劇場公開日 2009年7月15日

「せめて、前作の復習をしておけば良かった。。。」ハリー・ポッターと謎のプリンス りりーさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5せめて、前作の復習をしておけば良かった。。。

2009年7月15日

泣ける

楽しい

私は、原作は読んでいないし、前作を見てからも随分日時が経っている。
ので、名前を聞いても、≪それって誰だったっけ??≫という疑問に悩まされながら見た。
復習しておくべきだったわ。

今作は、前作までの、冒頭から最後まで、一気に駆け抜けるような展開ではなかった。
シリーズ最終章への布石的要素の大きい作品だった。
その分、ストーリーー展開がゆっくりと感じられた。

2001年の第1作では、幽霊達が陽気に飛び交い、華やかな雰囲気だったホグワーツ魔法学校も、急に暗くて、不穏で、寒々しい雰囲気に包まれていた。
闇の帝王ヴォルデモートの恐怖の力だけではないのだろう。
子供から大人へと成長する過程での、夢が壊れたりする厳しい現実をも感じさせる。

そんな中、媚薬が織りなす恋に翻弄されたり、「ヒゲが伸びた」と指摘されるハリーなど。
いつまでも子供じゃないんだよと、子役たちの成長を観客に伝えたりしている。

そんな子役の一人、ドラコは、ある目的のため、悩み続ける。
苦悩する。

ハリーも、父親的存在のダンブルドア校長との間に、大きな転機が訪れ、一人前の男へと成長を余儀なくされる。

冒頭の橋が壊れるシーンや、火の威力、クディッチの試合シーンなど、映像的にも見応えあり。

悪役たちの、容赦なく冷たい悪役ぶりが良い。

ロンの双子のお兄ちゃん達も、相変わらず癒し系で良いな~。

早く最終章を見たいものです。
消化不良だわ。

でも、最終章は来年と再来年。

その頃には、また復習しないと忘れているのだろうな~。

りりー