「If you listen to this, you are the resistance. ダダンダンダダン❗スピンオフ‼️」ターミネーター4 アキ爺さんの映画レビュー(感想・評価)
If you listen to this, you are the resistance. ダダンダンダダン❗スピンオフ‼️
午前10時の映画祭で「ターミネーター」1、2を観たので引き続き「ターミネーター」。
方々で評価の低い第4弾。本作の失敗は「ターミネーター」のタイトルを冠した事だと思います。確かにターミネーターっぽくはない。ジョン・コナーも大して活躍しないし。でも単品SF作品とみればけっこう良くできていると思います。最初っからスピンオフって言いきっちゃえば、また評価も違ったかも?
冒頭のジョン・コナーのヘリの墜落の長回しとか見応えありますし、スタートから30分で一気にジョン・コナーの紹介と行動目的、マーカスの復活、カイル・リースの登場と持ってくるのはなかなか脚本が練られていると思うんですよ。
そして次の30分でカイルが捕らえられて、マーカスがレジスタンスと繋がりを持ち、ジョンがマシーンを止めるシグナルが使える事を確認してからのマーカスの正体まで話を進める。で、最後の1時間でジョンとマーカスの対立から共闘する流れを描きつつスカイネットへの潜入とラストバトル。いや、確かに最後の方は時間が足りなくなったのか編集で色々カットされたかなっと思ってしまう感じではありましたが、それでも良くできた作品だったと思うんですよね。
クリスチャン・ベールは「ダークナイト」の後が本作だったんですね。最近見ないサム・ワーシントンがまだ勢いがあった頃ですね。マーカスが甦ったシーンはフランケンシュタイン意識してそうです。アントン・イェルチェンが出てる❗ジョンよりカイルの方がよっぽどリーダーの素質ありそうでした。ブライス・ダラス・ハワードやヘレナ・ボナム=カーターと意外に有名所が脇をしめてました。
個人的にはこの続きも観てみたかったのですが、世間がシュワちゃんの出ない「ターミネーター」を認めてくれなかったのでしょうね。スカイネットのアイデアは面白いだけに、もし本作が当たっていればシュワちゃん抜きでも「ターミネーター・ユニバース」が確立されいただろうなっと思うと残念でなりません。
そしてシリーズは更なる迷走へ・・・