「最終章に向け大きく展開する」ハリー・ポッターと謎のプリンス tabletapさんの映画レビュー(感想・評価)
最終章に向け大きく展開する
前作『不死鳥の騎士団』で「闇の帝王が復活した」ということで
速やかにその対応でアクション映画へとシフトしていくのかと思ったが
意外にもまた魔法学園としてのストーリーも進んでいく
初期の3作のようなテイスト+最終章への展開で大幅な進展
ストーリーとシリーズのコンセプトの両立が出来ていると感じた。
作中人物の関係性もこれまでとは比較にならないほど大きく変化、
まもなく最終章だと感じさせられる。
「バタービール」は本作の名物だと思っていたが
映画版では本作が初出で驚いた。
アクションシーンが地味、かつ一方的にやられていてカタルシスがないが
これは本作でたまったフラストレーションの解放を次回作に期待するところだ
舞台が破壊されていく悲劇的なシーンが良い、滅びの美学というべきだろうか
今作ではシリーズで出てきたものが壊れていく様子が描かれていてそこが魅力的
ここを良いと感じるかどうかが評価のポイントになる。(個人的にここで大幅加点)
映画単品の評価ではやや微妙だが
シリーズとしては良作
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