だったからメモをしてみた。
しゃべるシマリスは、主人公に訊ねる。
「デイブのつがいの相手?」・・聞きなれない言葉に戸惑ったが
「もうつがってないぞ、もとつがい」とシマリスに説明する。
「モトカレ」「モトカノ」「モト夫」「モト妻」とは違って、
なんだか、ホッとする単語だった。
「つがい」を辞書で調べてみると、「番い」と書き、
「二つのものが組み合って一組のものになったもの。
特に、動物の雄と雌の一対。」とある。
人間も動物だから「つがい」でもいいんだよなぁ。
「つがい」という意識で、付き合っているかどうかは不明だけど。
セオドアに添い寝したい。
最近、子供のための子供映画が少なくなった。
妙に奇をてらって、大人を取り込もうとする映画が多い。
昔流行ったシリーズならナンでもいいの?的な映画とか。
今作について50年も遡る原作をまったく知らなかった上、
彼らの歌自体も聴いたことがなかった。この…3兄弟のね^^;
ヘリウムガスを吸い込んだ?ような声を出すシマリス達は、
そのリズム感、さらにしっかりとハモるところが見事だ(爆)
単なる子供映画(もっとも年少さんの観るような)作品だと
タカをくくって観に行ったものの、場内は満席。
それも子供から大人まで実に多彩な顔ぶれと客層に魂げた。
えぇっ!?そんなに有名なシマリス達だったわけぇ…??
そうなのだ。かなり有名なリスだったのだ^^; あちらでは
クリスマスの定番ソングとして知らない人はいないそうだ。
日本でも「わんぱく3人組」としてTV放映されていたらしい。
当時のアニメ画像を見てみると…あぁ~見たことあるような?
そして今作はCGなので、かなり可愛く仕上がってもいる^m^
いや~しかし、ホントに子供向けの王道をいっている!
トロピカルな家並みや会社内もすべてセットだと分かる(爆)
そのバタくさい映像に胸がキュンキュンとうごめく♪
教育テレビで夕方やっているファミリードラマ、あの感じだ。
どうぞ見てやってください。と言わんばかりの潔さに加えて、
シマリス達の可愛いこと、可愛いこと!
「こいつ、こんなに食糧を貯め込んで冬眠するつもりだぜ?」
と、リス達に言われるヒトの好いデイブ(J・リー)はハマリ役。
アルビン・サイモン・セオドア(とにかく可愛い)3兄弟の
性格も様々で、イタズラも甘えも人間の子供と変わらない。。
ただ彼らには歌の才能があるため(爆)それを発揮して、
宿主デイブに恩返ししようと奮闘するところがなんとも健気♪
分かり切ったシチュエーションにキャラクター、
それがこんなに心地良かったのは、心が荒んでいたせい?^^;
ちなみに公式サイトを読むと誕生秘話にかなり笑える。
主人公デイブのモデルが原作者本人なのは承知だったけど、
アルビン・サイモン・セオドアの名は、彼にヒットを迫る
いまいましい重役たちの名をそのまま使ってるんだそうだ。
それがこんなに愛らしいキャラとして親しまれるなんて(爆)
人生も、リス生も、まだまだ分からない誤算でいっぱいだ。
(とにかく耳に残るフレーズ、洋楽ヒット満載なのが嬉しい☆)
お菓子やおもちゃ、TVやゲームよりも、家族の愛がやっぱり一番大切なものと3兄弟は教えてくれます
アニメかと思ったら実写とCGIを組み合わせた映像でした。実写の中で動き歌うアルビンたちは、まるで現実に実在するかのような存在感があります。実写の中で動く、アルビンたちシマリスの仕草は掛け値なくかわいらしく、愛らしいです。その豊かな3兄弟の表情は、試写会の会場でも思わずかわいい♪と歓声が上がりました。一緒に来ていたちびっ子たちも大喜びのようです。
ストーリー面では、意外と「家族」がテーマになっている作品なのです。主人公のデイブ・セビルは、シャイなところもあって、森から街にやってきてしまったシマリス3兄弟を偶然家に連れて帰ることになったのです。
共に暮らすなかで、シマリス3兄弟はデイブを父親のように慕うのですが、デイブはあくまで友達だと言い張るのです。
やがてスターダムにのし上がった3兄弟は、そのちょっとした行き違いにつけ込まれて、レコード会社イアンのたくらみによって引き裂かれてしまいます。イアンによって、欲しいものは何でも与えられる過密スケジュールを強いられる日々・・・。
そんな中、アルビンたちはやっと気がつくのです。自分たちが“本当に欲しかったものは何か”ということに。「デイブともう一度いっしょに暮らしたい!」
お菓子やおもちゃ、TVやゲームよりも、家族の愛がやっぱり一番大切なものと3兄弟は教えてくれます。アルビンたち3兄弟はまぎれもなく、現代の多感な子どもそのものです。遊び盛りの3兄弟が、デイブの家の中をめちゃくちゃにしていく様子は圧巻で、笑えます。
きっと観客の子どもたちはワクワクして、フラストレーションを発散するにちがいないでしょう。でも、多くの子どもたちがそうであるように、アルビンたちも本当に欲しいものはただひとつ。それは温かで、やさしくて、心から安心できるものなのです。
ラストはジェットコースターに乗り込んだような、たたみ掛ける愉快でノリノリのストーリー。すごく温かな気持ちになれる展開でした。
台詞は日本語版でも3兄弟は変調してあり、やや聞き取りにくいところはあります。でも仕草を見ていれば、理解はできるでしょう。
それよりもどこかで聞き覚えのある3兄弟の声と歌。ノリノリ♪のゴキゲンサウンズに思わず、見ているものも、体が動き出してしまいそうです。それもそのはず、彼らの音楽は50年も前から、多くのグラミー賞に輝くほどの実力の持ち主なのですから。
歌って、踊って、体も心もあったかくなれる、人気キャラクターの新感覚のエンタテイメント・ムービーです。ぜひ家族連れでご覧ください。
子供は大喜び・・・だったようです。
シマリスの造形に好き嫌いが分かれると思いますが、個人的にはやや可愛い、くらいだったので、いいんじゃないでしょうか?(は?)
嫌いじゃないんですが、ほんと可もなく不可もなくという映画なんですよ。(これじゃあ、レビューになってないっすね。)
息子と妻は楽しかったとのこと。子供と女性向けのかる~い映画です。DVDで十分かと。
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