「ダメ監督…でも,ダテだから,ほっとけな〜い(?)」NINE OverYoungさんの映画レビュー(感想・評価)
ダメ監督…でも,ダテだから,ほっとけな〜い(?)
男どもが、抱いてしまいがちな映画監督への憧れを具現化してしまったかのようなモテモテぶり…
トリビュート?オマージュ?…そんな言葉が似合いそうな、古くからのオールド映画ファン(?)には、おしなべて、評価が高いみたいな本作だが、ミュージカル型式の苦手な自分には、豪華な女優陣達さえ,押し付けがましく,感じられてしまい、
「何様ダヨっ#!?」と思われかねないけど、
やっぱり(?)、前から思っていた事で、
「漫才の中で漫才を語る」のや、
「芝居の中で芝居を表現する」
ような、いわゆる劇中劇方式は、両刃の剣になりかねん危ういモンだと、改めて、この作品でも感じさせられてしまいました.
冒頭、主人公=映画監督が、「脚本が出来ない…」とか悩み始めたアタリで、
「ヤバいなぁ…(ツマんなくなりそうだなぁ…?)」
と薄々,恐れ始めたら、…
「ウ〜ン、ヤッパリ(案の定?)、そう来たかぁ、…」
と先が読めてしまうカンジにて、
…終了.
自分の場合は、音楽好きなのが、幸いして、最後まで観れたけれど…
それなりの映画通で、
「あの映画の、あのシーンに似てるなぁ」だとか、
「あの女優さんはねぇ、〜…」
なんてウンチクでも語れる人じゃなきゃ、
劇中監督の"生みの苦しみ(?)"に付き合わされるだけで、
ストーリーを追うのは、楽しいとは、言い難く、キビしいから、
監督役のカレの
「ダラしないんだけど、ドコかシャレた(?)着こなし」だとか,
女優陣の
「ファッションのキラビやかさ」
なんかの方に興味をシフトすれば、通しでも、イケるんじゃないでしょうか?
とでも、言っときます.
「ヤッパリ(?)、映画の中で映画を語るのに、ロクなのは無いッ!」
と断定的にでは、ありますが、極私的には、思ってしまうのでありました.