「2時間は越えなくていい。もっと簡潔に!」スピード・レーサー ハチコさんの映画レビュー(感想・評価)
2時間は越えなくていい。もっと簡潔に!
これは往年の日本製アニメ「マッハGoGoGo」を
観ていたかどうか、好きだったかどうか、の思い入れで^^;
おそらく感想が分かれると思いますねぇ。
そのくらい忠実にウォシャウスキー兄弟が実写化しています。
私は原版を観てはいるのですが(歳バレるって~^^;)とはいえ
リアル放送はかなり古いので、たぶん記憶に残っているのは
再放送時のものだと思います。サントラも持ってたし~♪
なので。。
けっこう嬉しかったんですよ。エンディングとかねー(爆)
どうせならフルコーラス・日本語バージョンが良かったな。
あ、映画自体はもちろん字幕で観ました。
ジャニーズ野郎の吹き替えなんて聞きたくないですから(=_=)
しかし、よくよく考えるとものすごいネーミングです(爆)
三船剛がスピード・レーサー(そのまんま)、
三船大介がパパ<パプス>・レーサー(おいおい)、ママも同。
この安直な名前が気にならないのが、自分でも不思議~。
エミール・ハーシュがこういう役をやるとは…?でしたが、
彼の地味~な感じが次男坊の苦悩とピッタリで良かったです。
トリクシー(ミチ)役のクリスティナ・リッチも可愛かった。
まぁ何と言っても!一番カッコいいのはレーサーXですね^^;
でもって、実写化№1キャラ☆は弟のスプリトルでしょうか。
衣装までクリオとおんなじ♪チムチム(三平)も^m^
肝心のレース・シーンは…CGを駆使して色鮮やかに仕上げ、
兄弟お得意の映像が踊りまくって、いかにもアニメ。…には
なっているんだけど、それほどの臨場感は無かったかなぁ?
あと、私には余計な部分が長い…(爆)気がしました。
マニアに言わせると車がジャンプする音まで同じだそうで、
(この車は走るより、飛んでる方が多いですからね)
厳密には7つの特殊装置を備えたスーパーカーであるものの、
そのすべてが使われてはいなかったようです。
まぁ、細かいことはそのくらいにして…^^;
やはり和製アニメは、元の脚本がいいですね。
そういう見せ場ばかりでなく、話の道筋がちゃんとしてる。
兄の亡霊に悩まされる弟が、兄の走りを越えた時に感じる
一体感が素晴らしく、家族を大切にする生真面目な態度も
いかにも日本人気質という感じで好感が持てます。
まぁ…古いっちゃ古いと感じるかもしれませんが、
こういうアニメを観て育った世代には感無量モノなのです。
最後の最後にナンですが、
あの「ピ」って人はイマイチでしたね。悪いですけど…^^;
あと真田さんも、わざわざお疲れさまでした。。(汗)
(アチラでは散々だったそうです^^;日本でファイト一発?)